Last Updated on 2026/07/26 by りょう

3Dプリントで極一部のケースを除いて欠かせないのがサポート。
そしてサポートで必ず発生するのがサポート材の除去とサポート痕の整形。
ニッパーやカッターナイフで切断してラジオペンチやピンセットで取り除き、デザインナイフやヤスリで整形…という一見単純ながら実に手間暇と労力の掛かる作業。
ニッパーでは入らない隙間、カッターナイフだと太いサポート材を切るのは大変でうっかりすると刃が滑って怪我を招くし対象物を傷つける可能性も有る。
ラジオペンチやピンセットで取り除く際も小さな突起が残ったり逆に本体側が抉れてしまうことも。
隠れる箇所ならまだしも目立つ表面だと抉れた時点でほぼ失敗…。
この突起を均すのもデザインナイフだとカッターナイフ同様に怪我をしたり対象物に傷を付ける恐れが有り、ヤスリで削ると表面が荒れて白化してしまうことも有る。
そもそもデザインナイフやヤスリが入らない溝や凹みだとどうしようもないわけで…。
いつもの様に前置きが長くなってしまった。
要するに、3Dプリントのサポート材除去や痕を均すのに超音波カッターが非常に使えるということを(今更ながら)知ったわけで、早速導入することにした次第。
当初は最近よく見掛ける安価な中国製品で良いかと思ったけれど、安かろう悪かろうまではいかないとはいえやはり価格なりの性能の様で、また万一の故障対応などのサポートが期待薄なので見送り。
主に3Dプリント作業で使っている方のブログ記事などを参考にして選んだのが「EchoTech ZO-41Ⅱ」。
実績が豊富なことに加えて、替刃などのオプションが豊富、そして何といっても国内メーカー製(製造も日本国内)の安心感。
併せて購入したオプション品なども実際に3Dプリントの後加工で使われている記事を参考にさせていただいた。
構成品
ACアダプタと電源ケーブル

メガネ型2Pプラグと同軸型DCプラグが用いられた極一般的な物。
ACプラグは2Pタイプなので変換不要。
書類

取扱説明書、注意書き、オプション品カタログ。
パッケージ(外装箱)には『取扱説明書はWEB(商品ページ)からダウンロードして下さい』の一文と商品ページのQRコードが記載されているが、この通り紙の取扱説明書も添付されている。
付属品

替刃はNTカッター製デザインナイフ用が40枚も付属している。
六角レンチは刃を交換する際に使用するが、締め込みはトルク管理が必要なため別途トルクドライバー(後述)の使用が強く推奨されている。
本体以外の購入品
純正オプション
替刃・固定具

左から:
- ZH14 薄刃(厚さ0.15mm)
狭い部分の切削には付属の標準刃(厚さ0.38mm)よりも使い易いということで購入。 - ZH15 薄刃用固定具
付属の標準刃用固定具では薄刃の固定は出来ないため必要。 - ZH07 平板(厚さ1mm)
細かな出っ張りを均すには刃が付いていないこの平板が向いているということで購入。
固定具は付属の標準刃用が使用出来る。
標準刃と平板の比較

平板は刃が無い平坦な板で対象に深く食い込まないため切削し過ぎる恐れが少ない。
また手前に引くようにして表面をなぞることでカンナ掛けのような加工が可能。
サポート材を除去した際の僅かな抉れもこの平板を使えば有る程度目立たないように埋めることが出来るかも(と期待)。
他に2mm厚のZH08 平板もラインアップされている。
メンテナンスセット

固定具を挿し込み固定するホーンの内部に汚れや細かい滓が付着していると、異音の発生や切れ味の低下などを招き、最悪の場合はホーンが破損する。
そのホーンの内部を清掃する物。
細かいシートヤスリと丸棒で自作も可能だと思うけれど、今回は他とまとめて純正オプション品を購入した。
ツール(トルクグリップ、ビット)


刃は超音波で高速振動する構造から固定の際にはしっかり締め込む必要が有るが、イモネジが小さく固定具がアルミ材ということで締めすぎると破損する恐れが有り、締め込み時のトルク管理が重要。
そのため、純正オプションにもトルクドライバー(ZH25T2)が用意されていて必須級としてオススメもされているけれど…如何せん高価…。
イモネジの六角穴は対辺1.5mm/純正トルクドライバーの適正トルクは0.6N・m…この二つを満たす高品質のトルクドライバーなら代用出来る。
幸いに、利用者のブログ記事で代用出来るトルクグリップとビットが紹介されていたので、全く同じ組み合わせで購入した。
適正トルクに達するとハンドルがクリックするので判りやすい。
- トルクグリップ
TONE(トネ) TG06(適正トルク:0.6N・m/対応ビット:対辺6.35mm) - ビット
VESSEL(ヴェッセル) 剛彩ビット(対辺1.5mm/対応ビット:対辺6.35mm)
カッターマット

小物の切削加工用に、一般的なカッターマットだと溶けてしまうため超音波カッター用の専用品を購入。
カッターマットも純正オプションが有るが、全く同じサイズで恐らく材質も同じこの商品が安かった。
尚、ガラス製のマットは切れない・溶けないということで超音波カッターで使用している記事を幾つか見掛けたが、一方で「刃がガラス表面に当たった瞬間の強力な摩擦熱で刃先が焼けて寿命が著しく短くなり、切れ味の大幅な低下や破損を招く」という指摘も少なからず有り(メーカーのエコーテックもWebに記載)、見送った。
写真(Leica M10-D、Ricoh GRⅢ)、アマチュア無線(JR4WDU)、デジタルガジェット、3Dプリント、ミリタリー(トイガン、小物)…などなど、興味の赴くままに広く浅く細く長く愉しんでいます。







