数ヶ月前にクラウドファウンディングで支援していた BiTool 2.0 Lit が届いた。
いわゆるラチェットレンチだが、コンパクトな本体の中に交換用ビット(10種類)を内蔵出来、且つ、着脱可能なLEDライトを装備している。
小型軽量なので携行し易く、自転車やバイク、日常の簡単な作業なら充分対応出来る。
マルチツール本体の BiTool 2.0 と LEDライト Lit の組み合わせ。
実は先月(2018年7月)には発送が始まっていたが、とある理由(後述)で暫く遅れて今日届いたばかり。
BiTool 2.0(マルチツール本体)
サイズは幅21mm×長さ108mm、重さ107g。
メインの素材はS2スチールとプレミア航空宇宙用グレードアルミ合金(T6061)。
カラーはメテオブラック(本品)、ムーンシルバー、スペースグレーの三色展開。
ラチェット部分。
ビットサイズは6.35sq(1.4”)に対応している。
逆回転する場合は反対側にビットを差し替えて使う。
ラチェットの動きは正/逆いずれもシッカリカッチリしている。
ヘッドは左右のそれぞれ90°曲がる。
動きはとても滑らかで引っ掛かりやガタつきは無く、工作精度の高さを実感する。
底部はスクリューキャップになっていて、中央部には強力なネオジム磁石が装着されている。
内部にはビットのセットが収納されている。
収納されている10本のビット達。
ビットの種類:
・プラス … PH1、PH2
・トルクス … T25
・ヘックス … 2、2.5、3、4、5、6
・マイナス … SL5
ホルダーの中心にネオジム磁石が装着されていて、ビットを吸着するようになっている。
ヘッドにもネオジム磁石が内蔵されていて、ビットを軽く差し込めばピタリと留まる。
底部や側面(ホルダーからの透過)の磁石にビットを吸着させておくことで付け替え時に紛失し難いよう配慮されている。
手持ちのツールセット付属のビットも問題無く使用出来た。
使用頻度に応じてビットを入れ替えることで更に使い勝手が上がるだろう。
Lit(LEDライト)
サイズは幅24mm×長さ34mm、重さ24g。
メインの素材はプレミア航空宇宙用グレードアルミ合金(T6061)。
カラーはメテオブラック、ムーンシルバー、ソーラーレッド(本品)、コメットブルーの四色展開。
冒頭に書いた発送遅れというのは、このLitのうちソーラーレッドの生産に時間が掛かったため。
他の三色は予定通り生産・発送されたが、ソーラーレッドは表面仕上げが難しく?、当初三ヶ月ほど遅れるとのことだったが、嬉しいことに前倒しで送って頂けた。
他色への変更も可との連絡も頂いたが、ブラックとレッドの組み合わせが好きなので喜んで待つことにした。
ON/OFFスイッチ兼点灯部分。
一回押すと点灯する。
消灯状態から長押し(約二秒)すると、より明るく点灯する。
いずれの点灯状態からでも長押し(約二秒)すると消灯する。
反対側にはネオジム磁石が装着されていて、BiTool 2.0 の底部に吸着する。
磁石の周囲には BiTool 2.0 の底部と噛み合う凹凸があるので吸着時に横ズレしない。
また、最寄りの鉄製品に貼り付けることで、作業時に手元を照らすなどの使い方も出来る。
点灯側はスクリューキャップになっていて、開けると電池交換が可能。
使用電池はLR44×三個…筒型のスリーブに入れてひとまとめにして装着する。
ちなみに BiTool 2.0 と Litは台湾製だが付属の電池は中国製だった。
合体
小型の自転車用ハンディポンプ(空気入れ)程度のサイズ。
手頃なハンディポンプ用ホルダーを流用すれば自転車に装着しておけるだろう。(1)
マルチプライヤー
他に先の細いペンチとナイフも有ると便利。
というわけでセットでの携行を想定しているのが、この SOG PARATOOL S31。
一応今も売られているようだけど、自分が買ったのはもういつだったか思い出せないほどかなり昔のこと。
ペンチ付きのマルチツールでは、バタフライナイフ的にハンドルを左右横方向に開くとペンチヘッドが現れる作り。(2)
対してこのツールでは上の写真のようにペンチヘッドが180°折り畳まれている。
フルに開いた状態。
独特な構造のため、こんな感じの使い方も出来る…需要は余り無さそうだけども。
ツールを全て出した状態。
最近は防犯や銃刀法の関係からナイフブレードを省いたマルチツールをよく見かける。
自分的にもナイフの代わりにハサミが付いているほうが使い勝手が良いかな。
ハサミの開口角度が広ければナイフ代わりにも使えるし。(3)
BiTool 2.0 Lit とのツーショット。