オリンパスのフラッグシップ・ミラーレス一眼「OLYMPUS OM-D E-M1」と新レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」が本日発表されました。
予てから出るぞ出るぞと噂が有り、つい最近にはかなり完成度の高い製品画像(ボディ&レンズ)も出回ったこともあって、やっと正式発表されたか…というのが正直な気持ちですね。
いざ実機の発表を見て、事前の噂や画像がかなり正確だったことが判ります。
早速、写真・映像関係Webサイトの多くで特集ページを公開しています。
近々に発刊される専門誌でも大きく取り上げられているでしょう。
詳しくはそれらを見て戴くとして、自分が感じたことをつらつらと書いてみました。
尚、E-M5は「主力機」という位置付けで引き続き現役製品として並行販売されるとのこと。
デザイン
一番に目についたのがE-M5の直線的で平らな軍艦部と異なる撫で肩の形状。
一見すると他社デジタル一眼(レフ)カメラ風ですが、それほど丸味は帯びておらず特に違和感は無いですね。
むしろ軍艦部の上に所狭しと並んだボタンやダイアルが却ってクラシカルな印象を醸し出していて好みかな。
大きく張り出したグリップは適度な凹み形状になっていて握り易そう。
サイズ
パッと見てE-M5よりかなり大きく感じたが比べてみると…。
・E-M1 … 横130.4×縦93.5×奥行63.1mm
・E-M5&HLD-6(グリップのみ)… 横121×縦100×奥行60mm(実測)
実は横幅を除けばさほど差は無く、縦はE-M1の方が低い。
E-M5&HLD-6をバッグに収める際に気になっていたのが高さなので低くなるのは歓迎です。
奥行の差は恐らくグリップサイズですが、HLD-6のグリップでも若干小さく感じているので少し大きいくらいのほうがホールドし易くて良いかな。
特に大口径=重いレンズを装着した場合など。
スペック
多岐に渡って向上していますが、中でもEVFの大幅な改良とAFの高速・高精度化が魅力。
他にも、明るいレンズを活かせる1/8000秒高速メカシャッターや最近主流になってきたWi-Fi機能内蔵などE-M5で物足りなく感じていた部分がほぼ実現されています。
同時発表されたレンズも魅力的ですね。
12-40mm(50mm換算で24-80mm)は多用するレンジだし、通しでF2.8と明るく、また望遠端でレンズ先端から7cm/広角端でレンズ先端から9cmまで被写体に寄れるためマクロ撮影にも充分使えるでしょう。
早速オリンパス・オンラインショップで発売記念キャンペーンが行われている様子。
各種レンズとセットになった三種類のレンズキットセット(先着100セット限定)が用意され、いずれも単体購入より割安で三年間保証(通常一年+延長二年)が付いていてお得。(1)
更には、防塵・防滴フォーサーズアダプター「MMF-3」か32GB-SDHCが漏れなく貰えます。
ボディもレンズも非常に気になる存在。
現物に触れたら…まずいかも(笑
Twitterでも発表直後から多くのツイートが流れてきました。
多くは肯定的に見ていて、不満といえば「ちょっと高いぞ!」といったような金額的なもの。
今回「フォーサーズの終息宣言」的な発表も併せて行われたこともあってそれに絡めたツイートも多いですが、強い批判や悲観的な内容は殆ど見掛けなかったですね。
- 分割払いの場合は分割手数料無料。 [↩]