パソコンなる物に初めて触れてから幾星霜…実に数多くのパソコンを使ってきた。
古い機種は殆ど手放してしまったけれど、今も大切に持っている物が幾つかある。
その殆どがサブノートPCで、用途は限られるけれども今も時々使っている。
ThinkPad 240Z(2609-82J)
・CPU:Mobile PentiumIII 600MHz
・RAM:128MB⇒256MBへ増設
・HDD:20GB⇒32GBのSSDへ換装
購入したのは確か2001年末頃。
同年半ばに販売終了していたが、あちこち探し回って(1) 秋葉原のとある問屋系のショップで新品を見つけて購入した。(2)
最近のノートPCと比べても引けをとらない軽量コンパクトで普段から持ち回り、帰省時はもちろん出張時や職場での作業でも随分活躍してくれた。
US版キーボードに換装。
当時、ThinkPadはパーツ番号さえ判ればIBMから直接パーツを購入することが出来、販売終了した機種であっても在庫が有れば入手可能だった。
このUS版キーボードもパーツとして取り寄せて交換したものだが、その時点で本体は既に販売終了になっていたが普通に入手出来たし、数年後にキートップのテカリが目立つようになった際にもまだ入手可能だった。(3)
余談だが、購入当初から画面中央に縦に繋がったドット抜け(常時黒色×2ドット)が有り実に気になっていた。
当時は液晶パネルのドット抜けは有るのが普通で無ければ大当たり。
ダメ元でIBMへ相談したところ、目立つ場所(画面真ん中)だし大きいから(複数ドット連続)…ということで無償交換して頂けた。
交換したパネルにドット抜けが有っても再交換は出来ないとのことだったが、幸いにドット抜けは皆無。
OSはWindows2000 Professional SP4。
軽くて操作系が判りやすい…XPと並んで歴代Windowsの中で最も気に入っている。
この機種はHDDへのアクセスが容易なのでSSD化も非常に簡単だった。
レガシーI/F完備で特にシリアルポートが有るので、職場にも持ち込んで開発や評価の作業に多用した。
今は自宅でルーターのセットアップ時にコンソールとして便利に使っている。(4)
内蔵のEthernet(10/100Base-T)/モデム Mini-PCIコンボカードをWi-Fiタイプ(Intel PRO Wireless LAN 2915ABG Network Connection)に換装している。
この機種では半ば定番になっている改造だが、使用するMini-PCIカードによっては(同じ型番であっても)一部削らないと収まらないが、幸いに自分が購入したカードはそのままで全く無理無く装着出来た。
接続アプリはBUFFALOの物(クライアントマネージャー3 Ver.2)を流用。
VAIO-U101(PCG-U101/P)
・CPU:Mobile Celeron 600MHz
・RAM:512MB⇒1GBへ換装
・HDD:30GB⇒64GBのSSDへ換装
購入したのは2003年5月。
発表時点で即欲しくなって、SonyStyleでの予約開始と同時にポチった。
当時、2chの関連スレで予約から発売、配送までリアルタイムで実況していて、到着報告を見ながら配達が待ち遠しかったな。
結構暑い日で、届いたU101/Pもほんのり温かかった覚えが有る。
上の写真は、当時一部で流行っていたボディスーツ(本革製)を装着している。
尚、画面が少々暗く見えるのは純正のプライバシーフィルターを装着しているため。
発売から一ヶ月ほど経ってUS版キーボードへの換装サービス(有償)が始まったので早速申し込んだ。
自宅までU101/Pを引き取りに来てキーボードを換装後に宅配便送付される流れだったが、送ってから僅か中一日で戻ってきて随分早いと感心したよ。
US版キーボードではスペースキーの幅とボディ前面の凹みの幅が一緒なので、デザイン的にスッキリするね。
SONY版トラックポイントの「マルチポインタ」。
長年の使用で禿げちょろけになってしまったが、頭頂部が僅かに残っているためとりあえず実用上は問題無し。
本家トラックポイント(IBM)のドームタイプキャップが流用出来るらしいが、若干引っ掛かるという報告も有り。
ポインタ周囲のカーソルキー(ボタン)は位置的に変則的だしクリックがやや固いので、キー配置変換アプリを使ってキーボード右下隅の「使用頻度が低い」キー群にカーソル移動を割り当てている。
OSはXP Professional SP3。
当時、SP3を適用すると起動不可になるとの報告も有り、適用にはかなり躊躇したものの、幸いに問題は起きなかった。
ボディスーツを装着すると本体後部とボディスーツの間に少しスペースが出来る。
そのスペースを利用して小型のBluetooth-USBドングルを常時装着している。(5)
U101にはBluetoothドングルを本体に内蔵するという改造ネタがあるが、難易度が高いためお手軽に常時装着出来る方法として試してみたらなかなか良い感じなので、以来そのまま使い続けている。
PCカードスロット(左側面)とMSカードスロット(前面)を使って、SSDへの書き込みアクセス低下のための待避領域を作っている。
PCカードスロットにはCF⇒TypeⅡアダプタを使って8GBのCFカードを常時装着し、キャッシュ領域として使用。
MSカードスロットにはmicroSD⇒MS-DuoアダプタとMS-Duo⇒MSアダプタを使って8GBのmicroSDカードを常時装着し、テンポラリ領域として使用。
PowerBookG4/12(M9691J/A)
・CPU:PowerPC G4 1.5GHz
・RAM:512MB⇒1.25GBへ増設
・HDD:80GB⇒320GBへ換装
購入したのは2005年半ば。
当時メインで使用していたのがPowerMacG4で、モバイルでもMacを使いたい…と買ったもの。
実は、PowerBook自体は100、180c、2400c/240を使ってきたものの、2400cをこの数年前に手放してからはノートタイプのMacを持っていなかった。(6)
もちろんUS版キーボード。
PBG4/12はパームレスト周辺が結構温かくなるため、緩和するためにシートを貼っている。
OSは10.5.8(Leopard)。
PowerPC Macで使用出来る最終のOSXだと思う。
Virtual PC経由でWindows2000 Professionalが起動する。
体感的にはThinkPad240Zの方が軽いかな。
ただでさえ重い(2.09Kg)PowerBookG4/12にジュラルミン製の鎧(シムラ製メタルジャケット PowerGuardG4 / MoonLightModel 上下で約340g)を装着しているけど…当時はコレを普通に持ち回っていたんだよなぁ。
最近の主な用途はDVDプレーヤー代わり…ディスプレイの発色(コントラスト?)が良いので見易い。
Macとして使うのなら軽量で(PowerBookG4/12に比べれば)格段に速いMacBookAir/11が有るからね。
SSDへの換装も考えたけれど、そこまで需要無いし開腹の手間もあって見送った。
底面にはバッテリーの残容量インジケーター(5段階)が有り、起動状態に関わらずボタンを押せば残容量の確認が出来る。
さて、十年選手の彼ら、これからもまだまだ頑張って欲しいね。