NanoVNA-H いろいろ購入

【この記事の所要時間: 37秒】

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先日入手したNano-VNA…先達の方々がまとめてくださっている様々な解説記事を拝見しながら、セットアップやキャリブレーションを進め、手持ちのハンディ用アンテナを使っていろいろ試しているところ。
使うほどに多機能さと使い勝手の良さを感じる。
買って良かった逸品、だからもっと使い易くしたい…と幾つか買い足してみた。

 

 

変換アダプタ、ダミーロード、テフロンケーブル

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左から、SMA-P⇔SMA-J変換アダプタ(バレルアダプタ)、50Ωダミーロード、テフロンケーブル。

 

変換アダプタ

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上:購入した変換アダプタ、下:NanoVNA-H付属の変換アダプタ

 

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NanoVNA-Hの付属品はただの円柱状のため外す際に回し難く、望まない側に残ってしまう場合がある。
対して、別途購入した物は中間辺りが出っ張っていて回し易い。

 

ダミーロード

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左(金色):購入したダミーロード、右(銀色):NanoVNA-H付属のダミーロード

NanoVNA-Hには50Ωのダミーロードが1個付属している。
通常使用でのキャリブレーションでは事足りるが、アイソレーションのキャリブレーションを行う際には2個必要になる。(1) 
なので追加で必要なのは1個なのだが…Amazonで国内即納なのはこの5個セットのみだった。
まぁ、中華製は初期不良の恐れが無きにしも非ずだし、紛失や破損も考えれば予備だと思えばいいや。

 

テフロンケーブル

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上:購入したテフロンケーブル、下:NanoVNA-H付属のケーブル

NanoVNAに付属しているケーブルは高周波特性が良くないとか、断線や接触不良のケースも有るとか。
幸いに断線や接触不良は無く、特性を気にするような用途でも無いけれど、ちょうど他の購入品も有ったのでついでに購入。
長さは同じく約20cmで少々硬め。

 

 

ケース

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NanoVNA本体とケーブル、各種変換アダプタや校正用プラグ(ショート、オープン、ダミーロード)をひとまとめにして保管するためのケースを購入。
内寸は横153×縦76×厚26mm。

 

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収納品一式
本体の下に有る棒状の物は、次で紹介するスタイラス。

 

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底にケーブル(RF、USB)を置き、その上にエアキャップシート載せて、本体と変換アダプタ類、スタイラスを収納。

 

 

スタイラス

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こちらは購入品ではなく、自宅で発掘したもの。
昔使っていたPalmOS機(たぶんSONY Clie)の付属品だと思う。
伸縮式で縮めると約65mm、伸ばすと約90mmの長さ。

 

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NanoVNA付属のギターピック状スタイラスより使い易いので常用決定。

 

 

日本語マニュアル(雑誌記事)

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HAM world 2020年5月号

 

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IC-705の記事(マルチバッグの紹介)を主目的で購入したのだが…。

 

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前号(2020年3月号…隔月刊)に引き続いて、NanoVNAの日本語マニュアルが掲載されていた。
今月号は操作マニュアルとして(2) 、様々な測定ケース毎に接続や設定などが図解と併せて詳しく説明されている。

 

 

 

  1. 無くても出来るが…。 []
  2. 前号は入門マニュアル。 []

NanoVNA-H購入

【この記事の所要時間: 346秒】

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高周波系の様々な周波数特性を測定出来るVector Network Analyzer…自分にとっては高嶺の花・猫に小判・豚に真珠だけど、コンパクトで格安しかも機能や性能の面でも満足出来る NanoVNA なる物が有ると知り、俄然欲しくなってしまった。

 

 

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キッカケはこの雑誌 HAM world 2020年3月号。

 

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「IC-705の実動機初インプレ」という記事が目的で購入したけれども…。

 

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同掲されていた「NanoVNA 日本語入門マニュアル」の方に目が留まり、読んでいるうちにNanoVNAへの興味が高まってきた次第。

 

 

NanoVNA

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NanoVNAは実に多種多様なクローン品が出ているが、ひとまず条件にしたのが、高周波部分のシールドが有る・バッテリーが有る(1) ・バッテリー残量表示に対応している(2) …の三点。
加えて、全体を覆うようなケースなら更に良し。

eBayやAliExpressのほうが安いけれども、到着まで日数が掛かることと商品説明と異なる物が届く恐れ、初期不良や配送時の破損への対処を考えてAmazonで国内発送品を購入した。

 

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なかなか高級そうなパッケージの中に、本体と付属品が整然と収まっている。

 

本体

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横9×縦6×厚1.5cm(突出部除く)のコンパクトサイズ。
液晶ディスプレイのサイズは2.8インチ(320×240ドット)。
下はサイズ比較の単三乾電池。

 

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裏面には仕様などが記されたラベル。
測定周波数範囲は50KHz〜1.5GHzで3バンドに分かれている。

 

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上面には左からUSB-Cポート(充電、データ通信)、電源スイッチ、マルチファンクショナルスイッチが並ぶ。
PCとUSB接続することでリモート操作や測定画面のキャプチャが可能。
USBポートの右横に開いた小穴はLEDの点灯用で充電/外部給電中は赤色点滅する。(3) 

 

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側面には2ch分のSMAポート。

 

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隅にストラップホールが有るのが嬉しい。

 

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バージョン表示画面。
購入時に入っていたファームウェア(派生版)は少し古かったので、本系統の最新版(0.7.0)にアップデート。
測定周波数の上限が2.7GHzまで伸びている。

 

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バッテリー残量表示も対応。

 

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開腹。
高周波部分のシールド有り。
シールドは無い方が高周波特性が良いという説もあるが、後から付けるよりも後から外す方が楽なので良し。
ちなみに、シールドは嵌め込まれているだけなので外すのは容易。
バッテリーの容量は650mAh…他で見掛ける物は400〜500mAhなので、やや多めなのが嬉しい。

 

付属品

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両端SMA-Pのケーブル(20cm)×二本。

 

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奥はSMA-Pの測定用プラグで、左からショート/オープン/50Ωダミーロード。
手前はSMA-J中継コネクタ。

 

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PC接続/充電用のUSBケーブル。
USB-C⇔USB-CとUSB-C⇔USB-Aの二本が付属しているが、USB-C⇔USB-Cは少々短いかな。

 

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ハンドストラップ。
髪留めゴムのような素材でギターピック形状の樹脂製スタイラスが付いている。
こんな形状だけど意外と使いやすい。

 

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本体のストラップホールを使って装着。
青い光は電源ON表示(LED)で、バッテリー残量が少なくなってくると点滅する。

 

 

同時購入品

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液晶保護フィルムと変換コネクタ。

 

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購入した保護フィルムは2.8インチ(非ワイド)。
デジカメやドライブレコーダー用として売られている。

 

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変換コネクタはSMA-P/J⇔BNC-P/Jが四種類。
手持ちのM-P/J⇔BNC-P/Jと組み合わせれば、ほぼ対応出来る。

 

 

数多く公開されている解説サイトを参考に、いろいろ試行錯誤しているところ。
簡単に試せて実に奥が深く、どのように活用しようかと考えるのも楽しい。

冒頭の写真は先日入手した巻き尺戦術アンテナを測定している様子。(4) 

 

 

 

  1. PCと接続して使う際には不要だからか未装着の製品も少なくない。 []
  2. 未対応の場合もダイオードを追加することで対応出来る。 []
  3. 充電完了しても消灯しない模様。 []
  4. 実際の測定ではちゃんとアンテナを立てて行った。 []

巻き尺戦術アンテナ(軍用ブレードアンテナもどき)

【この記事の所要時間: 343秒】

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最近また通勤時にラジオ(TOKYO FM 80MHz)を聴くようになった。
使っているラジオはハンディトランシーバー(YAESU VX-8D)だけど、以前に比べるとなんとなく受信感度が今一つのような気がする。
自宅から自宅最寄り駅までの間で途切れるというか殆ど受信出来ず。
スケルチで切れているのもあるけれど、シグナルメーターの読みでも余りよろしくない。

 

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装着しているアンテナはCOMETのSMA209…アマチュア無線(144/430MHz帯)用の物。
全長7cm程度と短く、軟らかいゴム外装のため折り曲げに強い。
ただ、曲げた際に妙な感触があるので経年劣化か疲労で内部の導体が断線仕掛かっているかもしれない。
ちなみに、このアンテナはVX-8Dと一緒に2010年頃の購入…もう十年選手だ。
組み合わせるBluetoothヘッドセットは今使っている物で三代目。

余談になるが、9年前の3.11の時もこのペアを通勤ラジオにしていた。
職場から自宅までの徒歩帰宅時に、FMラジオを聴きつつデュアルレシーブ機能で鉄道無線(東急東横線)をワッチしながら、東横線の線路沿いに歩いた覚えがある。

 

アンテナを長い物に換えれば受信感度が上がるのは当然のこと。
でも長いアンテナは持ち回り時に不便…しかも通勤時なので尚のこと。
ロッドアンテナにして徒歩時だけ伸ばすことも考えたが、手間が掛かる上に折れ曲がる恐れもある。

 

 

巻き尺戦術アンテナ

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Amazonで何か良さそうなアンテナは無いか…と探していて見つけたのがコレ。
中華製のアマチュア無線(144/430MHz)用の格安アンテナ。
「巻き尺 戦術 アンテナ」という説明で様々なメーカー?ブランド?から多数出ている。

 

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全長39cmのホイップアンテナとベルクロ(マジックテープ)ベルト。
軍用のブレードアンテナを模した形状…これが「戦術」の由来だろうか。

 

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コネクタはBNC…VX-8DはSMAだけどFT-818でも使うかもしれないのでBNCを選択。
ベース部分は樹脂製だけど国内メーカー品と比べると素材/仕上げの格が低く、プラスチッキー感が高い。
尚、ワンポイントで入っている赤いラインは塗装や別部品ではなく輪ゴム。

 

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ブレードとベースはネジで結合されている。

 

変換アダプタ

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VX-8Dへ装着する際に使うBNC⇒SMA変換アダプタ。
ちょうど手持ちが有った。

 

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アンテナにアダプタを装着。
スッキリとした一体感がある。

 

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VX-8Dに装着した様子。
アダプタ下部の外寸とVX-8D側受け部内寸がほぼピッタリでこちらも一体感がある。

 

 

FM受信感度比較

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自宅室内でTOKYO FMを受信。
SMA209でのシグナルレベルはS3程度…他のラジオと比べてもかなり低い。

 

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巻き尺戦術アンテナに交換。
シグナルレベルはS7〜S9…立てるとS9まで上がるけれど、写真撮影で寝かせるとS7まで低下。
それでも格段に向上した。

 

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伸ばしたまま(全長39cm)ではさすがに長いので持ち回りを想定して二つ折りにした状態。
このくらいの長さなら、バックパックのサイドポケットに入れて置いても邪魔にはならない。
シグナルレベルは伸ばした状態と同じくS7…但し、立てても特に変わらず。

 

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更にコンパクトさを求めて三つ折りにしてみた。
シグナルレベルはS5…前のアンテナよりは向上するけど、ほぼ同等かな。

というわけで、二つ折り状態で使う事にしよう。

 

 

FT-818にも似合う♪

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同じくミリタリーもどきなFT-818に装着…結構似合う(自画自賛

 

 

巻き尺アンテナ

商品説明に付いている「戦術」はタクティカルの意味、では「巻き尺」は…?

ブレードの質感(特に曲げ伸ばしした際)がコンベックス(金属製テープの巻き尺)にそっくりで、ちょっと調べてみたら実際にコンベックスを流用してブレードアンテナを作る記事が幾つか見つかった。

 

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コンベックス

 

コンベックスのテープ(尺部分)を適当な長さで切り出して、凹面が内側になるように二つ折りにする。
切断した端の塗装を剥がして金属面を露出し、端子(ネジやコネクタ)を接続する。
全体を熱収縮チューブで覆って出来上がり。

今回購入したアンテナも被覆は熱収縮チューブだし、剥いてみたら中から巻き尺が出てきそうな気がする(^^ゞ

 

 

 

GPD MicroPC … ポートカバー

【この記事の所要時間: 151秒】

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GPD MicroPCの最も大きな特長は豊富な入出力ポート群だろう。
但し使用頻度が高いのは極一部。
屋外での使用機会も多いので、開口したままの未使用ポートが剥き出しなのが少々気になるところ。
特にRS-232C(DSub 9pin)はソフトケースへの出し入れ時にピンが引っ掛かって曲がったという事例もあるようだし。

それならカバーを装着すれば良いじゃないか。

 

 

ポートカバー1(市販品)

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HDMI、USB(TypeA、TypeC)、RJ45、ヘッドホンの各端子はメジャーなのでコネクタカバーが市販されている。
ちょうど全てセットになった商品を見つけたので購入。

 

 

ポートカバー2(半自作品)

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問題はコレ。

DSub 9pin用のコネクタカバーも市販はされているが(探した範囲では)全て「外側から被せる」タイプ。
MicroPCのRS-232Cポートはコネクタ(周囲)とケースが密着しているため、被せるタイプのカバーは使用出来ない。
「内側に嵌める」タイプじゃないと使えない。

結構探してみたものの嵌めるタイプのカバーは見つからず。
メス側コネクタを加工しようかとも考えたけれど、殆どが金属製なため加工が難しく、また出っ張りも大きいため見送り。

 

ふと、ファミコンのコントローラーに用いられているコネクタがDSub9pin(メス)と互換性があり、樹脂製なので加工が容易…ということを知った。

 

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中華製の格安品を入手した。
早速、MicroPCのRS-232Cポートに挿してみるとキツ過ぎずユル過ぎずで良い感じ。

 

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使うのは左端の部分。
出っ張りが大きいのでヤスリで削る…軟らかい樹脂なので切るのも削るのも容易。

 

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背面に手持ちのゴムシートを貼って出来上がり。

 

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見るからに粗製急造だけどカバーという目的は十分果たせるので良し。

実のところ、使う機会は殆ど無いんだから、単にゴムシートを貼り付けるだけでも十分じゃないか?…という気がしないでもないけどね(^^ゞ

 

 

 

超ミニPC購入♪ … GPD MicroPC

【この記事の所要時間: 737秒】

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不要品や死蔵品をオークションに出したところ、思いも寄らない高値がついたこともあって、ちょっとした臨時収入が入った。
少しだけ懐が潤ったので、それならば…と以前から気になっていたUMPCを購入することにした。

予約しているIC-705が今月下旬発売の予定、いずれはモバイルFT8運用をしてみたい、その時には軽量コンパクトでそこそこのスペックを持ったモバイルPCが必要になる…というのは表向きの理由。
そろそろなにか弄りたいというのが本音。
そういえば、ラズパイに手を出したり無線環境を一式揃えてFT8で実運用を再開したのは昨年の今頃だったな。
この時期は何かを作ったりセットアップしたくなるのかもしれない。

機種選定では特に悩んだり迷ったりすることなくGPD MicroPCに決定。
ハイスペックじゃないけど(というかむしろスペック的には低い…Intel N4100プロセッサ/メモリ8GB/SSD128GB)、想定している用途には必要十分。
画面がやや狭い(6インチ、1280×720)ものの、試しに無線用PCを使って想定した画面サイズでWSJT-Xを初めとするFT8運用関係アプリを立ち上げてみたところ、使えないというほどの制約は感じなかった。
運用時に使用するアプリ達(WSJT-X、TurboHAMLOG、他)はWindows10に標準実装されている仮想デスクトップを使って切り替えれば良いし、そもそも画面の小ささを考えれば、1画面(デスクトップ)に1アプリ(全画面表示)が無難だろう。
キーボードの小ささは200LXで慣れ親しんだHP打ち(親指打鍵法)を使えば十分補える。
OSがWindows10 Pro(64bit)なのも大きな選定理由。
それに何よりも価格の安さが魅力だった。

 

 

外観

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天板には傷防止と滑り止めを兼ねてスキンシール(ブラック・カーボン調)を貼っている。
写真では判り難いが、右上角にはインジケータランプ(充電/休止)が有る。

 

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前面には左からストラップホール、マイクホール、ヘッドホンジャックが有る。
UMPCでストラップホールが付いているのは本機くらいじゃないかな。

 

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右側面にはリセットホール…伸ばしたクリップなどの細い棒を差し込んで操作する。
リセット後の起動は手動(電源ON)で行う必要がある…らしい。

 

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左側面にはUSB3.0(Type-A)ポートとMicro SDXCスロット(2TBまで対応)が有る。

 

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たぶん本機最大の特徴がこの背面のポート群。
左からRS-232C(Dsub9ピン)、HDMI2.0、USB3.0 ×3(Type-A ×2、Type-C×1)、GbE(RJ45)が並ぶ。
USB Type-Cは本機への充電や映像出力にも対応している。
PD 2.0ベースの急速充電をサポートしており30分でバッテリーの半分まで充電可能、 また、5V / 3AベースのUSB充電器を使用出来る。

 

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底面にはφ2.5mmの金属製ネジ穴が二つあり、スタンドなどに固定することが出来る。
ちなみに、左中程のネームプレートはIBM ThinkPad240Zに付属していた物で、レーザー刻印でフルネームが記されているが、ここではひとまず一部だけ見せている。

 

 

キーボード&ポインティングデバイス

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約150×85mmの狭いスペースにキーボードとポインティングデバイス(タッチパッド、ボタン)、電源スイッチ、ファンスイッチ(停止/自動)が整然と並ぶ。

 

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タッチパッドは約47×30mm程度と狭いが、マルチタップやジェスチャーにも対応しており、操作性は意外と悪く無い。
保護シートを貼っているが、貼った時には無かった気泡が後から出てきて今一つ。
Amazonの購入者レビューにも勝手に剥がれてきたとか気泡が拡がったというコメントがあったので、粘着性が低いのかもしれない。

 

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左右ボタン+センターボタン。
アプリ(W10Wheel.NET)と組み合わせるとかなり便利に使える。

このタッチパッドとボタンが思っていた以上に使い易くて、用意しておいたBluetoothマウスの出番が全く無い。

 

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キーボードの配列は、数字キーが二段になっているのを除けば特に大きな違和感無し。
キートップのサイズは10×10mmと極小。
机上などに置いてのタッチタイピングは少々厳しいものの、ボディを両手で持ってHP打ち(親指打鍵法)をすると格段に使い易く感じる。
尚、バックライトが内蔵されているので、暗い場所での入力もOK…これも大きな選定理由。

 

 

開く角度

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ディスプレイが開く角度はさほど大きく無いが(最大で約140°くらいか)、視野角が広い(178°)ため不便は感じない。

 

 

付属品

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標準添付品は、マニュアル、ACアダプタ、USB-Cケーブル、ハンドストラップ。
今回は国内の正規代理店から購入したので、他にソフトケースやネックストラップ、リカバリ用USBスティックメモリ、メモリカードリーダー/ライター、クリーニングクロス、他が付属していた。

 

 

サイズ比較

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iPhone8(メタルバンパー装着)と。
テザリングでインターネットアクセス中。

 

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今までで手持ち最小のWindowsPC VAIO U101/Pと。
U101/Pの画面が暗いのはバッテリー駆動で輝度を落としていることと純正オプションだったプライバシーフィルタを装着しているため。

 

 

モバイルバッテリ運用

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スペックが抑えられていることで消費電力も低く(10W程度)、一般的なモバイルバッテリで運用出来るのも良いね。

 

 

SSD交換

本機にはM.2 2242 SATA 3.0接続の128GBが搭載されている。
容量的には可もなく不可もなくだけどやはりもう少し欲しい、それに割と早い時期に故障したという報告を幾つか見掛けたので、実使用を始める前に早々に交換することにした。
交換に使用したのは本機で使用実績の多い Transcend SSD M.2 2242 512GB SATA III を選定。

 

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用意した道具は…静電気防止手袋、ピンセット、精密ネジ用ドライバ、ギターピック。
本機の開腹は底面のネジ×5本(内1本はシールの下に隠れている)を抜き、数ヶ所有るツメを外して行う。
ほぼ手持ちだが、ツメ外しにもってこいなのがギターピックということで新たに買い求めた。
ちなみに、購入したのは18枚ものセットで3種類のサイズ(厚さ)が入っていて、その中の0.71mmと0.96mmを使用。(1) 

底側が外れれば、SSDの固定ネジを外し⇒SSDを交換し⇒固定ネジを留める…という簡単な作業。
写真を撮り忘れたので、具体的な手順についてはより詳しく解説しているサイトを参照して欲しい。(2)

この作業と並行して、別のPCでリカバリーメディア(32GB以上のUSBスティックメモリ)を作成しておく。

 

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大容量SSDは発熱量が多い、ということなので表面に放熱フィルムを装着してみた。

 

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既にWindows10の画面だけど、ちゃんと認識されている。

実は今回ちょっと失敗してSSDの交換作業を計三回も行う羽目になった。
本機を購入してとりあえず動作確認をしたものの、Windows10 Proのネットワーク認証をする前にSSDを交換したため、交換したSSDにリカバリーメディアからインストールしたWindows10 Proの認証が出来なかった。

結局、元のSSDに戻して認証を済ませてから再び新SSDに換装したところ認証OKになったが、結構悩んだぞ。

 

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取り出した元のSSDはケースに入れて外付けドライブにしたが、万が一に備えて中身はそのままにしている。

 

 

指紋認証

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起動やスリープ解除の度にパスワード入力するのはやっぱり面倒。
というわけでUSB接続の指紋認証キーを実装した。
思ったほど出っ張り感は無く、黒い樹脂製なので本機の雰囲気とも合う。
この位置なら両手持ちした際に左手の人差し指・親指が自然に当たるので操作し易い。

 

 

 

  1. 最初に0.71mmで隙間を作り、その後0.91mmで外していく…という流れ。 []
  2. 自分も大いに参考にさせていただいた。(多謝♪ []