焼き網カウンターポイズ

【この記事の所要時間: 324秒】

 

 

自宅は集合住宅のためアマチュア無線のアンテナ環境は非常にささやかなもの。
アンテナは全長2m少々のアルミ棒(ATUエレメント)一本を直下型ATUで同調して使っている。
アンテナと対になって欠かせないアースはワイヤーをベランダ床面に這わせるカウンターポイズ方式だ。

 

このような環境でも、SWR値はHF帯で3.5MHzと7MHzが1.5前後・それ以上は1.2前後、ATU未対応だが50MHzで1.5前後とまぁまぁ良好。
但し、雨が降ってアンテナやカウンターポイズのワイヤーが濡れると悪化し(共振周波数の下方変移が要因?)、全体的におおよそ0.3程度上がってしまう。
この雨天時のSWR値をもう少し下げたい。

手っ取り早いのはカウンターポイズのワイヤーを増やすか引き回しを変えてみることだが…既に床面いっぱいに敷き詰めているような状況なので、これ以上の増量は難しい。
同様に金属製の網やシートを敷くのも無理。

さてどうしたものか…と調べていたら、床に敷くのではなく壁(ベランダ手摺り)に立て掛けるという記事を見掛けた。
使用するのはBBQ用の焼き網(金網)で、これをベランダ手摺り(の壁)に立て掛けることでカウンターポイズとして使うというもの。

確かに壁に立て掛けるのであれば今の状況でも追加出来るし、普段も邪魔にならない。
焼き網なんてそう高価なものでもないし…と早速試してみることにした。

 

 

用意した物

購入した焼き網(80×50cm)二枚と、手持ちの小物類(タイラップ、銅箔テープ、防水テープ、アース線)。
拝見した記事では同サイズの焼き網を三枚使用しているが、SWR値的には二枚と変わらないとのことなので、まずは二枚で試してみよう。

 

 

組み立て

二枚の長辺同士を合わせてタイラップで留める。
タイラップは細目の物が締めやすい。

 

二枚の焼き網はタイラップ結合でも或る程度の電気的接続があると思うが、より強化するためにそれぞれをケーブルで繋ぐ。
今回は、作業の途中で発掘した極太のアース線を使った。
アース線は両端がO型端子になっているので、焼き網と合わせて銅網線を巻き付けて接続する。

 

銅網線を巻き付けた上から銅箔テープを貼り付ける。

 

更にその上から防水テープを巻いて、写真には写っていないがタイラップで締める。
動かすことはないので、この程度の固定でも充分だろう。

 

反対側も同様に留め、ATUへ接続するケーブルも繋ぐ。
こちらはO型端子のサイズが大きいため、三箇所で接続している。

 

接続部全景。

 

 

設置

ベランダ手摺り壁に立て掛けた様子。
一部見えているルーフベース(屋根馬)にATUエレメントを取り付けている。

 

 

効果は?

早速、IC-7300で送信してSWR値を確認する。
こういう操作では先日作成した外部ATU用チューニングボタンが便利だ。

 

結果は…設置前の非雨天時と殆ど変化無し。
10MHz/14MHzがほぼ1.0になるという改善は見られたが、元々1.2程度だったので誤差の範囲かな。
全体的(3.5MHz〜50MHz)に少なくとも悪くはなっていないので、このままにして、次は雨天時の変化を確認しよう。

 

 

【2019/7/14追記】
朝から雨なので、早速降雨時の焼き網カウンターポイズの効果を確認してみた。
3.5MHzから50MHzまで通してSWR:1.0〜1.2。
焼き網カウンターポイズ設置前は3.5MHzと7MHzが1.8前後・それ以上の周波数帯では1.5前後だったので結構効果が有る。

 

 

 

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