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M-65 Field Jacket

【この記事の所要時間: 339秒】

ミリタリー小物は地味で無骨だけど丈夫で使い勝手が良いから好き。
特に衣類とバッグは普段でも結構使っている。

ミリタリー物の衣類では、MA-1(フライトジャケット)やM-51(フィールドコート)、M-65(フィールドジャケット)を昔から愛用してきた。
その中から、現在持っているM-65を簡単に紹介してみよう。

 

 

M-65 フィールドジャケット

オリーブドラブとカーキの二色。
サイズはどちらもSMALL-REGULAR…カーキの方はMEDIUM-REGULARも持っているが、自分には少々大きいため(本来の用途としてはこちらのほうが向いているが)実家に送っている。
このサイズは中に厚手のオープンシャツを着て程良く、着丈はヒップが半分程度隠れる感じかな。
腰と裾に紐(ドロウコード)が通っていて、絞ることでフィット感を調整出来る。 

 

 

官給品(2ndモデル)

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割と古い物だけど破れや解れ、目立つ汚れは無く、全体になかなか良い状態。
色落ちも良い感じになってきている。
生地はナイロンとコットンの混紡(比率は不明)。 

 

裏地はグレー…いわゆるグレーライニング(グレーライナー)。
極短い期間に・極一部の製造業者(1) で作られたM-65のみがこのグレーライニング仕様になっている。 
このグレーライニングは比較的弱い生地らしく、破れたり縫い目が解れ易いとのこと…手持ち品はノーダメージ。
更に青味掛かっているブルーグレーのライニングも有るとか。

 

袖の部分はベルクロ(マジックテープ、面ファスナー)で絞ることが出来る。
また、袖口には手の甲を覆う三角形の布が折り込まれている。

 

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前面と襟部分のジッパーはアルミ製(両方ともSCOVILL)。(2) 
アルミ製は腐食や駒抜けが起き易いためか、後継の3rdモデルでは真鍮製に変わっている。
手持ちの物は引き手に少々錆が見られるものの全体に綺麗で、駒抜けや前面ジッパー差し込み口の傷みは見られず、動きも滑らか。
立て襟で、マジックテープで前を留めることで保温性を高められる。
尚、襟から背中部分に掛けて簡易フードが内蔵されており、このジッパーを開けて引き出す。 

 

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襟下と脇腹辺りの二箇所にラベルが装着されている。
コントラクトナンバー『DSA 100-68-C-1974』の「68」は製造年(西暦)の下二桁…つまり1968年製。
実に50年近く前に作られたもの。
末尾の「1974」はシリアル番号。
一番下には製造業者名『ALPHA INDUSTRIES, INC.』が記されている。 

 

 

民生品(3rdモデル)

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市販品といっても色と生地が異なるだけで構造は全く同じ。
生地は「ナイロン:50%、コットン:50%」で、前述の官給品(2ndモデル)に比べて若干厚手に感じるけど、経年の違いかもしれない。 

 

ライニング(ライナー)は表地と同じカーキ。

 

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袖口をマジックテープで調節したり三角形の布が折り畳まれているのは同じ。
但し、2ndモデルでは袖の部分に付けられている三角形の別布が、3rdモデルでは省略されている。
この別布も割と傷み易い生地らしいが、 手持ち品は今のところノーダメージ。

 

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前面と襟のジッパーは真鍮製(両方ともSCOVILL)。(3) 
手持ち品はまだ余り馴染んでいないせいか少々固い感じ。
尚、後継の4thモデルではプラスティック製ジッパーに変わっており、過渡期には一方が真鍮製・もう一方がプラスティック製という複合タイプも見られる。
襟の構造は同じ。

 

ラベルは襟下の一枚にまとめられている。
民生用のためコントラクトナンバーの記載は無く、メーカーの一般向けタグが付いている。
製造業者は『ALPHA INDUSTRIES, INC.』でアメリカ製。(4) 

 

 

気軽に着られて、大きめの四つのポケットが使い易く、夏と真冬以外はほぼ常用している。
内側にキルティングライナーを装着すれば保温性が一気に上がり真冬でも実用になるが、SMALL-REGULARのサイズではタイトになり過ぎてちょっとキツいかな。
カーキ色の方は傍目には一般的なジャケットやハーフコートと大きく違わないため、通勤用に使う事もある。
 

  1. 軍用品は通常複数の製造業者から納入されている。 []
  2. 複数のメーカー製が採用されている。 []
  3. これも複数のメーカー製が採用されている。 []
  4. 最近はアジア製造にシフトしてしまっている。 []