さて、唐突だけどもiPad mini 2からiPad mini 4へ買い換えて一ヶ月ほど経った。
実のところ
4が発表された時には「これが最後のiPad miniになるかも!?」という噂もあって、このサイズがベスト!(同様にiPhoneも5Sのサイズがベスト!)だと考えている自分は発売されたら直ぐにでも買う気になっていたのだが、いざ発売されるとそんな噂はどこへやら。
終息も継続もハッキリした話が出てこないため「それなら終息が決まった時にまた考えればいいや」と見送った次第。
正直なところiPad mini 2で特に不満は無かったしね。
最新のiOS9でも遅さは全く感じていなかったし指紋認証の必要性も殆ど感じていなかった。
そんなわけで、いざ発売されても気にも留めず、最近に至るまで欲しいという気持ちも特に湧かず。
なのに
突然買い換えを決めた理由は…ズバリ、単独でインターネットアクセスをしたくなったから。
iPad mini初代を買った時はiPhoneでテザリングをするからWi-Fiモデルで十分…と言いつつ直後にモバイルWi-Fiルータ(この時はLTE)を導入したし、iPad mini 2を使っていた頃にはモバイルWi-Fiルータ(UQ WiMAXへ移行)ですら個別に持ち回ることと電源を入れていなかった際の起動が手間に感じて、持ち回る頻度が大幅に下がっていた。
セルラーモデルならiPad mini単独でいつでもどこでも手間も掛からずにネットアクセスが出来る…そう、これが最大の理由。
必要性を特に感じていなかった指紋認証についても、常用アプリの幾つかが指紋認証に対応するようになり、iPhone5sでその恩恵を感じていたのでiPad miniでも是非に…と。
どれを買うか
AppleStoreでSIMフリーモデルを買うか各キャリアから買うか?
以前と違ってSIMフリーモデルへの拘りは無いため、割安なキャリアモデルを選択。
キャリアモデルでもSIMロックの解除が可能だしね。
二年縛りを我慢すれば購入額が殆ど無料になるのも魅力。
今まで手にしてきた携帯電話、スマートホン、タブレット、ノートPCはいずれも二年以上使っているので縛り期間は気にならない。
どのキャリアにするか?
迷うこと無くiPhone5Sで使っているドコモを選択。
長年(そろそろ20年)ドコモを使ってきて、同じキャリアならサービス体系が判りやすく継続割り引きもあるから。
iPhone5Sに紐付ける形で「2台目プラス」を適用し、パケットパックも今までiPhone5Sでは「Sパック(2GB)」だったものを「Mパック(5GB)のシェア対応」へ変更した。
月々の料金は以前に比べて千数百円の増額のみ。
パケットパックについては、iPhone5Sだけの頃は月平均で1GBも使わなかったので、iPad mini 4で使用量が増えても5GB有れば十分かな。
足りなくなればその都度簡単に1GB/千円(税抜き)で一時的に追加出来るし余れば翌月への繰り越しも有る。
ちなみに、iPad mini 4を使い始めてから今日まで一ヶ月間の総使用量(iPhone5S分も含む)は2GB未満。
セットアップや各種アプリの追加更新など普段よりも使用率が高かったことを考えれば思ったほど使っていない。
いざ購入
購入はドコモのオンラインショップ…全てWeb上で手続き、身分証明書はコピーを郵送する他にデジカメやスキャナで取り込んだファイルをWebフォームから送付しても良い。
納期は約10日…きっちり10日目に届いた。
カラーとメモリ容量は2と同じ、スペースグレーの128GBモデル。
欲しかった蓋付きカバーが黒色なので合わせたかったのと、黒色ベゼルは画面が締まって見えるのが好み。
容量は…2が128GBモデルで半分近く使っていることを考えて128GB一択。
そして移行
2から4への移行はMacBookAir/11のiTunesでバックアップ⇒リストア。
移行そのものは初代から2へ移行した際と同じ手順なので特に戸惑うこともなく完了。
また、移行前に2で全てのアップデートを実施していたためアプリの更新も必要無かった。
そして自宅のWi-Fiへの接続も滞りなく。
自宅で初の802.11ac搭載機…先日新調したNETGEAR Nighthawk X6 R8000をようやく活かせる。
その後いよいよ開通だけど…ドコモのWebサイトから手続き出来なかったため、翌日の営業開始を待って電話で手続きした。
担当者曰く、契約形態(2台目プラス?シェア?)によってはWebからの手続きが出来ないそうな。 手続き完了後10分ほど待ってiPad mini 4を再起動したら、左上に「LTE」が表示されるようになりインターネットへのアクセスもOK。
使用感
そんなわけでiPad mini 4を一ヶ月ほど使ってみた感想。
体感速度、サイズ
2に比べて速くなったと言われる処理や描画については「それほどでも無いかな」というのが正直な印象。
高負荷のMMORPG(長らく放置していたアヴァベルオンライン…まだアカウントが生きてた)でも高速化は実感出来ず…というかむしろ遅くなったように感じられたけど、もしかするとアヴァベルのアップデートによる弊害かも。(1)
本体の薄さや軽さについてもiPad mini 2(単体)との比較は「そんなものかな」という程度…iPad mini 2には厚さと重さが倍増するようなハードケースを装着していたから単体での差なんて微々たるものだよ(笑
画面表示、操作感覚
画面は以前店頭展示品で見比べた際にも感じたことだけど、明らかに鮮やかになったね。
接触面と描画面の間に挟まる層が減ったことで「一皮剥けた」感じだし、操作時にも「対象に直接触れている」感覚が増した。
そして何よりも指紋認証の便利さとセルラーならではの単独通信の手軽さ。
手にとってカバーを開きホームボタンに触れるだけで即使用可能になり、ネットアクセスも出来る。
iOS9の新機能
iOS9で新たに実装された「Slide Over」と「Split View」の便利さを実感。
書き物をする際に調べ物をしたり、ログインパスワードの入力時にパスワード管理アプリで確認するなど、もはや欠かせない機能だ。
Slide OverはiPad mini 2でも使用出来るようだが、一度も試したことが無かった。
オプション品
保護ガラス
液晶保護ガラスは特にコレといった候補は無く、iPad mini 4に対応していて、縁が丸められていて(ラウンドエッジ)、強度(9H以上)と薄さ(0.3mm以下)を両立している物…という条件で探した。
Amazonで幾つか調べてユーザー評価の高い「Dolphin47 Edge 日本製素材使用 厚さ0.26mm 硬度9H 液晶保護ガラス」を選択。
評判通り簡単に装着出来たけど…貼り終える瞬間にどこからともかく舞ってきた埃が一箇所入ってしまったのが惜しい。
まぁ、気にしても仕方がない。
カバー
iPad mini 2ではBluetoothキーボード内蔵のハードカバー(ClamCase Pro)を使っていて、頑丈なのは良いものの重さと厚さがiPad mini単体の倍以上になる上に外部キーボードの需要が思ったほど無かったため、iPad mini 4では一般的なカバーに変更。(2)
実はiPad mini初代と2でも最初は似たようなカバーを使っていたんだよね。(3)
(via;[iPad] キーボード一体型ケース … ClamCase Pro for iPad mini【購入編】
(via;[iPad] キーボード一体型ケース … ClamCase Pro for iPad mini【使用編】
今回購入したカバー「TUNEWEAR CarbonLook SHELL with Front cover for iPad mini 4」は、ポリカーボネート製のベース部分にiPad miniを嵌め込むことで底面と側面を被い、蓋は三つ折りになってスタンド代わりになる作り。
蓋の内側には起毛素材が張られていてディスプレイに優しい。
そして前面と背面にはカーボン風素材が貼られている。(4)
簡易スタンドは二段階の角度に調整可。
こうして開いた際に蓋部分がiPad miniの裏側に張り付かないため、パタパタして結構邪魔かも。
以前、初代と2で使っていた同様のカバーでは裏側に張り付いて使い勝手が良かった。
外付けキーボード
その代わり、iPhone5Sと併用するつもりでマイクロソフトの「Universal Foldable Keyboard」(折り畳みキーボード)を買ってみた。
折り畳むとほぼCDケースサイズというコンパクトさ、開くと十分なピッチが確保されて打鍵し易いキーボード。 iOS/Android/Windowsに対応、二つの機器とペアリング出来てキーを押すだけで簡単に切り替えられる。
もちろんUS版…並行輸入品で、自分が買った時にはAmazonでJP版よりも安かった。
かなり評判の良いキーボードだし、キータッチは自分好みで良好なんだけども…中央が広く開いているためレイアウトが変則で自分的には今一つ使い難いかな。
それにiPad miniの場合はソフトキーボードの使い勝手が良いのでこの折り畳みキーボードの出番はあまり無さそう。
しかも現状では外部キーボードでATOKを使えないしね。(5)
そして
今は通勤のお供はもちろん、職場内でも打ち合わせ等で持ち回って活用している。
単独でインターネットアクセス出来るので、モバイルWi-FiルータはもちろんiPhone5Sすら自席(バッグ内)に置いたままのことが少なくない。
IP電話アプリを入れて電話としても使えるようにしてみようか。(6)
尚、今後はMacBookAir/11でのインターネットアクセスもiPhone5s/iPad mini 4でのテザリングを利用し、モバイルWi-Fiルータは解約する方向で検討している。
最近のモバイルWi-Fiルータの使用は帰省時くらいで、他の時期には殆ど使わず実に勿体無い。
また、最大の用途でもあるロケフリ視聴を以前ほどしなくなったため、高速&帯域フリーな手段が必須では無くなってきた。
よほど大容量のアクセスをしなければBluetooth経由のテザリングで十分。 Bluetooth接続ならバッテリーの持ちも良いしね。