RYO.NET 20周年♪

【この記事の所要時間: 74秒】

このブログのドメイン【ryo.net】を取得し自分のサイトで使い始めたのは1998年(1) …つまり今年でドメイン年齢が満20歳になる。

由来は本名(下の名前)から。

 

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軽く振り返り

プロバイダ利用期(1996年〜2002年)

初めてWebサイトを立ち上げたのはドメイン取得の二年ほど前(1996年)、当時利用していたプロバイダ(リムネット)内での運用だった。

主なコンテンツは公私共々欠かせないツールとして愛用していた携帯端末【hp】200LX関連…アプリ、書籍、使いこなし、カスタマイズ、周辺機器や使えるアイテムの紹介など我ながらかなり拘っていた。(2)
それと今も愛用している自転車BD-1 ti(2001年モデル)関連…カスタマイズや各種アイテム紹介、散歩/ツーリング記録などいろいろと…こちら結構拘って作っていたな。
他には日記的なコンテンツもあり、これが今のブログにも繋がっている。(後述)

その後、独自ドメイン(ryo.net)を取得したが、サイトは引き続きプロバイダを利用しURL転送していた。
ちなみに、当時は今のような国内での取得代行が無く、海外のレジストラ(NETWORK SOLUTIONS) で取得した。(3)

 

自宅サーバ運用期(2002年〜2013年)

AppleのPowerMac G4 Cubeで自宅サーバを構築したのが2002年頃。
プロバイダのサイトはとりあえず残していたが、URL転送を止めて、コンテンツをプロバイダのサイトから全て引き継いだ自宅サーバで【ryo.net】を使用し始めた。
MovableTypeを自ら導入(日本語化、カスタマイズ)してブログなるものを始めたのもこの頃のこと。
今のようなブログメインの構成ではなくコンテンツの一部としての位置付けだった。

Webサイト名はプロバイダ運用時から引き続き「PROTEUS SPACE」。
その中の日記的なコンテンツのタイトルが「PROTEUS’s MONOLOGUE」だったので、自宅サーバ移行後にブログを開設した際、短縮形の「PRO’LOGUE」に決めたという流れ。
prologueが『序幕、序詞』という意味なので、これから何かを始めようという気分にもピッタリだった。

ちなみに「PROTEUS」の由来は、ジェームズ・P・ホーガン氏の小説「プロテウス・オペレーション」。
同書で知った「Proteus」という言葉を調べてみて、ギリシャ神話の『変幻自在な姿と予言力とをもった海神』の他に『 (姿・性質などの)変わりやすいもの(人)、 気まぐれ者』という意味が妙に気に入ってね。

この自宅サーバでの運用は十年以上続いたものの、機器の不調に伴い今のレンタルサーバ環境へ移行し、2013年ついにバックアップデータの破損による復旧不能に陥って運用を停止した。

実はこの自宅サーバ運用に合わせて、2002年にもう一つの独自ドメイン(proteus.jp)を取得している。
こちらも16周年になるが、現在は自宅内のクローズドな環境へのアクセスに使用。

 

レンタルサーバ運用期(2013年〜)

自宅サーバの不調が現われだした頃、新たなサーバを構築するかレンタルサーバへ移行するか、しばし悩んで管理が容易で確実な後者に決定。
自宅運用はシステムのメンテナンス(アップデート等)以外にも、騒音/発熱/停電対策やバックアップ対応などが結構大変だと痛感していたからだ。

併せて、独自ドメインの管理もレンタルサーバ系列のドメイン取得会社へ移行したので、サイトと併せて継続手続きなどがし易くなった。
継続忘れでドメイン失効にでもなったら哀しすぎるからね…。(4)

先代ブログからコンテンツの引き継ぎが一切出来なかったので一からのスタートになったが(5) 、今年で無事5周年を迎えることが出来た。
今後の目標は記事の投稿頻度をもう少し高めることかな…もちろん質も。
最近こそ毎週投稿しているものの、月に一度どころか数ヶ月に一度なんてこともザラだし。

こちらではバイク(クロスカブ)や写真(X-Pro2)それとアウトドア小物のネタが多めだけど、何かに特化しているわけではなく全体的には雑記ブログ…でもそれがいい…目指すところは自分自身の覚え書き・ライフログなのだから。

 

 

ブログ弄り

さて、ドメイン取得20周年だからというわけでもないけど、以前から気になっていたブログの見易さと表示速度の向上に取り掛かることにした。

 

コンテンツとプラグインの見直し

サイドバーとフッターサイドバー内の表示(ウィジェット)を整理してシンプルにし、色やデザインの統一性を意識した結果、割と見易くなったかな。
また、この表示の見直しに伴ってプラグインも統廃合した。
古くて更新が止まっているものや自ら改変したため容易に更新出来ないものを除外することで信頼性も増したと思う。

 

PHPのバージョンアップ

サーバで使用しているPHPのバージョンを7.xにすると顕著な速度向上が期待出来るらしい。
使用しているPHPのバージョンを調べると5.3とかなり古く、しかも遅いCGI版(他にモジュール版があり、こちらの方が高速)。

PHPのバージョンアップはレンタルサーバの管理画面から簡単に出来て速やかに反映される。
ただ、5.xから7.xへ上げるとWordpressのテーマやプラグインが使えなくなったり挙動が変わる恐れもあるとのこと。
事前に【PHP Compatibility Checker】というプラグインで互換性をチェックしたところ、幾つかのプラグインが互換性無し。
いずれも前述のプラグイン見直しをクリアしてきたもので現時点では外せないため、PHP 7.xへのバージョンアップは当分保留することにした。

ただ流石に5.3CGI版は古い&遅いので5.6モジュール版へ更新。
この効果はかなり大きく、体感でも明らかどころか吃驚びっくりするほど速くなった。

 

常時SSL化

Googleに踊らされるのは癪だけど、ブラウザ(Chrome)のURL欄に表示される「保護されていない…云々」が気に障るのでSSL化することにした。

SSL化といえば「利用手続きが大変・費用が高い・移行作業が面倒」という印象だったが、最近は格安レンタルサーバでも無料で独自SSLを利用出来、移行作業も比較的容易になってきた様子。
久しぶりにブログ弄り熱が高まっているついでにやってみるか。

レンタルサーバでの独自SSL利用は管理画面から有効(利用開始)に設定するだけ。
この辺りは利用しているレンタルサーバによって多少異なると思うが、幾つか調べてみた感じではどこもさほど難しくは無い様子。

暫く待って(自分の場合は10分程度)、設定が反映されたらいよいよ作業開始。
WordPress内の設定、内部リンク(主に画像ファイル)のURL変更(http⇒https)、リダイレクトの設定(.htaccessファイル)。
事前にコンテンツやプラグインの見直しをしていたおかげもあってか大きなトラブルは無かったが、Googleフォントの読み込みが上手くいかなかったのでテーマの一部修正が必要だった。

レンタルサーバでの独自SSL利用手続きからトータル小一時間ほどでサイト全体の常時SSL化を完了することが出来た。
これでもう「保護されていない」なんて言わせないぞ!(笑)

 

ついでに

GoogleアナリスティクスとGoogleサーチコンソールに登録。
この辺りはさっぱり無頓着で自宅サーバ運用時から一切お構い無しだった。
サーチエンジンが勝手に拾ってくれるからそれでいいかな…と(笑

 

[important]常時SSL化とGoogleアナリスティクス/サーチコンソールへの登録については、とても判りやすく詳細に解説している記事が数多く有り、大変参考になりました。 先達の方々に大感謝です。[/important]

  1. ちなみに前所有者は無く新規取得。ブラックリストや要注意リストにも挙がっていなくて健全だよ。 []
  2. 当時のモバイル系雑誌に写真入りで大きく掲載されたこともあったなぁ…。 []
  3. (日本国内では)あまり評判が良くないようだけど、その後の国内のレジストラへの移管もスムーズに出来た記憶有り。 []
  4. 三文字の意味ある文字列しかも名前と一致なんて手放したら二度と取れる気がしない。 []
  5. 極一部、ローカル保存していた記事を再掲載している。 []

小分け携帯燃料ボトル

【この記事の所要時間: 32秒】

湯沸かしセットに欠かせないのが水と燃料(アルコール)。
水は通常の水筒が使えるし現地調達(コンビニや自販機、所によっては湧き水)でも賄える。
燃料は基本的に持参になるが、専用ボトルを持っているもののちょっと使うには大きな容量の物ばかり。
また、アルコールストーブの場合は基本的に自然消火までの使い切りになるため、効率を考えれば適量を使いたい。

アルコールを入れられて、携帯性が良く、計量がし易いか使い切りの程良い容量の容器を探して見つけたのが、飲用アルコール(要するに酒)を持ち回る小型のフラスコ/スキットル。

 

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ステンレス製のヒップフラスコ(キーリング付き)。
Amazonで見つけた物で、一個300円未満(送料無料)と激安だが中国から発送のため届くまで二週間ほど掛かった。

 

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サイズは幅40×高43×厚20mm(突出部を除く)。
ジッポライターとほぼ同程度の大きさ。
側面はヘアライン仕上げ、上下面はポリッシュ仕上げになっている。

 

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内容量は1OZ(≒30ml)。
アルコールストーブでほったらかし炊飯をする際に使うアルコール量は30ml(燃焼時間は約15〜16分)なので、ちょうど使い切ることが出来る。(1) 
ちなみに、湯沸かし(コーヒーやカップ麺用に300〜400mlほど)ではアルコールの使用量は10〜15ml。
(via;メスティンとアルコールストーブでほったらかし炊飯

 

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キャップも金属製でネジ込み式。

 

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元々アルコール(酒)を入れて持ち回る容器なので漏れの心配は少ないと思うけれど、念のためネジ込み部分に手持ちのOリングを嵌めておく。
使用したOリングは外径10mm×内径8mm×線径1mm…一回り小さい方が良いかも。

 

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湯沸かしセットと一緒に。
(via;湯沸かしセット … 3セット目

 

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トランギア・メスティンの中に湯沸かしセットとボトルを入れた様子。
燃料は約90ml(炊飯三回分)、あと1〜2個は入りそう。
実際に使う際には、メスティン内部への傷付き防止や万が一アルコール(毒性)が漏れた場合に備えて密封袋に入れておく。
(via;NSメスティン新調

 

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燃料用アルコール、トランギア・アルコールボトル、小型ボトル(計量目盛付き)

 

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燃料用ボトルから移す際にはシリンジ(注入型計量容器)を使う。
ただ、このシリンジは本体が太く先端が短いため、ボトルから直接吸い上げるのが難しい。
先端に何か延長ノズルになる物(ストロー的な?)を取り付ければいいかな。

 

 

 

  1. 気温や風の状況に依るため、あくまでも参考値。 []

お出掛け珈琲セット

【この記事の所要時間: 620秒】

コンパクトな湯沸かしセットを組んだので出先でも淹れ立ての珈琲を飲める。
でも、せっかくなのでドリップ珈琲を飲みたい。
携帯用ドリッパーはコーヒーバネットを持っているが、これもコンパクト湯沸かしセット(初代)と一緒に実家置きしているため、二代目を組むことにした。
(via;湯沸かしセット … 3セット目

 

 

珈琲セット

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全部纏めてスノーピークの600mlマグカップ一個に収まるコンパクトさ。

 

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構成品

・チタンマグカップ(スノーピーク SP600 シングルウォール)…ケトル用
・チタンマグカップ(スノーピーク SP450 シングルウォール)…カップ用
・チタンカップ蓋(T’s-Stove SP600シングルウォール用注ぎ口付き
・ドリッパーセット(T’s-Stove UL Cafe Set
・メッシュポーチ(スノーピーク SP600付属品)

カップ用は保温性を考えるとダブルウォールの方が良いのだが、残念ながらドリッパーセットを収納出来ない。
まぁ、シングルウォールなら直接火に掛けられるのでクッカーとしても活用出来るかな。

ところで、最近のスノーピークのマグカップにはメッシュポーチが付属しなくなったのだろうか?
このSP600と一緒に購入したSP300にはそれぞれ付属していたが、モデルチェンジ(ロゴが変わった)後に購入したSP450には付属していなかった。

 

UL Cafe Set

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蓋付きプラカップの中に下記三点がセットになっている。
・チタン製ドリッパー
・チタン製丸棒
・ペーパーフィルター
そして別途用意した珈琲。

 

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組み立てた様子。
ドリッパーに開けられている穴に丸棒を挿してカップに載せ、ペーパーフィルターをセットする。

 

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適合するペーパーフィルターはカリタのウェーブフィルター155。
お弁当のオカズ入れみたいな形だが、この周囲のウェーブ形状が良いらしい。

 

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5枚付属しているが、補充用に別途購入(Amazonでも扱っている)。
購入した物は生成色きなりいろではなく白色。

 

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プラカップ内の空きスペースに珈琲粉(別途挽くなら豆でも良し)が収まる。
この容量で約50〜60g…珈琲5〜6杯分になる。

 

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プラケースはSP450(シングルウォール)内にスッポリ収まり、付属の蓋もきっちり被せることが出来る。

 

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しかもこの蓋の外周はSP600(シングルウォール)の内側にジャストフィット。
つまり、スタックしたSP450とSP600が触れ合うことが無くなり、傷付きやガチャガチャ音を避けられる。

 

注ぎ口付きチタン蓋

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SP600をドリップ用ケトルとして使うには注ぎ口が欲しい。
というわけで、T’s-Stoveでちょうど良い蓋(しかもチタン製)を見つけて早速購入。
つまみはチタン丸棒にシリコンチューブが被せられていて、湯が沸いた状態でも素手で持つことが出来る。

 

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つまみにはポリカーボネート樹脂製のナットとボルトが使われている。
このナットが厚くて、ドリッパーセットを収納した状態では半分ほど浮いた状態になる。
まぁ、メッシュポーチに入れておけば外れて落ちることは無い。

 

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当然ながらジャストフィット。
実際に使ってみて、懸念していたカップの縁と蓋の隙間からの水(湯)垂れは全く無かった。
ドリッパーに注ぐのはチタンケトルの方が流石に専門職だけあって得意だけど、こちらもなかなか使い易い。
(via;チタンケトル発掘

 

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ハンドルにはチタンケトルと同じくフッ素ゴムチューブを被せている。
但し、こちらのハンドルは線材の径が一回り太いため、チューブも一段階太い内径φ4mm/外径φ6mmの物を使用。
SP450にも被せてみたけど…SP600内に入らなくなってしまったためやむを得ず外した。
直接火に掛けるケトルほどには熱くならないから無くても素手で持てる。

 

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ポケットストーブ(中はアルコールストーブ)に載せた様子。

 

 

Super Low Ti Table

上の写真で下に敷いている金属板は…。

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T’s-Stove Super Low Ti Table

チタンの一枚板で作られた超軽量コンパクトなミニ(マイクロ?)テーブル。
サイズは100×200×8.5mm、板厚0.8mm。
板厚は比較的薄いが、SP600に400mlほどの水を入れてポケットストーブ(&アルコールストーブ)に載せた状態で僅かに撓む程度。

 

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600mlと450mlのマグカップを置くとこんな感じ。
テーブルというよりもトレーに近いけれど、不整地で最低限の平坦面を確保するには必要充分なサイズ。
カップの底が汚れるのも避けられる。

 

 

珈琲ミル

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かなり永く愛用しているポーレックス コーヒーミル。
着脱式のハンドルは他社製のグリップバンドで固定。
最近は更に携行し易いコンパクトサイズ(径は同じで背が低い)も出ていて、こちらには標準でグリップバンドが付属している。

 

 

 

徒然に思うこと

コーヒーバネットやコーヒーミルは中国製の格安コピー品がこんなに有るのかって驚く(呆れる)ほどに出ていて、Amazonでも数多く見かける。
そりゃまぁ道具としては一般的なので類似品が有っても不思議は無いけど、特徴や形状、サイズなど細部に至るまでまったくコピーってのはどうなの?
ポケットストーブもエスビットの刻印が無いだけでサイズや形状が全く同じ中国製コピー品が大量に出回っている。
幾ら安くてもデッドコピー品には悪い印象(品質だけじゃなくてデッドコピーという行為自体がね…)しかないし絶対に買わない。

 

 

 

チタンケトル発掘

【この記事の所要時間: 331秒】

行方不明になっているメスティン(大小それぞれ一個)を未だに探し続けている。
どこかに紛れ込むようなサイズでも無いし、中にアルコールストーブ関連の小物を色々入れていたはずなので重さもそこそこ有ると思うのに、一体どこへ行ったやら…。
(via;NSメスティン新調

その探し物の途中で、昔使っていたチタンケトルを見つけ出した。
これを今頃見つけ出すんだから、メスティンもどこかに紛れ込んでいても不思議ではないかも。

 

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チタンケトル

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既に廃番になって久しい、ユニフレームのチタンケトル。
同じデザインのステンレス製モデルや、クッカーとのセットも有った。

 

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一部で流行っているらしいチタンの焼き色付けではなく、ガソリンストーブで使った際に炎が暴れて付いたもの。
ちょっとおちょぼ口な注ぎ口だけど、ドリップ珈琲を淹れる際にはクッカーや鍋型ケトルに比べて遙かに注ぎやすい。

 

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直径はシエラカップより僅かに大きく、高さはシエラカップを二つ重ねたくらい。
容量は500mlほど。

 

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底面のデザインとサイズはシエラカップとほぼ同じ。
縁が下向きに巻かれた形状なので炎の当たりが良く、湯沸かし効率も良さそうだが…実際に一般的な鍋型ケトルと比較したレポートによると同様量の湯を沸かした際の時間は殆ど変わらないとのこと。
ちなみに、シエラカップ底部の黒ズミはガソリンストーブでの使用で付いた煤…五徳中央にある十字板の痕もクッキリ残っている。

 

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折り畳み式のハンドル。
線材がやや細く(直径φ3mm)取り付け部分に遊びがあるため、水を多量に入れた際は少々心許ない感じ。

 

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蓋のハンドルは一方向にのみ倒れる仕組み。
立てておけば熱くなった蓋を開ける際に引き起こす手間が掛からない。

 

 

ちょっと弄り

熱さ避け

使用時にはハンドル(本体、蓋)がかなり熱くなり、当然素手では持つことが出来ない。
一部のクッカーで見掛ける、シリコンチューブなどをハンドルに嵌めれば熱さが和らいで素手でも扱えるようになるかな。

 

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用意したのはフッ素ゴムチューブ(内径φ3mm/外径φ5mm)とシリコングリス。
シリコンゴムに比べてフッ素ゴムの方が耐熱性・耐炎性・耐摩耗性に優れていて、色が黒(現物は限りなく黒に近いグレー)ということで選択。
シリコングリスはワイヤーにゴムチューブを被せる際の滑りを良くするために用いる。

 

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ケトルからハンドルを外し、薄くシリコングリスを塗ったワイヤーをフッ素ゴムチューブに通していく。
素手では滑り易いので、軍手や布を介してチューブを持ち、少しずつずらす様にすればスムーズに通せる(はず)。

 

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これで熱した状態でも素手で触れるし、特に本体側のハンドルがやや太くなり、また滑り難いので持った際の安定性が大きく増した。
ハンドルを畳んだ(倒した)際のガタつきも無くなって良い感じ。
このケトルの蓋は軽く載っているだけなので注ぐ時にケトルを大きく傾けても外れないように押さえるのだが、チューブ嵌めておけば素手で触れられるようになる。

 

蓋の紛失防止

上にも書いたが蓋が容易に外れてしまう。
ちょうど手持ちに良さそうなボールチェーン(玉鎖)が有ったので、落下や紛失防止のため蓋を本体に繋いでおこう。

 

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ステンレス製、長さ20cmほどで玉の径は約2mm。
両端を金具で繋いでリング状にする。

 

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蓋と本体それぞれのハンドルに通して完成。
ちょうど良いくらいの長さかな。

 

 

 

LEDライト付き ポケットサイズ マルチツール … BiTool 2.0 Lit

【この記事の所要時間: 444秒】

数ヶ月前にクラウドファウンディングで支援していた BiTool 2.0 Lit が届いた。
いわゆるラチェットレンチだが、コンパクトな本体の中に交換用ビット(10種類)を内蔵出来、且つ、着脱可能なLEDライトを装備している。
小型軽量なので携行し易く、自転車やバイク、日常の簡単な作業なら充分対応出来る。

 

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マルチツール本体の BiTool 2.0 と LEDライト Lit の組み合わせ。

実は先月(2018年7月)には発送が始まっていたが、とある理由(後述)で暫く遅れて今日届いたばかり。

 

 

 

BiTool 2.0(マルチツール本体)

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サイズは幅21mm×長さ108mm、重さ107g。
メインの素材はS2スチールとプレミア航空宇宙用グレードアルミ合金(T6061)。
カラーはメテオブラック(本品)、ムーンシルバー、スペースグレーの三色展開。

 

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ラチェット部分。
ビットサイズは6.35sq(1.4”)に対応している。
逆回転する場合は反対側にビットを差し替えて使う。
ラチェットの動きは正/逆いずれもシッカリカッチリしている。

 

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ヘッドは左右のそれぞれ90°曲がる。
動きはとても滑らかで引っ掛かりやガタつきは無く、工作精度の高さを実感する。

 

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底部はスクリューキャップになっていて、中央部には強力なネオジム磁石が装着されている。

 

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内部にはビットのセットが収納されている。

 

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収納されている10本のビット達。
ビットの種類:
・プラス … PH1、PH2
・トルクス … T25
・ヘックス … 2、2.5、3、4、5、6
・マイナス … SL5

 

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ホルダーの中心にネオジム磁石が装着されていて、ビットを吸着するようになっている。

 

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ヘッドにもネオジム磁石が内蔵されていて、ビットを軽く差し込めばピタリと留まる。

 

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底部や側面(ホルダーからの透過)の磁石にビットを吸着させておくことで付け替え時に紛失し難いよう配慮されている。

 

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手持ちのツールセット付属のビットも問題無く使用出来た。
使用頻度に応じてビットを入れ替えることで更に使い勝手が上がるだろう。

 

 

Lit(LEDライト)

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サイズは幅24mm×長さ34mm、重さ24g。
メインの素材はプレミア航空宇宙用グレードアルミ合金(T6061)。
カラーはメテオブラック、ムーンシルバー、ソーラーレッド(本品)、コメットブルーの四色展開。

冒頭に書いた発送遅れというのは、このLitのうちソーラーレッドの生産に時間が掛かったため。
他の三色は予定通り生産・発送されたが、ソーラーレッドは表面仕上げが難しく?、当初三ヶ月ほど遅れるとのことだったが、嬉しいことに前倒しで送って頂けた。
他色への変更も可との連絡も頂いたが、ブラックとレッドの組み合わせが好きなので喜んで待つことにした。

 

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ON/OFFスイッチ兼点灯部分。

 

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一回押すと点灯する。
消灯状態から長押し(約二秒)すると、より明るく点灯する。
いずれの点灯状態からでも長押し(約二秒)すると消灯する。

 

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反対側にはネオジム磁石が装着されていて、BiTool 2.0 の底部に吸着する。
磁石の周囲には BiTool 2.0 の底部と噛み合う凹凸があるので吸着時に横ズレしない。
また、最寄りの鉄製品に貼り付けることで、作業時に手元を照らすなどの使い方も出来る。

 

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点灯側はスクリューキャップになっていて、開けると電池交換が可能。

 

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使用電池はLR44×三個…筒型のスリーブに入れてひとまとめにして装着する。
ちなみに BiTool 2.0 と Litは台湾製だが付属の電池は中国製だった。

 

 

合体

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小型の自転車用ハンディポンプ(空気入れ)程度のサイズ。
手頃なハンディポンプ用ホルダーを流用すれば自転車に装着しておけるだろう。(1) 

 

 

 

マルチプライヤー

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他に先の細いペンチとナイフも有ると便利。
というわけでセットでの携行を想定しているのが、この SOG PARATOOL S31。
一応今も売られているようだけど、自分が買ったのはもういつだったか思い出せないほどかなり昔のこと。

 

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ペンチ付きのマルチツールでは、バタフライナイフ的にハンドルを左右横方向に開くとペンチヘッドが現れる作り。(2) 
対してこのツールでは上の写真のようにペンチヘッドが180°折り畳まれている。

 

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フルに開いた状態。

 

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独特な構造のため、こんな感じの使い方も出来る…需要は余り無さそうだけども。

 

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ツールを全て出した状態。
最近は防犯や銃刀法の関係からナイフブレードを省いたマルチツールをよく見かける。
自分的にもナイフの代わりにハサミが付いているほうが使い勝手が良いかな。
ハサミの開口角度が広ければナイフ代わりにも使えるし。(3) 

 

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BiTool 2.0 Lit とのツーショット。

 

 

 

  1. 盗難が心配だけども。 []
  2. 他に、ペンチヘッドをスライドして出し入れする物も有る。 []
  3. 二本のナイフブレードを組み合わせてハサミとしても使える折り畳みナイフも有る。 []