無線LAN中継器新調 … Netgear Nighthawk X6S EX8000

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最近、自宅でネットアクセス時の通信速度が明らかに遅いことが時々有り、Wi-Fiの使用状況を調べるツール「WiFi Explorer」でチェックしてみた。

2.4GHz帯は到達範囲が広い上に接続チャンネル(以降、CH)数が少ないこともあって大変な混み具合。
全てのCHで互いに覆い被さるように数多くのアクセスポイント(以降、AP)が重なり合い、一つのCHに複数重なっているのもザラ。
自宅のAPが使用しているCHにも他のAPが幾つか重なっていて、内一つに至っては電波強度がほぼ同等。
この周波数帯には他にもBluetoothやコードレス電話、その他コードレス機器、電子レンジも有るため、更に混雑していると思われる。
手持ちの機器で2.4GHz帯を使っているのはKindleとeRemote mini(スマートリモコン)。
Kindleでは書籍のダウンロードに時間が掛かったり、eRemote miniでは出先からのリモート操作時に接続の時間が掛かる場合があるが、恐らくこの混雑が影響しているのだろう。
(via;スマートリモコン購入 … eRemote mini

5GHz帯は到達範囲が狭い上にCH数が比較的多いこともあってさほど混まないが、最近は近隣でも使用率が上がっていてWiFi Explorerで調べると幾つか見える。
中には自宅APと同じCHにも居るものの、いずれも電波強度が微弱なためほぼ無視出来る。
となると、この周波数帯を使用している機器(MacBookPro/13、iPad mini 4、iPhone 8)で通信速度が遅い場合がある原因は、自宅APからの電波強度が弱いせいかもしれない。

APは普段居る部屋とは別の部屋に置いており、その間には廊下と壁二枚を挟んでいる…5GHz帯はこの程度でも結構減衰し、電波強度は良くても「Good」(この上には「Excellent」がある)。
APの最大伝送速度(理論値)が1300Mbpsなのに対して、MacBookPro/13で確認すると最高時で867Mbps/最低時は200Mbps未満/平均すると500Mbpsほど。
この最低時の辺りでは明らかに遅い。
iPad mini 4やiPhone 8でも通信速度を調べるアプリ「Wi-Fi Sweetspots」でチェックすると、同じ室内でも場所や高低(立ったり座ったり)で大きく変動し、かなり遅くなることもある。

この状況を改善するには…やはり中継器の導入かな。
自宅はさほど広くないし上下階で分かれているわけでもないので到達範囲を拡げるという需要は余り無いけれど、到達パワーを実質的に上げることで周囲からの干渉を抑えて安定性を高めるという目的に適う。

改めて中継器を調べてみると数多くの製品が出ている。
その中からNetgear Nighthawk X6S EX8000を選択し、今日セットアップを完了。

 

 


選んだ理由は…。

  1. 自宅で使用しているAP「Netgear Nighthawk X6 R8000」と同一メーカーなので相性が良さそう。
  2. 5GHz帯を2バンド持っている(2.4GHz帯と合わせてトライバンド)。
  3. 10/100/1000イーサネットポートを複数(4ポート)持っている。

Netgear Nighthawk X6 R8000は購入から3年以上経ち、既に後継モデルや上位モデル(複数)も出ているが、スペック的には今でも充分通用するし、何よりも長年の安定稼働を高く評価している。
今の利用状況ならまだ暫く現役で使えるだろう。(1) 
(via;無線LANルーター新調 … Netgear Nighthawk X6 R8000

中継器はその名称の通りAP(無線親機)と各端末(無線子機)の間に入ってバケツリレーのようにデータの受け渡しを行う。
廉価なモデルでは同じ周波数帯でAPと各端末のそれぞれと通信するため当然ながら通信効率が低い。
やや高価な中継器では2.4GHz帯と5GHz帯のデュアルバンドに対応し、一方をAP・もう一方を各端末との接続に使い分けることで通信効率を上げているが、端末側で使用出来る(中継器の)周波数帯が一種類に限られてしまう。
対してEX8000では二つの5GHz帯をAP側と各端末側のそれぞれに割り振ることで通信の効率を上げ、更に端末側では2.4GHz帯/5GHz帯の両方で中継器に接続出来る。

 

 

セットアップはちょっと試行錯誤

本機もAPもWPS対応なのでセットアップは各々のWPSボタンを押すだけで簡単。
ただ、自分が求めている構成にならなかったので、手動操作で設定した。

EX8000にはバンド1(400Mbps@2.4GHz帯)、バンド2(867Mbps@5GHz帯)、バンド3(1733Mbps@5GHz帯)が用意されており、この内最速のバンド3をAPとの通信用に使う事が推奨されているが、WPSで接続すると何故かバンド2ばかり使われてしまう。

ちょっと判り難くなったけれども、今の構成はこんな感じ。

  1. R8000 バンド1(600Mbps@2.4GHz帯)…「SSID」
  2. R8000 バンド2(1300Mbps@5GHz帯/W53) …「SSID-A」
  3. R8000 バンド3(1300Mbps@5GHz帯/W56) …「SSID-C」
  4. EX8000 バンド1(400Mbps@2.4GHz帯)…「SSID」
  5. EX8000 バンド2(867Mbps@5GHz帯/W52)…「SSID-B」
  6. EX8000 バンド3(1733Mbps@5GHz帯/W56)…「SSID-C」

3と6はAPと中継器の基幹通信用(5GHz帯)。
1と2はAPと端末の通信用(2.4GHz帯と5GHz帯)。
4と5は中継器側と端末の通信用(2.4GHz帯と5GHz帯)。

SSIDを細かく分けているのは、常用機器(MacBookPro/13、iPad mini 4、iPhone 8)は基本的に中継器側にしか接続しないため、AP側や中継用の基幹に繋がないよう区別しておきたいから。
2.4GHz帯は使用頻度が低いので、切り替えること無くどちらでも繋がるように同じSSIDにして、使用CHも混雑回避のため自動設定。
また、5GHz帯は互いの干渉を極力減らすためにW52/W53/W56に分けて固定CHに割り振っている。(2) 

2.4GHz帯、5GHz帯いずれも中継器接続時の電波強度は常時「Excellent」になり、最大伝送速度はAP接続時を下回るが、実際の通信速度(対インターネット)がそこまで出ないため問題無し。(3) 

 

 

イーサネットコンバーター

REGZAテレビなど有線LAN接続のみの機器は減ってきたものの未だ数台残っている。
それらの機器をネットワーク接続するにはUSBドングル型の無線LANアダプタを使うよりも、イーサネットコンバーターへ有線接続するほうが安上がりだし飛び交う電波も減らせて良し。
なので、中継器選定の条件としてイーサネットポート搭載は欠かせない条件だった。
また、USBポートに記録メディア(スティックメモリやHDD/SSD)を接続すればネットワークドライブとしても使える。(4) 

 

 

結構大柄

隣はサイズ比較用の500mlペットボトル。
奥行き(厚さ)もペットボトル一本分くらい有り、結構大きい。
また、真っ黒で真四角という良く言えばシックでシンプル・悪く言えば無骨な見た目なので、設置場所を選ぶかも。

 

 

パッケージ

国内購入の国内正規品だけどパッケージは全面英語のみ。
付属のマニュアル(インストレーションガイド)は日本語版なのでご安心を。

 

 

 

  1. R8000を購入した時はIEEE 802.11acに対応した機器を全く持っていなかったのに、今では常用機器全てが対応品。 []
  2. W53とW56はDFS(レーダー波感知により自動切替)だが、今のところ変わってはいない。 []
  3. 混み合いそうな夜間帯で上り/下りいずれも200Mbps超程度@フレッツ光マンションプラン。 []
  4. この機能はR8000にも搭載されている。 []