[X-Pro3] X-Pro2から買い換え♪ そして ちょこっとカスタマイズ

【この記事の所要時間: 1023秒】

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X-Pro2を購入してほぼ三年、さほど稼動したわけでもなく、特に不満を感じていたわけでもないが、X-Pro3の登場を知って即座に買い換えに思い至った。

 

新たなフィルムシミュレーションの搭載とか、AFやEVF、撮像素子&プロセッサなどの大幅な性能向上も当然の理由だけど、最も大きな理由はチタン製外装…一時期は「チタンスキー」などと揶揄されるほど様々なジャンルでチタン製の物を求めていた。

それと並んで大きな理由が背面のディスプレイ…デジカメといえば背面に大きなディスプレイが有るのが定番だけども、X-Pro3では通常は裏返しになっていて、いわゆる背面には小さなディスプレイが有るのみ。
この小さなディスプレイ(サブモニター)は昔の銀塩カメラでのフィルム箱蓋?を入れるスロットを模しており、フィルムシミュレーションで設定したフィルムのデザインやISO感度、WB(ホワイトバランス)などの必要最小限の情報が表示される。
この背面ディスプレイの構造については賛否両論(否定がやや優勢?)だが、自分としては、X-Pro2でも背面ディスプレイを裏返しにして隠せれば良いのに…と思っていた(実際にアンケートなどでの希望にも書いた)ほどなので大歓迎だ。(1) 

それはさておき、発売日が確定し予約受付が始まったと同時に予約を申し込んだ。
選んだのはDRブラック(デュラテクト-ブラック)モデル…ブラックはやや傷が付き易いのと見た目的にX-Pro2から買い換える新鮮味が薄い、DRシルバーはもう少し白っぽい方が好み(本機は黄色がかっている)、DRブラックはガンメタルっぽい色調が大いに気に入った、ということから。

X-Pro2はX-Pro3の予約申し込み直後に買い換え下取り(同じ購入先)して貰ったので、X-Pro3を手にするまでに二ヶ月ほどはボディ無しの状況だったが、他にGR3があるし、何よりも早めに手放したため買い取り査定が高かったことが大きい。(2) 

 

 

X-Pro3 DR Black

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予約(10/25)から約二ヶ月後の12/19、発売日当日に届いた。
ただ、突然のモチベーション激下がりも含めてちょっといろいろ有って、実際に弄ったのはそれからほぼ一週間後。

巷の評価通り、デュラテクト仕上げの特にブラックは非常に指紋が付着&目立ち易い。
上の写真は撮影前にクロス(かなり良い物が付属している)で拭いたが、背面の DRIVE ボタン左横と AE-L/AF-L ボタン右横に指紋付着の黒ズミが見える。
この指紋の付着し易さと目立ち易さについては事前に知っていたし、拭けば落ち、デュラテクト仕上げならかなり強く拭いても傷はつかない…ということなので、このこと自体への不満は無い。
ただ、メーカーが言うような「味」とまでは思い込めないな。

 

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サブモニターは電源を切っても表示される。
輝度はかなり低いため全く邪魔にならず、それでいて明るい場所でもハッキリ見える。
フィルムの箱蓋?をイメージした【クラシック】と、より詳しい撮影情報を表示する【標準】を選択出来る。

X-Pro2に有った右下のコントローラーボタンが無くなりスッキリした印象。
メニュー等での操作は上にあるスティックレバーとタッチパネルで行えるため、不便は感じられない。

 

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背面ディスプレイは二段階(90°、180°)の角度で展開出来る。
90°ではウェストレベルファインダとして使い易いが、180°では下に大きく突出するため持った状態でなければ展開出来ず、使い所に悩む。

タッチ操作に対応し、特に再生表示ではスマホのような操作感で移動・拡大・縮小が出来る。

 

 

XF35mmF1.4R

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今回はレンズの新調は全く考えていなかったのだが…。

X-Pro2を購入した際には初のXマウントレンズとしてXF35mmF1.4Rを選んだ。
コンパクトさ、造りの良さ、そして何と言っても写りの良さは評判通りで、「神レンズ」と呼ばれるのも当然だと満足していたが、唯一の不満点がAFの遅さと不安定さだった。
結局、しばらくして手放してしまった。(3) 

それがX-Pro3で大きく向上したAF性能で使うと見違えるように変わる…という評価を見聞きして、それなら是非ともまた使いたい…と急遽購入。
以前購入した直後に値上がりが有ったらしく相場が上がっていたが、キャッシュバックキャンペーンのおかげもあって決心がついた。

付属のフード用キャップは外れ易いが、フードを装着したままでもレンズキャップを着脱出来るとのこと。
早速試してみたら指を滑らせてフィルタに指紋をつけてしまい、慣れないことはするものじゃないな…と反省。

さて、再び手にして実際に試用してみると…X-Pro2の時に感じていたAFの遅さは全く無く、また暗所やコントラストの乏しい面でも確実に合焦する。
これまた評判通りに良い方に大化けした。
構造(モータ)が古いこともあって駆動音は最近のAFレンズに敵わない(=五月蠅い)けれども、殆ど気にならない。

 

 

ちょこっとカスタマイズ

メタルハンドグリップ

手が大きく指が長めということもあって、X-Pro2もだったけどX-Pro3もそのままではグリップのホールド感が今一つ頼りない。
X-Pro2ではボディと一緒に純正のメタルハンドグリップを購入してしばらく使っていたが、その後、やや大きめのレンズ(XF10-24)を使う様になって、よりホールド感を高めようとサードパーティ(JBカメラデザイン)製のグリップ付きカメラベースに換装した。(4) 
ホールド感向上の他にも、径が大きなレンズを装着した際に、ボディ底面よりもレンズ側面の方が出っ張っている場合のレンズ保護も目的としている。

 

最初はこのグリップ付きカメラベースを加工してX-Pro3に流用しようと考えていたのだが、ボディ底面の形状が微妙に変わったこと、背面モニタを開いた際に干渉すること、装着用の三脚用止めネジの位置が変わったことなどから諦めた。
このサードパーティ製のグリップ付きカメラベースのX-Pro3版は既に予定されているが、実際に販売されるのは来年になってからなので、それまでの繋ぎも兼ねて純正のメタルハンドグリップ(MHG-XPRO3)を購入した。

 

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スムーズ仕上げの部分がボディ自体のグリップ、その上に重なっている縮緬状仕上げの部分がメタルハンドグリップ。
倍以上のサイズになりホールド感が大きく向上する。

 

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バッテリドア部分は開口しているので、装着したままバッテリ交換が可能。
尚、メタルハンドグリップはブラックのみだが、艶消し塗装のためDRブラックとの相性も悪くない。

 

 

チタン製ソフトレリーズ「小丸」

X-Pro2でも操作性向上のためサードパーティ製のソフトレリーズを装着していたが、もちろんX-Pro3でも引き続き使うつもりだった。
ただ、どうせならDRブラックの色合いに近く、更に言えばチタン製が欲しい…と探してみた。
色もだけど、そもそもチタン製というのが殆ど無い…両方の希望を満たしたのが、唯一 蔵-CURA- の「小丸」(マットシルバー)のみだった。
色、素材、サイズ、形状、どれも満足出来るのだが、如何せん高価。
今回はショップ(楽天)のポイントが結構貯まっていたので買ったものの、じゃなければかなり悩むところ。

 

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チタン製ソフトレリーズ「小丸」
この艶消しグレーの「マットシルバー」の他に、DRシルバーに合いそうな光沢シルバーの「チタンシルバー」が有る。

 

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緩み止めと隙間埋めを兼ねたOリングを使用。

 

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商品一式…布製ポーチと予備のOリングが付属している。

 

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装着した時の高さはこんな感じ。

 

凹面と凸面を組み合わせた形状は指当たりが良く、自分の指に合うのかとても押しやすくなった。

あと、これはそういう仕様なのかもしれないけれど、ソフトレリーズを回すことで電源スイッチのON/OFFを操作出来るのも良し。

 

 

メタル ホットシューカバー

X-Pro2ではサードパーティ(LENSMATE)製のサムレストをホットシューに装着していた。
非常に使い勝手の良い小物なのでX-Pro3でも引き続き使う予定だったのだが…ボディ上部の形状も微妙に変わったようで、試した方々から「接触して痕が付く」との報告が有り、見送り。
こちらもX-Pro3版が予定されているので、発売まで待つ。

その代わりに、サードパーティ製にホットシューカバーに交換した。

 

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F-Foto メタル ホットシューカバー エッジガード(ドット)

他に、ドット模様が入っていないプレーンも有り。

 

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右が付属のホットシューカバー(ABS樹脂製)。

 

 

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ホットシューカバーはブラックだけど、艶消しなのでさほど違和感は無し。

 

 

小物類

バッテリと充電器

予備バッテリはX-Pro2で使っていた物が1個あるが、もう1〜2個有った方が良いかな。
それに、X-Pro3はボディで充電出来るためかバッテリ充電器が付属していないので買っておきたい。
純正バッテリは結構高価だし…Amazonを見れば充電器が付属して格安の互換バッテリがいろいろ出ているので、そちらを選んでみることにした。

尚、最近の(X-H1/X-T3以降の)機種では、互換バッテリを使うと警告表示が出るらしい。
これは互換品だからというわけではなく、フジ純正のNP-W126を使った場合にも出るらしいので、改良版のNP-W126S(最近の機種に付属)じゃないと出るのかも。(5) 
そして、互換バッテリの多くがNP-W126準拠?なので該当する。

 

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上記の警告表示についてツイッターで呟いたところ、Vemicoの互換バッテリなら出ないという情報を頂き、早速Amazonで購入。
帰省直前だったため実家宛に配送して貰った。

 

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しっかりした造りのセミハードケース(HDDケースとしてほぼ同じ物が千円近くで売られている)の中に、バッテリが2個と充電器、USBケーブル(USB-A⇔USB-C)がセットされている。
これで実に税・送料込みで三千円に満たない。(6) 

 

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充電器はバッテリを2個同時に充電出来、充電状況を確認するLCD表示が右上に有る。

 

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純正品(NP-W126/NP-W126S)の容量は1,200〜1,260mAhなので、数値上ではこちらの方が上になるが…まぁ、そこは話半分ということで。

件の警告表示だが、このバッテリでは出なかった。

 

 

クリーニング小物

こちらは以前から、コンデジしか持ち回らない場合でも携行しているクリーニング用の小物たち。

 

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レンズペン、ブロアー、刷毛、クロス。

 

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レンズペン(ハクバ レンズペン3プロキット)は、クロスを兼ねた袋?の中に、フィルタ用・レンズ用・細部用の三本のペンがセットされている。

 

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各ペンは、クリーニングチップ(左側)と格納式のブラシ(右側)が装備されている。

XF35mmF1.4Rの項で書いたフィルタへの指紋付着も、このレンズペンのおかげで綺麗に取り除くことが出来た。

 

 

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今回の帰省では、XF35mmF1.4 Rの他にXF10-24mmF4 OIS R を持参。
天気がイマイチだし日数も少ないので出番があるかどうか…。

 

 

 

  1. 昔使っていたR-D1sでは裏返して隠すことが出来た。 []
  2. X-Pro3発売後の相場より一割以上の高値査定。 []
  3. これまた評判の良い付属フードは全く使わず仕舞いだった。 []
  4. リンク先はマイナーチェンジされた新型、手持ちは旧型。 []
  5. NP-W126とNP-W126Sの容量は同じだが、高温環境下での継続連写時間がNP-W126Sでは約3倍に向上している。 []
  6. ちなみに純正バッテリNP-W126Sは1個で約六千円。 []

[CC110] 随分久しぶりのカブ弄り…のはずが

【この記事の所要時間: 233秒】

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帰省時限定のクロスカブ…今回はこれまた随分久しぶりにちょっと弄る予定があったのだが…。

 

 

SEAT BURENAR(シートブレナー)

クロスカブを含めてカブのシートは前方のヒンジでボディに固定され、やや後部の左右にある吸盤でタンクの上部に貼り付くのだが、ヒンジはやや遊びがあり、吸盤もまともに効くのは新品最初の頃だけ。
なので左右に横ブレしてしまう。
そんなシートの横ブレを抑えるパーツを見つけたので早速購入してみた。

 

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HK CRAFTWORKS の SEAT BURENAR(シートブレナー)。

 

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タンク上面の左右にあるボルトに共締めする金属製のブリッジで、中央にある突起がシート裏面に開いた穴に嵌まることで横ブレを抑える構造。
装着はこの日本のナットを外して、シートブレナーを装着し、付属のナットで固定するだけ。
シート裏面の穴に嵌まるよう微調整する。

 

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ミディシートの裏側にも同位置に同径の穴が開いているので問題無いだろう…と思っていたのだが、前後方向に5mmほど位置がズレていて、そのままでは装着出来なかった。
穴を前後方向に広げれば良さそうだし、樹脂素材なので難しい作業ではないけれど、ひとまず保留。

 

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ミディシートの後部左右にはこのような湾曲した突起が有る。

 

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この湾曲した部分が後部サスペンション(左右)の上端に嵌まることで、荷重分散に加えて左右ブレの抑止にもなっている。
そういえば、ミディシートに換えてからは左右の横ブレを意識したことはなかったな。

というわけで、シートブレナーの装着は見送り。

 

 

カブ散歩

買い物ついでに軽く走ってきた。
天気が良く陽射しも暖かで、実に気持ちが良かった。
ただ、しっかり防寒していた上半身に比べて、ジーンズ一枚の下半身は少々寒かったかも。
思えば、3年以上も前に装着したグリップヒーターの出番が全く無いなぁ。
電圧計にしかなっていないや。

 

数ヶ月(今回は4ヶ月)放置していたせいかセル始動が出来なかったが、しばらく走った後は問題無し。
他にはギアの入りがちょっと硬かったかな…やはり長くほったらかしだといろいろ渋くなるようだ。

車載の電波時計が付属のお試し電池で丸二年以上も稼動を続けていることに感心。
ただし、ライト機能が使えなくなっていた…まぁ元々暗かったのでさして影響は無いかな。

 

他の電照系は大丈夫かな?

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LEDフォグランプとタコメータの照明はOK。
ところで…納車(新車)から5年も経つのに総走行距離は1,200km…乗ってないな〜。

 

さて、今日の夜半から明日、明後日に掛けては雨交じりのあいにくの天気。
次に乗れるのは大晦日以降か。

無印のカセットこんろ・ミニ&専用ケース

【この記事の所要時間: 229秒】

ふと気が付いたら、メインで利用しているクレジットカードのポイントが結構貯まっていて、しかも年内に少なくないポイントが失効してしまう。
無駄にするくらいなら買い物で使わなきゃ…さて、何を買うかな。

というわけで、以前から気になっていた無印良品の「カセットコンロ・ミニ(MJ-JR)」と「専用ケース(MJ-CJR)」を買うことにした。
アウトドア用のコンロ/バーナー/ストーブは各種燃料用(ガソリン、アルコール、キャンプ用ガス、カセットガス)に複数個持っているけれど、手軽に使えて燃料の入手/コストパフォーマンス性が良いのはなんといってもカセットコンロ。

今までにも買おうと思ったことは何度かあったが、いずれも本体とケースのどちらかが欠品しており、なかなかタイミングが合わなかった。
今回は共に在庫が有ったので早速購入した。
コンパクトさも大きな選定理由だけど、やはり専用ケースが有ることが決め手だね。

 

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純正ガスボンベの使用が推奨されており、他社製は補償対象外なので自己責任で。

 

 

カセットこんろ・ミニ

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サイズは幅243×奥行191×高90mm、重さは約1.2kg。
横に並べたiPhone8(メタルバンパー装着)と比べても結構コンパクトなことがわかる。
但し、五徳の間隔は90mm以上あるため、キャンプ用のクッカー/コッフェルなどは大きめのサイズが必要。

 

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五徳は底板ごと取り外せるので洗いやすい。
尚、逆向きにすると五徳の一つがガスパイプと干渉するため、コンパクトにするため裏返して重ねるのは向かない。

 

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操作は着火/火力調節レバーのみ。

 

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底部の熱遮蔽は無く、本体の金属部分が脚の一部を兼ねているため、熱に弱い場所での直置き使用は避けたい。

 

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ガスボンベは磁力吸着なので切り欠きを合わせて押し込むだけ。
外す際も消火後に引き抜くだけ。
ガスボンベの過熱で内部の圧力が高まった場合は、安全のため自動的にガスボンベを押し外す機構が備わっている。

 

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通常サイズのガスボンベだと60mm程度飛び出す。
ミニサイズならちょうど収まるかも。(1) 
ガスボンベのカバーは固定はされていないため、裏返したり大きく傾けるとパカっと開いてしまう。

 

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バーナーは内炎式。
底面が小さな調理器具でも無駄に炎が拡がらないため効率が良く取っ手が熱くなりにくい、ガスボンベへの輻射熱を多少抑えられる、トロ火が得意というメリットがある。

写真で赤い炎が上がっているのは圧電着火接点の部分から…ちょっと気になるところ。

 

 

専用ケース

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蓋の内側には五徳の突起が収まる窪み、底には脚が収まる窪みがそれぞれ有る。
取り出す時に指掛かりで悩むくらいジャストフィットなので、中でガタつくことは全く無し。

ケースの外寸は幅295×奥行245×高さ100mm、こんろ本体を含めた重さは約2kg。
このコンパクトさならバイクツーリングでも使えそう。

  1. ガスボンベを装着したままケースに収納出来るけど…ダメ!ゼッタイ! []