[HiGOLE GOLE1 Pro] 充電/給電と冷却

【この記事の所要時間: 733秒】

昨年末に購入した超ミニPC「HiGOLE GOLE1 Pro」…コンパクトで、意外とキビキビ動き、小さい画面サイズながら視認性が良いことから、すっかりお気に入り。
それらの特長を活かして、FT8(アマチュア無線のデジタルモード)運用端末としても良いかも…と、FT-818やIC-705との組み合わせを色々思案中。
⇒【[HIGOLE GOLE1 PRO] 超ミニで拡張性大なWIN11タブレットPC
⇒【[HIGOLE GOLE1 PRO] 関連小物いろいろ

そこで以前から少々気になっている充電/給電と冷却について対処を考えてみた。

充電/給電対処

GOLE1 Proの電源端子はUSB Type-CだけどPDには対応しておらず、基本的に付属のACアダプタ(スイッチング式でUSB Type-Cプラグ出力)しか使えないが、一般的なACアダプタ(12V/2A以上)のDCプラグ出力をUSB Type-Cへ変換して使用しているケースをどなたかのブログで見かけた。
あくまでも自己責任になるが他のACアダプタも使えるということで、もし付属のACアダプタが故障しても代替品の入手は難しくない…ひとまず安心要素。
とはいえ、この方法はモバイルバッテリーでは使用できないし、ACアダプタ自体も最近の小型高出力の物を使用したい。
情報収集していると、PD対応ACアダプタやモバイルバッテリーから特定の電圧出力(今回は12V)を取り出すトリガーケーブルと、そのトリガーケーブルの出力コネクタ(DCプラグ)をUSB Type-Cへ変換するケーブルの組み合わせでGOLE1 Proへ充電/給電出来たという記事を見つけた。
⇒『ARROWS Tab V567/Pよりも高性能なスマートフォンサイズのPC Gole1 Pro Mini PC』(モバイルやIT機器を活用するSINのモバイル修行3rd 復活編)

早速、同じケーブルをAmazonで購入し、手持ちのPD対応ACアダプタで試したところ、充電/給電ともに問題無し。(あくまでも自己責任で。)

トリガーケーブル(左)と変換ケーブル(右)、トータルの長さは約1.5m
付属ACアダプタを使用…当然ながら問題無く給電(充電)している。
PDの対応ACアダプタとPD対応USBケーブルを使用…残念ながら全く給電していない。
PD対応ACアダプタとトリガーケーブル&変換ケーブルを使用…僅かに電圧が低いが問題無く給電(充電)している。

これでACアダプタの選択の幅が格段に広がるし、モバイルバッテリーでの使用も可能になる。

冷却対処

GOLE1 Proはファンレス(金属ボディ自体を放熱に使用)ということもあって結構発熱する。
特に給電/充電しながらだとバッテリー自体の発熱もあって、Windows Update等の高負荷時には素手では持ち続けるのが辛いくらいの熱さ(CPU温度で70℃台後半)になることも。
発熱が多いことは事前に或る程度見聞きしていたので、高負荷時の熱影響を少しでも軽減したく本体と併せてスマホ用クーラーを購入していた。
ペルチェ素子&ファンの構成で冷却性能はそこそこ有るものの、バッテリー内蔵のため結構嵩張る上にバッテリー稼働時間がさほど長く無くて結局外部から給電する必要が有る、スタンドの脚部分が薄いプラスチック製のためやや重量の有るGOLE1 Proを載せて使うには少々心許無い…。
⇒【[HIGOLE GOLE1 PRO] 関連小物いろいろ

使用時にはGOLE1 Proから給電するのでバッテリーは不要、コンパクトなアクティブタイプ(ペルチェ素子&ファン)と、なるべく嵩張らないような薄いパッシブタイプ(ヒートシンク)の二種のスマホクーラーを購入してみた。

アクティブタイプクーラー(ペルチェ素子&ファン)

排気側
機器への貼り付け側

スマホやタブレットの背面に貼り付けるスマホクーラー。
機器に近い側から熱伝導シート⇒ペルチェ素子⇒ヒートシンク⇒ファンといった構造になっている。
サイズは横70mm×縦45mm×厚20mmと、やや厚さが有るものの比較的小型軽量。
小さな吸盤と熱伝導シートの粘着力でデバイスに貼り付ける。
尚、予備として吸盤4個・熱伝導シート3枚と、他に給電用USBケーブル(Type-A⇒micro)とスマホへの装着を補強するゴムバンド?が付属している。

給電用microUSB端子
給電ケーブル(USB Type-A⇒microUSB)
給電ケーブル接続
給電ケーブル接続

給電用microUSB端子は貼り付け面にかなり近いため、樹脂カバー部分の厚さが有るコネクタだと、貼り付けの際に干渉する恐れがある。
購入者のレビューでは付属のUSBケーブルでも干渉したとの報告も見られた。
今回は取り回しを考えて両端がライトアングルになっていて短い物を予定していたため、併せてmicroUSBコネクタが極力小さい物を探した。
microUSBコネクタはライトアングルや小型の物が多いので、こういう目的にはUSB Type-Cよりも向いているように思う。

GOLE1 Proに装着

GOLE1 Pro側とクーラー側の両方ともライトアングルコネクタの向きが合っていて、ケーブルも細めで長さ(12cm)がちょうど良く、スッキリまとまった。
装着確認なので吸盤だけだが割としっかり貼り付いている。
熱伝導シートの粘着力が加われば、縦置きしても強い振動を与えなければ、そう簡単にはズレ落ちたりしないだろう。
厚さがほぼ倍になるのは仕方なし。

実際に使ってみて…今回はそこまで発熱する用途が無かったので冷却効果の判断は割愛。
ファンの駆動音については、室内の静かな状況でも殆ど気にならない。
購入者レビューでは貼り付ける側によっては共振して結構響く場合もあるとのことなので、使う環境次第かと。
GOLE1 Proは割と厚さがある金属ボディで重く、内部も結構詰まっているため、さほど響かないのかも。

パッシブタイプクーラー(ヒートシンク)

表面
側面
裏面

前面に溝が掘られた、いわゆるヒートシンク。
変わった形状なのは、スマホのカメラレンズを回避するため。
裏には一面に熱伝導シートが貼られている。
サイズは横105mm×縦60mm×厚3mm。
背面が覆われるケースとの共用はまず無理、バンパータイプなら併用出来るがワイヤレス充電は当然ながら阻害されてしまう。(GOLE1 Proはケースもバンパーも装着せず、ワイヤレス充電も無いので影響無し。)

先のクーラーとの併用は出来ないが、コンパクトにまとめるならコチラの方が向いているかな、給電も不要だし。
効果を調べてから使い分けを考えよう。

タッチパッド付き折り畳みワイヤレスキーボード(Bluetooth)

GOLE1 Proではキーボードとタッチパッドが一体化した小型ワイヤレスキーボードを使っているが、文字入力が多くなってくるとキーボードが少々小さすぎるし、タッチパッドの操作をしたい時には都度裏返す必要があり煩雑な上に時々上下や左右が反転してしまい(再度裏返して戻すと直る)、使い難さを感じるようになってきた。
また、Windowsが使えない時でも操作出来るように専用USBドングル使用タイプにしたが、そういう機会は早々無いし(もちろん無いほうがいい)、USBポートを一つ専有するのも惜しい。
⇒【[HIGOLE GOLE1 PRO] 関連小物いろいろ

折り畳んだ状態
折り畳んだ状態でGOLE1 Proとサイズ比較
展開して使用状態

そんなわけで、タッチパッド付きでBluetooth仕様のワイヤレスキーボードを新調した。
サイズは、折り畳んだ状態で横150mm×縦100mm×厚16〜20mm、展開した状態で横300mm×縦100mm×厚8〜16mm。(厚さに幅が有るのは、手前に向かって僅かに傾斜した形状になっているため。)
キートップは一部幅が狭いキーも有るが概ね15mm角、間隔が広めでクリック感も有り、割と打鍵し易い。
タッチパッドは横57mm×縦85mm。
iOS・Windows・Androidに対応し切り替えて使用できるため、iPhoneやiPad mini(どちらか一方)でも活用出来るだろう。

元の小型キーボードは予備としてGOLE1 Proと一緒にセミハードケースへ入れておこう。


tinySA ULTRA 導入

【この記事の所要時間: 543秒】

NanoVNAに続いて数年前から話題になっているコンパクトなスペクトラム・アナライザ tinySA …その上位モデル tinySA ULTRAを購入した。
ULTRAは未だ国内販売されていないため海外通販…購入先は公式サイト内でも推奨されている「Zeenko store on AliExpress」。
ULTRAのBad Cloneが出回っているという話は未だ見聞きしないけど念の為にね。
発注は1/3…その時点での配送予定日は1/21だったが、一日前倒しで一昨日(1/20)届いた。

tinySA ULTRA

開封

化粧箱

エアキャップで何重にも包まれ、更にクッション封筒に収められていて、化粧箱の傷みは皆無。
なかなか高級感がある。

構成品

tinySA ULTRA本体の他に:
・接続ケーブル(SMA-P⇔SMA-P)×2本
・USBケーブル(USB-A⇔USB-C)
・中継コネクタ(SMA-J⇔SMA-J)
・ロッドアンテナ(SMA-P、短縮時10cm/伸張時30cm)
・ピック状スタイラス付きストラップ(丸ゴム紐製)

ファームウェアアップデート

FWアップデート適用後(v1.4-31⇒v1.4-40)

Bad Cloneはセルフテストの特定項目がNGになるため、テストを回避してOKを見せるように改竄された偽ファームウェアが搭載されており、正規のファームウェアに入れ替えてテストすることで判定できるという。
尚、公式サイトには「デバイスが正常に機能しているのであれば、ファームウェアをアップデートする必要は無い」と記されているものの、入手したULTRAの搭載バージョンから短期間の間にリビジョンが結構上がっていたので(v1.4-31⇒v1.4-40)、アップデートすることにした。

最初、公式サイトに記されている「bin ファイルと dfu-utilを使う」手順を選択したが、ULTRAをUSB接続してDFUモードにしてもPC(GPD P2 Max Windows10)から全く認識されず先に進めない。
USBケーブルを換えてみたものの改善せず。
PCから認識されないのであれば「bin ファイルと STM32CubeProgrammerを使う」手順も同様に不可。
何か解決策や他の手段は無いものか…とネットで調べてみると、「tinySA-App」(公式サイト内でも紹介有り)というPCコントロールアプリを使う方法が見つかった。
⇒『tinySA Firmware Update(v1.1-32-g3c79a47)』(JH1LHVの雑記帳)

アプリは単独起動出来るのでインストール不要、ファームウェアアップデートの手順も簡単…ということで早速試してみたところ、呆気無く完了。
無事アップデート出来た。

※手順:
 ①DFUモードにしたtinySA ULTRAをPCをへUSB接続する。
 ②tinySA-APPを起動し、①で接続したCOMポートを選択する。
 ③ウィンドウ上部のメニューバー中程にある【▼▼】をクリックする。
 ④サブウィンドウ内左寄り中程にあるフォルダアイコンをクリックしてファームウェアファイルを選択する。
 ⑤tinySA ULTRAへの転送とアップデートが自動実行される。
 ⑥正常終了したらメッセージに従ってtinySA ULTRAの接続を解除する。

※注意点:
 ・tinySA ULTRAのDFUモードへの移行は、ジョグダイヤルを押しながら電源をONにする。
  この際、画面は何も表示されず真っ暗なままで、電源LEDは赤色点灯する。
 ・拡張子が「dfu」のファームウェアファイルを使用する。

セルフテストとレベルキャリブレーション

セルフテスト完了

ファームウェアアップデート後のセルフテストは全項目問題無し。
当然だけど、不自然にスキップ(何かやっているようなフシが無く「Pass」だけ表示)するなんてことも無し。

キャリブレーション完了

詳細は未だ良く判っていないけれど、とりあえず問題無く完了。

液晶保護フィルム貼り付け

エレコムの4.5インチ用液晶保護フィルム

専用の保護フィルムは無いので(ノーマルモデルの方は既に専用品が国内販売されている)、近いサイズの汎用品を流用。
ULTRAの仕様では画面サイズは4.0インチとのことなので、手持ちの4.0インチ用保護フィルムが使えるかと思ったら、短辺側が明らかに短くて使えなかった。
実際に測ってみると、ケースの開口部サイズで短辺側を合わせると4.3インチ用が合いそうだけど、未だ微妙に短い。
ケースを開けて液晶ディスプレイで直接測ってみたところ、短辺側は4.5インチ用がちょうど同じサイズで、長辺側は1cm切り詰めるとジャストサイズになる。

ケースを開けた状態

四隅のネジを抜けば簡単に三枚おろし(前面ケース、基板、後面ケース&バッテリー)に出来る。
上の写真で基板を裏返せば液晶ディスプレイが露出するので、保護フィルムを貼り付ける。
ケースを付けたまま貼り付けるのに比べて遥かに容易。

貼り付け完了

数多くの機器の保護フィルムを貼ってきたけれど、その中でも上位に来るほど綺麗に貼れた(自画自賛)。

収納ケース

収納ケース

ULTRA本体と各種付属品をまとめて収納出来るケース。
以前、HiGOLE GOLE1 Pro用に購入した任天堂DS LL用ケースの使い勝手がなかなか良く、ULTRAのサイズや付属品も無理なく収められたので、同じ物の色違い(ファスナー部分)を購入した。
⇒【[HIGOLE GOLE1 PRO] 関連小物いろいろ

内部ポケットにULTRAを収納

このケースには取り外し可能な内部ポケットが有る。
GOLE1 Proはやや大きくてこのポケットは使わずスポンジでスペーサーを作成したが、ULTRAはちょうど良い感じに収納出来る。

カートリッジポケット

ゲームカートリッジ用のポケットはアッテネーターや変換/中継コネクタを収めるのにちょうど良い。

ポケット

蓋側のポケットはマチが有るので、ケーブルやアンテナなどやや嵩張る物を収納出来る。

元が技術屋(ハードウェア設計・開発)なので、測定器には特に興味がある。
信号という見えないものを見る面白さを体験出来るのが測定器というツール。
もっとも専門はデジタル伝送とプロセッサ系で高周波の経験は余り無いけれども。

さて、コイツは何に使おうか。(本末転倒)


ACアダプタ用電圧/電流計を作成

【この記事の所要時間: 648秒】

一般的なACアダプタには、スイッチング式/トランス式(安定化、非安定化)といった種類が有る。
スイッチング式>トランス式(安定化)>トランス式(非安定化)の順で発生ノイズが少ないため、オーディオ機器や無線機器ではトランス式(非安定化)を使うことが多い。
ただ、非安定化トランス式ACアダプタは出力電流と機器の消費電流の差によって出力電圧が変動し、消費電流が少ない機器に大電流出力の物を使うと出力電圧が表記電圧より増大し、機器の規定入力電圧を超過する恐れがある。
大が必ずしも小を兼ねない。
但し一方で、機器の消費電流が著しく少ない状況(たとえば内蔵バッテリーが満充電状態で追加の電力消費が無い場合など)では、出力電流が低い非安定化トランス式ACアダプタの方が出力電圧が大きくなるケースもあるため要注意。

ACアダプタが付属していなくて、且つ、メーカー推奨のACアダプタ(純正オプション)が不明な場合や、付属品やオプション品がスイッチング式のためノイズの少ないトランス式(非安定化)に置き換える場合など、機器の消費電流が分かれば、たとえば次のようなサイトを参考にして適合するACアダプタを選定する。
⇒【トランス式非安定化ACアダプタの出力特性/マルツ

もし機器の消費電流が分からない場合は…測定するのが確実。
両端がDCプラグ(オス/メス)の中継ケーブル的な物を作り、途中に測定点(端子)を設けてテスターで測れば良いだろう。
もしかして、そういう用途の小物(製品)が既に有ったりしないだろうか…と調べたら、さすがにそのものズバリの製品は無かったが、市販の電圧/電流計を使ったACアダプタ用電圧電流計の自作記事を見つけた。
⇒『ACアダプタ用電圧電流計』(高田馬場の組み込み屋さん-電子工作、回路設計、ファーム TIPS)

大変判りやすい記事なので早速参考にさせていただき作成してみた。★情報公開に感謝します★

ACアダプタ用電圧/電流計

外観

タカチのABS製ケース(SW-85B)を使用し、前面に電圧/電流計を装着、後方からDCケーブル(入出力)を出している。
DCプラグはオス/メスとも、手持ちで最も多い外径φ5.5mm/内径φ2.1mmを選択…もし他のサイズで計りたい場合はサイズ変換アダプタ(5.5mm/2.1mmから変換するアダプタは多種出ている)を使用する。

使用した電圧/電流計はDER EE/DE-2645-05RR
・動作電源電圧:DC 4.5V〜24V(被測定電源から供給可、この場合は電圧測定範囲がDC 4.5V〜24Vになる)
・電圧測定範囲:DC 0V〜100V(測定誤差:0.5%±2dgt、分解能:0.1V)
・電流測定範囲:DC 0A〜999mA(測定誤差:1%±3dgt、分解能:1mA)
・自己消費電流:約20mA

測定電流が1Aを超える場合は、同じシリーズで10Aまで測定出来るDER EE/DE-2645-02に交換する。(コネクタの差し替えだけで交換可。)
・動作電源電圧:DC 4.5V〜24V(入力電源から供給可、この場合測定範囲はDC 4.5V〜24V)
・電圧測定範囲:DC 0V〜100V(測定誤差:0.5%±2dgt、分解能:0.1V)
・電流測定範囲:DC 0A〜10A(測定誤差:1%±3dgt、分解能:0.01A)
・自己消費電流:約20mA

内部と底板

電圧/電流計にDCケーブルをコネクタ接続しているだけの単純な構造。
写真ではわかりにくいが、DCケーブルを通している穴にはグロメット(ゴムブッシュ)を嵌め込んでいる。
コネクタは大きい方(3P)がVHタイプ、小さい方(2P…片側のみ使用)がXHタイプ。
底板には滑り止めのゴム脚を装着。

底板内側

ケーブルに引っ張られて動くため、底板の内側には鉛板のウェイトを貼っている。

実測

CommRadio CR-1

規定入力電圧

規定の入力電圧は6V〜18Vとかなり広い。

使用ACアダプタ(トランス式非安定化タイプ)

元々ACアダプタは付属しておらずメーカーのオプション設定も無いため、ネット上で見つけた機器の大まかな消費電流をもとに下記のサイトで適合しそうな出力電流を調べて、該当するトランス式非安定化ACアダプタを探した。
⇒【トランス式非安定化ACアダプタの出力特性/マルツ

アイコー電子のVSM-1282、出力電圧12V/出力電流800mA。

電源OFF時

電源OFF時は電圧15.9V/電流164mAで、規定入力電圧の範囲内。
電源がOFFでも流れているのは内蔵バッテリー充電のためだろうか。
(仕様で電源がONじゃないと充電されない…と何かで見た記憶があるけれども…はて?)

電源ON時

電源ON時は電圧15.7V/電流217mAで、こちらも入力規定電圧の範囲内。
充電しながらの使用なので、ほぼ最大値に近いと思われる。

⇒【COMMRADIO CR-1 … 10年ぶりの再会

AOR LA400

規定入力電圧

規定の入力電圧は15V単一表示、増減の変動範囲は不明。

使用ACアダプタ(トランス式非安定化タイプ)

こちらは付属品。
アイコー電子のVSM-1232、出力電圧12V/出力電流300mA。

電源OFF時

電源OFF時の電圧は18.2V…規定入力電圧の約二割増し。

電源ON時

電源ON時は電圧16.0V/電流93mA、規定入力電圧との差は一割未満…許容範囲か。

⇒【受信用アンテナ新調 AOR LA400

Jim M-75(VHF/UHFプリアンプ)

規定入力電圧

規定の入力電圧は12V単一表示、増減の変動範囲は不明。

使用ACアダプタ(トランス式非安定化タイプ)

付属は無く、メーカーオプションも無いが、海外のショップで12V/300mAのACアダプタが推奨品として紹介されていたので、手持ちに有った同等出力のACアダプタを流用。
アイコー電子のVSM-1232、出力電圧12V/出力電流300mA。
但し、推奨品はスイッチング式のため、トランス式非安定化タイプでは出力電圧が大きくなりすぎるかもしれない。

電源OFF時

電源OFF時の電圧は17.6V…規定入力電圧を五割近く上回り結構大きい。

電源ON時

電源ON時は電圧16.8V/電流32mA、規定入力電圧との差は三割超…ちょっと宜しくない。
許容範囲は不明だけど、もう少し出力電流が少ないACアダプタに換えた方が良さそうだ。
とはいえ、300mA未満のトランス式非安定化ACアダプタは見聞きしたことが無いので…スイッチング式で妥協するしかないかも。

【追記 2023/1/10】低出力ACアダプタへ交換

トランス式非安定化タイプで12V/100mA出力のACアダプタが出てきたので、交換することにした。

iCOM BC-74J

アイコムのハンディトランシーバ用だろうか、型番で調べてみたところ既に廃番になっている様子。

変換コネクタ(外径φ3.5mm/内径φ1.35mm⇒外径φ5.5mm/内径φ2.1mm)

ACアダプタの出力プラグは細いタイプなので、対象機器に合わせて変換コネクタを使用する。

電源OFF時

規定入力電圧(12V)に対する増加は二割未満。

電源ON時

規定入力電圧(12V)に対して約一割増し…これくらいなら許容範囲かな。

[HiGOLE GOLE1 Pro] 関連小物いろいろ

【この記事の所要時間: 856秒】

何か機器を新規に導入するとさまざまな小物(周辺機器を含む)も欲しくなってくる。
先日入手したHiGOLE GOLE1 Pro用にも、そんな小物を揃えてみた。
⇒【[HIGOLE GOLE1 PRO] 超ミニで拡張性大なWIN11タブレットPC

液晶保護フィルム

液晶ディスプレイ付き小物を新調した際、先ず保護フィルムというのはもはやお約束。
GOLE1 Proでも9H強度の反射低減タイプを購入した…が、購入時点で既に保護フィルムが貼られていて、埃の混入や気泡も見られず、光沢タイプながら反射や映り込みが余り気にならないので、敢えて貼り替える必要は無いだろうとそのままにしている。

それにしても、発売されて割と直ぐ・しかも或る意味ニッチな製品の保護フィルムもちゃんと出してくれていることに感謝したい。

タッチパッド付きミニキーボード

GOLE1 Pro自身での文字入力やタップ操作はそこそこ使えるものの、ソフトキーボードは画面の下半分を専有するし、画面タップでは細かい位置合わせが難しい。
なら、無理せず外付けキーボードを使えばいいじゃないか…というわけで。
取り回しを考えれば当然ワイヤレス、但しBluetoothはWindowsが正常起動していないと使えないため、専用の無線ドングルを使用するタイプが前提。
GOLE1 Proと併せ持つことを考えればなるべく同じくらいのコンパクトサイズで、出来ればタッチパッドも装備されていることが望ましい。
当然ながら文字入力が不満なく行えるキーボードというのが条件。

キーボード面

購入したワイヤレス(専用無線ドングル使用)・ミニキーボード。
サイズは145×75×10mmで、横幅がGOLE1 Proとほぼ同じ。
キートップ(文字キー)のサイズは約8×6mm、各キーの間隔は約2mm、バックライト内蔵、適度なクリック感が有り押しやすい。
一見、一般的な配列に見えるが、一部の記号(黄色表示)が英字キーに割り当てられていて【Fn】キー併用のため、慣れないと戸惑う。
キーのサイズやクリック感など両手で持って親指打ちをしていると、かのHP-200LXを思い出す。(特にクリック感がそっくり。)

変わった機能としては、テレビなどの赤外線リモコンを学習(登録)してリモート操作が出来る。
このリモート操作の際に使う(であろう)電源ボタンが一般的なキーボードでの【BS(BackSpace)】に相当する位置(右上端)に有り、うっかり押しかねない。
このボタン(キー)は、赤外線リモコンを設定していない場合はパソコンの電源ボタン操作に割り当てられているため、結果としてGOLE1 Proでは電源ボタンが短押しされたと見做してスリープしてしまう。
システムの「電源ボタンを押したときの動作」を「何もしない」に変更すれば無反応に出来るが…短押しでスリープ移行も便利だしなぁ…。
(もしかすると、長押しするとGOLE1 Proの電源ボタンを長押ししたのと同じようにシャットダウンするのだろうか?…だとしたらちょっと危険かも。)

タッチパッド

このミニキーボードの大きな特徴は裏側(底面に当たる面)にタッチパッドが有ること。
裏返すことでキーボードとタッチパッドが自動的に切り替わる。
一般的なタッチパッド付きミニキーボードと比べてタッチパネルが広いため(ほぼ二倍)、操作し易い。
また、縦横が変更出来るので、スマホやタブレットの縦長画面(GOLE1 Proも可)時の使い勝手も良し。
タッチパネルの周囲は状態に応じて様々な色で点灯し、初期状態では未接続時(上の写真)は赤色、接続時は緑色(下の写真…ライムグリーンに見える)、設定で他の色も選べるようだ。

GOLE1 Proでキーボード使用中
GOLE1 Proでタッチパッド使用中

指紋認証リーダー

起動時やスリープ解除時にパスコードを入力するのは一般的なキーボードでさえ面倒で、手持ちのPCは極力指紋認証対応にしているほど。
キーボードが小さなGOLE1 Proでは尚の事…より手軽・身軽に使えるよう、指紋認証リーダーを装着することにした。

指紋認証リーダー

Amazonで評価が高く、価格も安かった(セール中で二千円を切っていた)ことから選択。

メタルボディで仕上げも良し

金属製で仕上げも良く、高級感が有る。

装着はスムーズだけど若干ガタつく

GOLE1 Proに装着すると問題無く認識され、WindowsHelloの設定で指紋を登録するとすぐに使えるようになった。
横持ち時用に左手親指、縦持ち時用に左手人差し指を登録している。
USBポートへの差し込みがスムーズな反面、指紋認証時に若干ガタつくのが気になるところ。

Oリングでガタつき解消

手頃なサイズのOリングをUSBコネクタの根元に装着することで、無事ガタつきを無くすことが出来た。
ミニキーボードの専用無線ドングル(下側)はガタつくことは無かったが、隙間埋めということで同様にOリングを装着。

バックアップ用SSD&USBメモリ

パソコン系は万が一のトラブルに備えたバックアップが欠かせない。
ましてやGOLE1 Proのような「一般的ではない」製品の場合は、何か起きれば自身で対処(リカバリ)するしかない。
尤も、自身で対処出来る層を想定した製品なんだろうけど。
というわけで、バックアップ用の外付けSSDと回復ドライブ用のUSBメモリを準備した。
いずれも手持ち品の転用。

USBメモリ、外付けSSD、SSD接続ケーブル

Windows11の回復ドライブは32GB以上とのことなので、ちょうど余っていた64GBのUSBメモリを使用。
※上の写真では間違えて(別PCで使っている)同じシリーズの32GBモデルが写っているが…。
外付けSSDの容量は250GB…GOLE1 Proのストレージ容量は128GBなので余裕だろう。
尚、バックアップツールは「MiniTool® ShadowMaker Free 4.0」を使用…無償のフリー版でもシステム丸ごとのクローンを作成出来るのが非常に有り難い。
手持ちのWindowsPCでは以前からこのツールを使っていて、内蔵SSDの交換でもお世話になってきた。

他に写真には無いが、サブドライブとして256GBのmicroSDXCカードをカードスロットに装着している。

セミハードケース

持ち回る際や、自宅でも普段保管しておく際に小物をまとめて収納出来るセミハードケースが有ると便利。
サイズがほぼ同じである前モデル(GOLE1)では任天堂3DS LL用のケースを流用しているという話を結構見掛けたので、3DS LL用の製品を探した。
尚、2.5″HDD用ケースも近いサイズだけど微妙に小さくて、GOLE1 Pro単体でも厳しそう。
(セミハードケースじゃなくてポーチタイプなら収納出来るかも。)

外観
内部
内部

全体は艶消しの黒色で、ファスナー部分が赤色。
上下収納部の間にはカートリッジ収納ポケット付きの仕切りがあり、メモリカード等の収納にも良さそう。
外寸(実測)は190×120×60mm、結構厚さがありゴロンとしている。

内部の両端にスポンジを貼り付け
GOLE1 Pro(USBドングル装着)を収納した様子

GOLE1 Proを収納すると左右にやや大きめの隙間が出来るため、手持ちのスポンジを切って貼り付けた。
指紋認証リーダーやミニキーボード用無線ドングルを装着したまま収納出来る。

収納状態

下側収納部にはGOLE1 Pro、上側収納部には外付けSSD(バックアップドライブ)/接続ケーブル/USBメモリ(回復ドライブ)/充電用USBケーブル、仕切り板の上にはミニキーボード…をそれぞれ収納。
これでACアダプタも入れば言うこと無しだけど…さすがにあのサイズは無理。
DC給電の仕様が特殊なので他に使えるアダプタやモバイルバッテリーを探すのも大変そう。
なんで、Type-CなのにPD非対応で12V/3A給電なんて使い勝手の悪い仕様にしたんだろう…?

冷却スタンド

GOLE1 Proはファンレスで、金属製ケース自体を放熱に使っている様子もあり、負荷が高いと結構熱くなる。
バッテリーがケース裏板(底板)に装着されており、使用中に充電している際にもかなり熱くなるらしい。(充電しながらの使用はバッテリーへの負担も考えると余り宜しくない。)
また、置いて使う場合には画面がやや上向きになるように傾けたい。
最近はスマホの裏側に装着する冷却ファン(スマホクーラー)が色々出ていて、中にはスタンドタイプも有るので、その中でペルチェ素子とファンを装備して冷却効果が高そうな「サンワサプライ スマホクーラー400-CLN029」を購入してみた。

スマホ装着面

スマホ(今回はGOLE1 Pro)の背面が接する部分には熱伝導シートが貼られていて、その背後にはペルチェ素子が有る。

裏側

裏側にはファンが有る。

上面

中程に通気スロット(底部にも同様の通気スロット有り)、右端に電源スイッチが有る。

右側面

右側面には、上側に充電用microUSBポート、下側に折り畳みスタンドの開閉ボタンが有る。
スタンドの角度は完全に閉じた状態から120°/136°/152°/168°の4段階に調整できる。

GOLE1 Proを載せた状態
GOLE1 Proを載せた状態

スタンドがやや薄い硬質プラスチック製のため破損が心配かも。
もし壊れたら、角度固定でも構わないのでアルミ板で作り直すかな。

電源LED点灯

使用中は右下の電源LEDが緑色点灯する。
また、電源LEDの右横には充電LEDが有り、充電中は赤色点灯する。

[HiGOLE GOLE1 Pro] 超ミニで拡張性大なWin11タブレットPC

【この記事の所要時間: 1038秒】

今の時期になると妙に小物弄りをしたくなる。(って、前回の記事と同じ様な書き出しになった。)
棒茄子という臨時収入があるからか、年末年始など休暇が増えるからか、温度と湿度が低めなので部屋で細かい作業をするのに向いているからか…このブログを読み返してみると、大体何かやらかしている。

それはさておき、フルスペックのWindows(10以降)が実用になり、各種インタフェースが豊富で、色々弄り回せるコンパクトPCが欲しくなってきた。
いずれもWindows10 Proが動くミニデスクトップPC(CHUWI RZBOX AMD Ryzen 7 5800H)とUMPC(GPD P2 Max)を持っているが、前者は使用に際してディスプレイやキーボード/ポインティングデバイスを用意する必要があり、後者はインタフェースがやや物足りないのとブログ用フォトレタッチや無線関連でアプリ群を構成しているので余り変更を加えたくない。
コンパクトで、タッチ可能なディスプレイがありキーボードやポインティングデバイスが無くても操作出来る…となるとタブレットになるが、Windows10以降がフルスペックで動く物となると高価且つ大きいうえに、インタフェースが乏しい。

などと、つらつら考えながらAmazonで品定めしていると…面白そうなPCを見つけた。
サイズは最近流行りのミニPCクラスでタッチ操作可能なディスプレイが搭載され、Windows11 Proインストール済み、肝心のインタフェースも豊富、CPUスペックやメモリ/ストレージ容量も悪くない。
しかも、元がそれほど高価ではないのに更に期間限定で一割引きになっていたので、思わず購入してしまった。

HiGOLE GOLE1 Pro

HiGOLE1 GOLE1 Pro…メーカーのサイトを見ると工業系PC/タブレットを主に製造販売している模様。
このGOLE1 Proも「5.5 Industrial Tablet mini pc」として紹介されている。

スペック

NAMEGOLE1 Pro
Form Factor5.5″ Mini pc+Tablet
Dimensions142 × 91 × 19mm
Weight0.2kg ※実測338g
Screen Size5.5″
Screen Resolution1280 × 720 (IPS)
Touch ModuleG+G Multi-Touch
Battery Typelithium polymer
Battery Capacity2500mAh/7.6V
Battery Working Time5 hours
CPU TypeIntel Celeron J4125
CPU Speed2.0GHz ~ 2.70GHz
GPU TypeIntel HD600 Graphics
Memory8GB LPDDR4 (Unchangeable)
StorageeMMC 128GB (Unchangeable)
SpeakerBuilt-in
WiFiWiFi6.0 (2.4GHz & 5GHz Dual-band)
BluetoothBluetooth 5.2
Ethernet Network1000Mbps Gigabit Lan
USB InterfaceUSB3.0 × 4
USB Type-CType-C × 1 (charge)
TF Card (microSD Card)TF Card (microSD Card) reader/writer × 1 (max 256GB)
Audio Jack3.5mm headphone × 1
HDMIHDMI 2.0 × 2 (HD 4K@60Hz)
Power On/OffHard button × 1
Wake up on LanWake up on Lan by RJ45
PXEPreboot Execution Environment
CE/FCCSupport
Pre-Install OSWindows 11 Pro
付属のマニュアルから引用

重量の乖離が大きいが(スペック値:200g⇒実測値:338g)、バッテリーが内蔵されていないモデルもあるので(Amazonでも扱っている)、スペック値はそちらのモデルかもしれない。

開封

クリーム色で細かなエンボス加工が施されたシンプルなデザインの小箱
内部は二段構成、上段には周囲を硬質ウレタンで囲まれて本体が入っている
下段には少し厚めの硬質ウレタンで囲まれてACアダプタが収められている

内容品

GOLE1 Pro本体(一時保護フィルムではなく一般的な液晶保護シートが貼られている)

ブルーグレーっぽい色合い、角が僅かに丸められているものの無骨な真四角の金属(アルミ)製ボディ…見た目以上の重さ(実測338g)もあり塊感が強い。
しっかりした造りでガタつきや軋み、凹みは無く、塗装も綺麗。
(実は、開封直後に給電ポート近くの引っかき傷とmicroSDカードスロット近くの塗装粗を見つけてちょっとガッカリしたけれど…綿棒にアルコールを付けて軽く拭ってみたら、どちらも綺麗に無くなった。)

付属のACアダプタは多国対応のためACプラグ部分が交換出来るようになっている(他のタイプは付属せず)
本体が小さいためACアダプタが大きく見える

付属のACアダプタは12V/3A出力でUSB-Cコネクタというなかなか見掛けないタイプ。
PD(PowerDelivery)仕様のUSB充電器には12V/3A出力に対応した物もあるが、このGOLE1 ProはPDに対応していないため使用できるかどうかは不明。

付属マニュアル
付属マニュアル

付属のマニュアルは三つ折りになった一枚紙で英語版、記載内容は各部の名称とタッチ操作、スペック表。
保証書の様なものは一切付属せず。

HDMIケーブル

他に別梱包でHDMIケーブルが一本添付されていた。

外観

前面左下隅

前面左下隅(ディスプレイの下側)には電源スイッチとマイク孔が有る。
電源スイッチは数秒間の長押しでON/OFFが切り替わる。
マルチカラーで自照し、下記のように点灯する。
・電源ON時:青色
・電源OFF時(充電中):赤色
・電源OFF時(充電完了):緑色

画面に向かって上面

HDMI×2、USB3.0×2、Gigabit Eternet(RJ45)×1、Type-C(12V充電用)×1

画面に向かって左側面

3.5mmヘッドホン端子×1、USB3.0×2、microSDカードスロット×1
microSDカードは裏表逆(画面側から見ると裏を手前)に挿入する。
挿入後、カードの後端はボディとほぼ面一になり、取り出す際は爪の先などで少し押し込むとバネの反動で出てくる。

画面向かって右側面

排熱口…本品はファンレスで結構発熱するため、もう少し大きめの方が安心かも。
ただ、ケース全体で放熱している様なので、多少大きくなったところで余り変わらないかな。

画面向かって下面

中央にスピーカー用開口部がある。
低音は物足りないけれど音質自体はそう悪くはなく、音量も有る。
尚、一見凹んで見える部分は実際はほぼ面一で、ケースの他の部分とは素材が異なるため、無線(Wi-FI、Bluetooth)を通すため樹脂素材が用いられているのだろう。

裏面(底板)

開口部などは無く、四隅に薄いゴム足が有るのみ。
ゴム足の下に底板を留めているネジが有るとのこと。

開封厳禁シール

ケースの底部から側面に掛けて「少しでも破れたら無効だよ」シールが貼られている。
底板を開けるなということだろうが…貼り方が余りにも適当過ぎる(^^ゞ
GOLE1 Proはメモリ/ストレージ/バッテリーが交換不可のため、そうそう開ける機会は無いと思うけれど、バッテリーは自分でも交換できそう。

セットアップ

電源を入れるとWindows11 Proが立ち上がり、お馴染みの初期設定開始。
英語版であり起動時の選択肢には日本語が無かったため、一通り完了してから日本語化に取り掛かった。
Windows11を使うのは初めてだし、英語版Windowsの日本語化自体も随分久しぶりなので、詳しく解説されているWebページを参考にさせていただいた。
なのでここでは割愛(横着&他力本願…)。

日本語化自体は問題なく完了、続けてWindowsUpdateを実行して再起動したところ、進捗(○○%)が表示されないまま先に進まず。
ネットで情報収集すると、特定の進捗率から先に進まないという事例が結構報告されていて、様々な対処により解決した例もあれば、初期化して一からやり直したという例もあり、大いに焦る。
さて、まずはどの対処から手を付けようか…と調べて悩んで迷っている間に、気がついたら何事も無かったかのように再起動完了。
以降は問題無く普通に使えている。

最も使うであろうWebブラウザはもちろんChromeを選択。
最初はEdgeしかないのでEdgeでダウンロードしていると色々と引き留めるようなメッセージが出てきて、Edgeがちょっと哀れに感じてきた。
Chromeを立ち上げてGoogleアカウントでログインすれば、履歴やブックマーク、拡張機能など他のデバイスと同期されて即同様に使える…これが非常に便利。
続いてメールアプリ(これも他デバイスと同じくSpark)をセットアップして、ひとまず完了。
あとは、アーカイバやバックアップツールなど必要に応じて徐々に入れていく予定。

インタフェースも全て問題無し。

ポートカバー装着

使用頻度の低い上部ポートには手持ちのカバーを装着しておこう。

サイズ比較…左からiPhone SE3(バンパー装着)、GOLE1 Pro、Raspberry Pi 4B

フットプリントはラズパイ(ケース入り)を横に二台並べた程度、厚さはiPhoneを二台重ねた程度。
3DSの大きいモデルくらいのサイズ感だろうか。
余談だが、ラズパイもGOLE1 Proと同じくメモリ:8GB/ストレージ:128GB。(iPhone SE3は4GB/256GB)
⇒【[RASPBERRY PI] SDR受信機のワイヤレス操作思案…準備編

お試し

まだ重たい処理は殆どしていないためパワーについては未確認だけど、起動から各種操作で遅さを感じることは全く無く、用途次第ながら十分実用になる。
ディスプレイは5.5インチと小さいが、解像度1280×720とのバランスが良く、表示倍率100%でも見辛いという感じはしない、また、指先でのタップ操作も或る程度は問題無く出来ている。
発色が良くて(特に青色が綺麗!)、輝度やコントラストも十分満足、これならフォトビューワー/フォトスタンド的な用途にも良さそう。
文字入力もソフトキーボードで事足りる(本体を両手で持って左右の親指でタップ…昔200LXで多用した親指打鍵が楽)とはいえ、画面の半分を占めるため、満足に入力するのであれば外付けキーボードが欲しいところ。

手のひらサイズでフルスペックのWindows11 Proが動き、豊富なインタフェースを装備、タッチパネル搭載で入力/表示も一元化…久しぶりに、買って良かった・持って嬉しい・使って楽しい電脳小物を手に入れた。
それにしても、初めてのWindows11は特にシステム設定関連で結構戸惑う…何か操作する際には解説サイトで確認してから。

縦表示

本体を縦にすると自動的に縦表示へ切り替わる。
ちょっと厚さ(物理的)&熱さ(温度的)があるけれど、書籍ビューワーとしても良さそう。

KiwiSDRでAFNを受信中
使用しているスマホスタンド

レビューなどでは結構発熱するとのことで、セットアップ〜アップデートなど負荷が掛かっている際には確かに結構温かくなり、CPU温度も60℃前後まで上がる。(室温25℃ほど)
置いて使う際には、見易くするためにディスプレイを斜め上に向けることも考えて、スタンドの使用が望ましい。
ちょっと厚めだけどフットプリントはやや大きめのスマホサイズなので、スマホ用のスタンドが使える。
特に背面(底板)が結構熱を持つため、後ろが空いているタイプか逆に金属製で密着して放熱するタイプ、他には最近よく見かけるスマホ用冷却ファン(スマホの裏側に装着する)も良さそう。