通勤路のほぼ2/3は川沿い(土手道と河川敷が半々)で、これからの時期は帰宅時には既に暗い。
街灯などは全く無く、周囲も住宅地のため低い建物が多く、明かりは殆ど届かない状況。
河川敷ともなると土手に遮られて僅かな明かりも届かずほぼ真っ暗。
土手道には柵など無く、河川敷も一部舗装が荒れている場所が有り、こんな道だけどジョギングや犬の散歩、自転車が割りと居て、中には無灯火も(自転車でさえ)…。
自分の身を守るために足元を照らし、更に周囲に対して存在を知らせたいと思い、照明を持ち回ることにした。
選定条件は、小型軽量で雨や万一の落下にも強い頑丈なLEDライト。
明るさは、足元から10mほどまでを照らして最大でも20mほどまで届けば良し…余り明るいと対向者が眩しくて却って迷惑になるだろうしね。
また、片手を塞がないようにバックパックなどへの装着が容易で、可能ならヘッドライトとしても使えれば便利かな。
それらの条件で選んだのがこの STREAMLIGHT SIDEWINDER COMPACT II(083MC)。
ネットで見つけて一目惚れだったね。
開封
軍用品(米軍納入品)ということで無駄を排した梱包。
本体と付属品、マニュアル…今回は日本国内の正規輸入代理店からの購入なので、他に日本語マニュアルと代理店保障が付いている。(1)
上:ヘッドライト用ベルト
下左:本体
下中:ヘルメット装着用アダプタ
下右:リチウム電池(CR123A)
本体のサイズは、長76×幅52×奥行27mm・重量約68g(電池含まず)。
ポリマー樹脂製で、前面(照明面)のシールドはポリカーボネート樹脂製。
MIL SPECの防水性を有する…とのこと。
外観
発光面
一際大きいのが白色発光…高輝度のC4パワーLEDで最大55ルーメン(CR123A使用時。単三アルカリ乾電池使用時は最大47ルーメン)の明るさ。
右隣に三つ並んだLEDは上から、赤色発光/赤外線発光/青色発光。
またその右隣には簡単な使用説明が記載されている。
発光モード切り替え
この黒いノブを引っ張って回し、発光モード(W:白色、R:赤色、B:青色、IR:赤外線)を切り替える。
中央を押すと点灯/再度押すと消灯し、点灯時に続けて長押ししていると明るさが四段階に変化する。
このLEDライトにはミリタリーモデル(今回購入した方)とタクティカルモデルの二種類有り、この明るさの変化に違いがある。
・ミリタリーモデル … 電源投入時は最小の明るさで点灯し、長押しで徐々に明るくなる。
・タクティカルモデル … 電源投入時は最大の明るさで点灯し、長押しで徐々に暗くなる。
また、消灯時に二度押しして点灯すると点滅発光する。
赤外線発光時は裸眼では視認出来ないため、点灯したままでのバッテリー浪費を避けるためにノブに突起を設けて手探りでも確認出来るようになっている。
バッテリーケース
発光モード切り替えノブの反対側にバッテリーケースの蓋が有り、回して開け閉めする。
紛失を避けるため蓋はゴムで本体と繋がっている。
本ライトはリチウム電池(CR123A)と単三アルカリ乾電池に対応しているが、この二つを比べてみると長さと太さがこれくらい違う。
その異なる二種類の電池にどの様に対応しているのだろうか?
バッテリーケースの奥にある+側端子の中央部が、単三乾電池の太さ分スプリングで押し下げられるようになっている。
これでCR123Aより長い分を吸収し、更にCR123Aより細い単三乾電池を保持出来る。
クリップ
発光面の反対側には金属製のクリップが有り、ベルトや帽子の鍔などに装着出来る。
発光
白色
赤色
暗い場所で例えば地図などを確認する際に用いる。
白色発光だと消灯した際に暫く(短い時間だが)周囲が以前より暗く感じてしまうが、赤色発光ではそれが起こりにくいという。
青色
信号用かな…用途が思い浮かばず。
赤外線
目視では見えないが暗視装置で確認出来ることから味方の識別に使われるとか。
ただ、今は暗視装置や赤外線発光器の入手が容易なので、厳密な意味での敵味方識別にはならないかも。
赤外線発光は裸眼では見えないしデジカメでも確認出来ないケースが多いが、OLYMPUS TG-4ではこの通り薄紫色の発光が確認出来る。
また、iPhone5Sもインカメラ(前面側)では確認・撮影が可能だったが、アウトカメラ(背面側)では不可だった。
ちなみに、これらは全て最小の明るさでの撮影。
装着
胸元
背面のクリップでバックパックのチェストベルトに装着。
上下の角度調整は出来ないが、路面の照射範囲は足元2mほどから20m弱で足元3mくらいの距離で横は1.5車線幅分くらいのワイド…実際に歩いてみて程良い感じ。
ヘッドライト
付属のベルトにクリップで装着。
ほぼ真上/真下に照射角度を調整出来る。
クリック感は無いが程良い固さで、スムーズに調整出来て勝手に下がってくることも無い。
ヘルメット装着
付属のアダプタをヘルメットに固定し、LEDライト背面クリップの開口部を使って装着する。
対象のヘルメットはたぶん一部の軍用品のみで、バイク用ヘルメットの装着は無理そう。
感想
会社からの帰宅で数回使ってみて、上に書いた通り照射範囲がほど良く、全体的な使い勝手も文句無し。
軍用ならではの頑丈さ、単三乾電池一本だけで良いという入手性の良さとランニングコストの安さがいい。
もう一つ買ってクロスカブに常備しておこうか…とか思ったり。
実はヘッドライトなら既に一個持っていて、これもかなり高機能でお気に入り。
但し、ヘッドライトとして頭に装着する使い方がメインなので(2) 、今回の用途では少々物足りないかな。
(via;ヘッドライト新調 … ブラックダイヤモンド スポット