2020年 買って良かった物達(物欲履歴)

【この記事の所要時間: 926秒】

昨年の今頃、新種の肺炎(新型コロナウィルス)で騒がれ始め、春先からは外出・移動の自粛が叫ばれ、緊急事態宣言発出など、G.W.も盆も年末年始も帰省は見送り。
また、3月末から在宅テレワークに移行して現在も継続中で、早朝散歩や買い物を除くとほぼ自宅引き籠もりの状況になっている。

そうなると湧いて出るのが物欲。
暇があるとネットでオンラインショップやオークション、フリマのサイトを覗いて物色。
昨年一年は例年に比べて結構いろいろと購入したなぁ。
その物欲履歴を振り返ってみよう。
一応お気に入り度を三段階で表示しているけれど基本的にMAX(★三つ)。
尚、既に手放した物については縁が無かったということで…。

写真関連

Leica M10-DとAPO-SUMMICRON-M f2/50mm ASPH.(その他小物一式)

【2020年10月】お気に入り度:★★★
インパクト的にも満足度でも一番はやはりこれ。
価格は一生の買い物の中でも上位だけど、それ以上に長年の夢が叶ったという感動。
外出自粛などでなかなか使ってやれないけど、手に取って触れているだけでも嬉しい。
最近は毎朝のイマソラ写真撮影でも使っている。

[M10-D] 初めてのライカ

無線関連

BHI NES10-2 MK4

【2020年2月】お気に入り度;★★★
前年(2019年)購入したIC-7300用の外付けスピーカーが欲しくなり、それならノイズを低減して聴きやすくなる機能が有れば尚良いな…ということで調べて見つけたのがこのDSPスピーカー。
実際に遠距離中波放送を聴く際にはノイズを抑えて音声が浮かび上がってくる感じで、柔らかめの音質とも相俟ってかなり聴きやすい。

DSPスピーカー … BHI NES10-2 MK4

NanoVNA-H

【2020年3月】お気に入り度:★★☆
ふと雑誌の記事で見掛けたハイパフォーマンス&ローコストでコンパクトな測定器「NanoVNA」…アンテナの調整にかなり便利そうなので購入したが、自作や移動運用が殆ど無いため宝の持ち腐れ状態になっているのが勿体ない。
画面サイズが小さく、輝度調整が無いので外光が強い場所(例えば屋外)では少々見辛い…ということで、後日(2020年12月)に画面サイズが4.3インチと大きく(NanoVNA-Hは2.8インチ)、輝度調整が出来るNanoVNA-Fを購入した…これで利用機会も増えるかな。

NANOVNA-H購入

FT-818用CATDISPLAY&バーアンテナ

【2020年4月】お気に入り度:★★☆
交信(FT8オンリー)はIC-7300がメインになってきたので、半ば隠居状態になっているFT-818NDをラジオとして活用しようと、いろいろ小物を購入。
FT-818NDは液晶表示が小さい上に設置場所の関係で見難いため、CAT接続する外部ディスプレイをeBayで購入し、中波放送受信用に外付けのバーアンテナも併せて購入。
ただ、その後IC-705を購入したことで、また出番が無くなってきた。

FT-818ND弄り … CATDISPLAY&バーアンテナ

ICOM IC-705

【2020年6月】お気に入り度:★★★
M10-Dに次いで2020年に購入した物ではトップクラス。
2020年2月、予約開始を待って即予約し、当初3月末の発売から大幅に遅れて届いた。
帰省など移動運用を想定していたが、この御時世ではそうそう出掛けられず、自宅ならIC-7300が有るし…というわけで、もっぱらFMや航空無線の受信に使用。
Bluetooth対応なのでヘッドセットを使えば自宅内の何処に居ても聴けるのが便利。

IC-705到着♪ … まずは色々弄ってみる

ALEXLOOP WALKHAM PREMIER

【2020年7月】お気に入り度:★★★
この頃は盆帰省出来るだろうと楽観視していたので、実家や出先でIC-705を使った運用をしようと考えていた。
その際のアンテナとしていろいろ検討し、購入したのがこのループアンテナ。
結局、盆帰省も見送りになってしまったが、IC-705での送信確認にもなり、実際に室内設置で交信(FT8)も出来た。

ループアンテナ新調 … ALEXLOOP WALKHAM PREMIER

IC-705用アンテナ固定パーツ

【2020年7月】お気に入り度:★☆☆
IC-705にアンテナを直接装着すればコンパクト運用が出来るかな…と固定方法を試行錯誤していた頃の話。
ただ…「一方、ロシアは鉛筆を使った」的な感じがしないでもない。

IC-705 … アンテナ固定思案

IC-705用フィールドガード

【2020年8月】お気に入り度:★★★
盆帰省は見送りになってしまったが、次は年末年始帰省が有る。
IC-705は樹脂外装で傷つきやすく屋外での使用時にちょっと気になる。
また、上面に段差があるため物を重ねるには向かない。
そんな時、上下左右を鉄板で覆うカバー「フィールドガード」の発売を知り、購入した。
保護だけではなく、左右の取っ手が使い易い。

IC-705 … フィールドガード装着

カメラ用雲台(IC-705に装着)

【2020年8月】お気に入り度:★★★
フィールドガードはガードと(たぶん)日除けを兼ねて左右と上が本体よりも出っ張っていため、やや上向けにしないと表示が見難くなる。
IC-705の底面にはカメラ用三脚ネジに対応したネジ穴が有るので、ここに装着する雲台を購入した。
高さと一方向の角度を可変出来、上向きにすることで視認性が向上する。
また、雲台の底面が広く結構重いので安定している。

IC-705 … スタンドとフィールドガードちょっと弄り

MAT-TUNER mAT-705

【2020年9月】お気に入り度:★★★
Alexloopアンテナ自身でもチューニングは出来るが調整がかなりシビアなため、ATU(オートアンテナチューナー)が欲しい。
小型軽量コンパクトでIC-705からコントロール出来る物…一応メーカー純正のATUも発表されていたが、詳細や発売予定などは全く未定。(昨年末にようやく正式発表された。)
そんな時に発売されたのが海外メーカー製のATU「MAT-TUNER mAT-705」…上に挙げた条件を満たし、しかも格好良い…早速海外通販で購入した。
尚、その後、バッテリーが乾電池(9V/006P)からリチウム電池に変更になり、IC-705の電源ON/OFFに連動する後継モデルが発売されたが、実は購入済み。

IC-705 … オートアンテナチューナー(MAT-705)導入

TECSUN PL-365

【2020年12月】お気に入り度:★★★
G.W.と盆の帰省は見送りになったけど年末年始は帰省出来るだろうと期待していた頃、帰省先でもラジオを聴きたい…と購入したのがコンパクトで多機能な中華ラジオ。
リモコンのような縦長という珍しいスタイル、細身なので邪魔にならず、それでいてSSB受信やファインチューニングも搭載しているという多機能ぶり。
帰省は見送りになったけれど、自宅で活躍中。

ふとコンパクトラジオを買ってみた … TECSUN PL-365

TECSUN PL-365用高利得フェライトバーアンテナ(自作)

【2020年12月】お気に入り度:★★★
正確には購入品ではなく自作品だけど、使用部材は全て購入品なので…。
先に購入したラジオ「TECSUN PL-365」は長波・中波に対応した外部アンテナ端子が有り、ジャイロアンテナ風フェライトバーアンテナも付属している。(本体にもバーアンテナは内蔵されている。)
ふと、その付属アンテナのフェライトバー(フェライトロッド)を長い物に交換するという改造記事を見掛け、自分でも作ってみよう…と年末年始休暇の暇潰し(また帰省見送り)を兼ねて。
フェライトロッドは品質優秀と噂される旧USSR製をeBayで購入、外装にも結構拘ったが、性能は手間暇に見合ってかなり良好。
我ながら良い物を作った(^^)

TECSUN PL-365 高利得フェライトバーアンテナ製作

電脳関連

GPD P2 Max

【2020年5月】お気に入り度:★★★
自宅で主に使用しているのはMacBookPro/13。
帰省でも持ち回っていたが流石に重いし嵩張る。
また、FT8運用環境を整えるにはWindowsPCの方が容易…ということで、小型軽量コンパクトなWindowsPCを購入した。
当初はFT8運用が主目的だったけれど、ディスプレイが高解像度&高画質なことと、処理速度が速く、メモリ(16GB)やSSD(512GB)もMacBookPro/13と同等なことから、写真作業やブログの執筆投稿としても使っている。

モバイルPC購入♪ … GPD P2 MAX

GPD P2 Max用レザースリーブケース、バックアップドライブ

【2020年8月】お気に入り度:★★★
GPD P2 MaxはよくiPad miniと同程度のサイズ…と紹介されているが、厚さが倍近く有り、ケースの流用は難しい。
帰省などで持ち回りを考えればケースが欲しい。
中華製だけあってAliexpressを覗くと様々な関連小物が出品されていて、その中にスリーブケースが安価で有ったので買ってみた。
また、中華製PCでシステム破損⇒起動不可という事態に立て続けに遭遇したため(GPD P2 Maxも保証期間内にSSD破損⇒修理には出さず、自前で信頼出来るSSDに換装)、バックアップドライブを新調。

GPD P2 MAX … レザースリーブケース、バックアップドライブ

Raspberry Pi 4B

【2020年11月】お気に入り度:★★☆
一昨年(2019年)、アマチュア無線の実運用を再開した際にはFT-818ND&SCU-17でFT8運用環境を構築していた。
この際に、PCとの間はワイヤレス接続したい…とRaspberryPiでUSBデバイスサーバを運用していたが、音声送出が歪む・途切れるなど問題が発生し、結局解決することが出来ずFT-818NDでのFT8運用も保留に。(これがIC-7300購入のキッカケになった。)
ふと、IC-7300とPCのUSB接続ワイヤレス化を試したところ、なかなか良好だったので、Raspberry Pi自体をアップグレード(3B+⇒4B)することにした。
その後、やはり直接USB接続した際に比べると音声品質が良くないことが判り、結局今では外付けSSDを繋いで自宅内ファイルサーバ(SAMBA)として活用中。

[RASPBERRY PI] USBデバイスサーバ強化(ラズパイ3B+⇒ラズパイ4B)

小物関連

Nintendo Switch

【2020年6月】お気に入り度:★★★
コロナ騒動による引き籠もり需要で大いに売れたのがゲーム関連だそうな。
中でもSwitchは品薄が続き、とんでもないボッタクリ価格でも飛ぶように売れたとか。
興味は有ったけどそこまで欲しくは無いしましてやボッタクリ価格の現状ではバカバカしくて手を出す気にはなれない…なんて思っていた時に見掛けたのがヨドバシの数量限定販売。
Web申し込みだったので、ダメもとで申し込んだら当たった。(倍率は四十数倍。)
今も、ぶつ森は毎日定期的に続けているし、他にRPGを幾つか楽しんでいる。

今更のSWITCHと ぶつ森

TECSUN PL-365 高利得フェライトバーアンテナ製作

【この記事の所要時間: 525秒】

先日購入したTECSUN PL-365には着脱式の外付けバーアンテナ(中波用)が付属している。
本体にもバーアンテナが内蔵されていて単体でもそこそこ受信出来るが、この外付けバーアンテナを装着すればより強く受信出来るし、ジャイロアンテナのように回せるので本体の向きを変えずに最適な方向に合わせられる。
⇒【ふとコンパクトラジオを買ってみた … TECSUN PL-365

ネット上でPL-365の情報を漁っていたところ、なかなか興味深い記事を見つけた。
付属のバーアンテナに使われているフェライトロッドを長い物に交換して高利得化するというもの。
⇒【A high-gain ferrite bar antenna for the PL-360/PL-365 and CountyComm GP5 series / THE SWLING POST】

記事によると完成品がeBayで売られているとのことで、早速調べてみたが現在は販売されていないようだ。
ちなみに価格は$40だそうな。(送料は不明)

なかなか効果が有りそう…簡単な構造なので、早速部材を揃えて作ってみた。

高利得フェライトバーアンテナ

思案

高利得フェライトバーアンテナ 構成図

簡単な構成図を作ってみた。(Excelでお絵かき)
当初は、冒頭に挙げた記事で紹介されているような、付属バーアンテナの左右キャップを貫通してフェライトロッドを長い物に換えただけの簡単な作りを考えていたが、フェライトロッドは衝撃に弱く折れやすいので、保護と見た目を兼ねてパイプで全体を覆うことにした。

部材

TECSUN PL-365 付属のバーアンテナ

純正の付属バーアンテナと同じ物をAliexpressで購入。
他にシルバーやグレーなどの色違いモデルもあるが、このカラーリングが似合いそうなので選択。

旧USSR製フェライトロッド(Φ10mm×200mm)

どこかのサイトで旧USSR(ソ連)製のフェライトロッドが良い…的な記事を見かけたことを思い出し、ちょうどeBayに出品されていたので購入。
ウクライナからの発送で、配達予想は来年1月中旬から3月初旬となっていたため結構掛かるかと思ったら…昨日届いた。

上:旧USSR製、下:国内購入品
左:旧USSR製、右:国内購入品

国内購入品(生産国不明)と比べると、色が黒く、密度が高くて全体に滑らか、断面が真円という違いがある。

フェライトバーアンテナ(コイルのみ使用)

コイルは自分で巻くことを考えていたが、出来合いのバーアンテナから流用すれば手っ取り早い…というわけで、内径が同じΦ10mmでコイルのインダクタンスが300μH前後のバーアンテナを探した。
PL-365の中波用外部アンテナは非同調タイプが使えるが、使用されているラジオレシーバーチップ Si4735データシートで調べたところ、適合するインダクタンスは「180~450μH」。
購入したバーアンテナのインダクタンスは330μH…フェライトロッドが長くなるとインダクタンスも上昇するが、これくらいの値なら適合範囲内に収まるだろう。
尚、付属バーアンテナのコイルはフェライトロッドに直巻きで固定されているため、解かずに外すのは無理そう。

カバー用部材

カバーとなるパイプは耐衝撃性に優れた硬質PVC製、フェライトロッドとパイプの末端にはボルトエンドキャップやネジプロテクタと呼ばれる、ネジを締めた際に突出した部分を保護するためのゴムカバーを装着する。
パイプやキャップのサイズ(内径、外径)は、付属バーアンテナのケースなどとの噛み合わせを考えて決めた。
右端のスポンジテープは接触部分に貼り、ガタつきやズレを防止する。

組み立て

付属バーアンテナの三枚おろし

付属バーアンテナはシルバーのパーツ(左右と下部)を軽く捻って外すだけで簡単に分解出来る。
この中で使用するのは、ケース本体(黒いパーツ)、バーアンテナと接続しているΦ3.5mmミニプラグ、下側のシルバーパーツのみ。

フェライトロッドとコイルを入れ換え

用意したコイルにΦ3.5mmミニプラグをハンダ付けし、フェライトロッドを通す。
フェライトロッドにはガタつきとズレを防ぐためケースの左右端と接する部分にスポンジテープを巻いている。
ほぼ同じインダクタンスだが、流用品は線材が細めのため、コイルの幅がこれほど違う。

カバー装着

長さを合わせたパイプを左右に装着し、パイプの両端とフェライトロッドの両端にそれぞれボルトエンドキャップを嵌めれば完成。
付属バーアンテナと比べると約三倍の長さになる。(フェライトロッド自体も約三倍…60mm⇒200mmになっている。)

付属バーアンテナのインダクタンスを測定
インダクタンスは約290μH
高利得フェライトバーアンテナのインダクタンス測定
インダクタンスは約350μH

受信比較(在京7局・昼間・屋内)

TECSUN PL-365に高利得フェライトバーアンテナを装着

在京の7局(NHK第一、NHK第二、AFN、TBS、文化放送、ニッポン放送、ラジオ日本)で、本体のみ・付属バーアンテナ・高利得フェライトバーアンテナの受信比較を行った。
昼間、鉄筋集合住宅の屋内にて。

局名周波数(kHz)本体のみ付属バーアンテナ高利得フェライトバーアンテナ
NHK第一594466275
NHK第二693446275
AFN810486676
TBSラジオ954455972
文化放送1134314454
ニッポン放送1242526574
ラジオ日本1422516673
信号レベルはPL-365のシグナルレベル読み(単位:dBμ)

付属バーアンテナと比べて10dBμ以上、本体のみと比べると20~30dBμほど伸びているかな。
付属バーアンテナもコンパクトなサイズを考えるとなかなか健闘している感じ。

ふとコンパクトラジオを買ってみた … TECSUN PL-365

【この記事の所要時間: 744秒】

無線機も含めると自宅には二桁台数に及ぶほどのラジオが有る。
それでも時々新しいラジオが欲しくなってしまう…病膏肓というか不治の病というか、なんだろね、子供の頃から「電波を受信する小箱」には並々ならぬ思い入れが有る。
最近は普段もテレビを見ることが減り、ラジオを聴く機会が増えた。
年末年始の帰省でも実家で一人の時はラジオを聴きたい、持ち回りが容易でちょっと変則的でユーザーの評価も高いコンパクトラジオ…ということで、以前からちょっと気になっていた TECSUN PL-365 を購入。

以前は国内での販売が殆どなく(あっても輸入代行など割高な経路のみ)、海外通販が前提だったが、先日ふとAmazonJPを見ると取り扱いが有り、それも割と安価で即納、Amazon Prime対象。
購入を少し思案している間にTwitterで呟いたところ、フォローしてくださっている方から「納期が結構掛かりますね」というコメントがあり、慌ててAmazonを覗いてみたら…残り1台だったブラックモデルが売れてしまい、三割近くも高値で納期数週間のマケプレ品だけになっていた。
グレーモデルなら元値と同じ価格で即納のPrime品が有ったが、どうせなら本命のブラックモデルが欲しいなぁ…。

それから数日後、結局香港のショップ(Anon-Co)にて発注。
11/30発注⇒12/1発送⇒12/3到着…国内通販並みの早さで届いた♪
価格も安かったし結果的には大正解…まぁ、万が一のトラブル時には国内購入の安心感と手軽さも有るけどね。

TECSUN PL-365と付属の携帯ポーチ

TECSUN PL-365

主な仕様
・受信周波数
  中波:522-1620/520-1710kHz(150-1620kHzへ拡張可能)
  短波:1711-29999kHz
  FM:76-108/87-108/87.5-108MHz
・周波数ステップ
  中波:1kHz(ダイヤルをゆっくり回転)、9/10kHz(ダイヤルを速く回転)
  短波:1kHz(ダイヤルをゆっくり回転)、5kHz(ダイヤルを速く回転)
  FM:0.01MHz(ダイヤルをゆっくり回転)、0.1MHz(ダイヤルを速く回転)
・使用電源 単三電池×3本

主な機能
・550局メモリ、ATS(オートプリセット機能)、ETM(イージーチューニングモード機能)
・SSB復調(USB/LSB)、BFO(ピッチコントロール機能有)
・スリープタイマー(1-120分)、目覚ましタイマー(アラーム/ラジオ)
・NiMH充電池対応(本体充電可)

開封後すぐに下記の初期設定を実施。
・FM帯周波数範囲⇒76~108MHz ※電源OFF状態で【FM】キーを長押しして選択。
・中波帯周波数ステップ⇒9kHz ※電源OFF状態で【9/10k】キーを長押しして選択。
・長波帯受信⇒無効 ※ステップを9kHzにした状態で【MW】キーを長押しして選択。
・温度表示⇒℃
・バッテリー⇒NiMH充電対応
ちなみに、付属の取扱説明書は中国語のみだったため、ネット上で英語版(TECSUN公式)を探して入手した。

電源OFF時は時刻と温度(℃/℉切り替え可)が表示される。
バッテリー消費が気になるところだけど機能的には便利。

電源ON時は受信周波数と信号レベルが表示される。
中華ラジオは信号レベルが数値で表示されるものが一般的、感覚的に掴むにはメーター表示が分かりやすいから、バータイプでも良いので実装して欲しいかな。
あと、ホールド機能が有れば便利。

着脱式のベルトクリップ装備。
ネジ穴らしき物を使って壁などに固定することも可能。

使用電池は単三×3本…ちょっと中途半端な本数。
乾電池とNiMH充電池に対応しており、NiMH充電池使用時には(写真左上に見えている)miniUSB端子から給電して本体で充電することが出来る。(事前にバッテリーモードをNiMHに設定する必要有り。)

上部には左から、ロッドアンテナ、外部アンテナ端子、イヤホン端子(FMステレオ対応)が並ぶ。
外部アンテナは長波と中波に対応しており、短波とFMはロッドアンテナに接続することで対応する。(セットにはロッドアンテナに繋ぐクリップが付いたワイヤーアンテナが添付されている。)

ロッドアンテナは8段で全長は45㎝と短め。(写真は2段伸ばした様子。)
一般的なポータブルラジオのような回転は出来無いので、最適な向きや角度にするためには本体ごと動かす必要有り。

このラジオを選んだ大きな理由の一つが、SSB対応とBFOピッチコントロール機能。
アマチュア無線を聴くにはいずれも欠かせないが、ラジオ放送を聴く際にもかなり有効。
極僅かな周波数差で近接した信号が混信して聴き難い場合には、SSBモードにしてUSBかLSBに切り替え、BFOピッチコントロールをファインチューニング的に使って回避することが出来る。
ポータブルラジオでこれらの機能が搭載されているのは結構珍しいかも。

ジャイロアンテナ

このラジオの特徴であり、選んだ大きな理由の二つ目がジャイロアンテナ。
ナショナルのクーガーシリーズを思い出す懐かしさ。
内部のフェライトロッド(バー)の長さは60㎜程(実測)なので性能は推して知るべし…と思っていたが、意外や意外、受信レベル向上やサイドの切れの良さなど結構使えることを実感。
ちなみに、ケーシングは接着など一切されておらず、銀色の部品(左右のキャップと下のミニプラグ部分のリング)を外すと(簡単なロック構造になっていて少し捻ると軽く抜ける)完全分解出来る。
長いフェライトロッドに交換して感度アップを図るのもいいね。
尚、ジャイロアンテナ(を含む外部アンテナ)を着脱する際には、その都度PL-365の電源を一度OFF/ONする。
内部で補正を行っているため…らしい。

ジャイロアンテナ未使用時(内蔵アンテナ使用)…受信レベル53㏈μ
ジャイロアンテナ使用時(内蔵アンテナ未使用)…受信レベル67㏈μ

携帯ポーチ

ウェットスーツ素材と合成皮革素材が使われたソフトケース。

ベルトクリップを装着した状態でジャストフィットサイズ。
開口部付近の側面に切り欠きが有るので抜き出しは容易。

フラップの端には切り欠きが有り、閉じた状態でもロッドアンテナを伸ばせる。

側面は左右とも全く開口部が無いため、ダイヤル操作やUSB充電は不可、フラップを閉じた状態ではイヤホンやジャイロアンテナも接続出来ない。
尚、写真では分かりにくいが、背面にはベルトループ(縦方向/横方向)が有る。

寝かせた状態でジャイロアンテナを使う

リモコンやコードレスホン子機のような形状のため立てて使うのはかなり不安定。
寝かせた状態だとジャイロアンテナを回転できない。
というわけで、手持ちの3.5mmミニプラグL型変換アダプタを本体とジャイロアンテナの間に入れてみた。

受信レベルの低下は感じられず、なかなか良さそうだけど…このように横倒しになってしまう恐れが有る。
ジャイロアンテナとしての機能を果たさないのはもちろん、内部のフェライトロッドが衝撃で破損しないとも限らない。

有り合わせのウレタンでこんな物を作ってみた。

こんな感じでL型変換アダプタに被せることで横倒しを防ごうかな…と。
見た目はともかく割と使える。

スタンド

前述のL型変換アダプターカバーに使う材料を探していた際に、以前使っていたスマホ/タブレット用折り畳みスタンドを発掘した。

試しにPL-365を置いてみたら…なかなか良いじゃないか。

角度は無段階で変えられるので、ベルトクリップの下端を支えるようにすればより安定する。

使用感

評判は見聞きしていたが思っていた以上に受信出来るという印象。
ETM機能で中波放送局をサーチしたところ、内蔵アンテナ&鉄筋屋内&日中という条件で在京局(NHK第一、NHK第二、AFN、TBS、文化放送、ニッポン放送、ラジオ日本)が登録され、FM放送もロッドアンテナを半分程度伸ばした状態で東京と神奈川の主な局が登録された。
夜間になると地方局も入るようになり、普段よく聴いている実家地元局(RSK)も受信レベルはかなり低いものの辛うじて内容が聴き取れる程度・ジャイロアンテナを使うと十分楽しめるくらいの諒解度にアップ。
また、文化放送が僅かに周波数が離れた信号と重なり聴き取り難いことがあったが、SSBモードにしてBFOピッチコントロールをファインチューニング的に使うことで回避することが出来た。(但し、音質はやや籠もり気味になるが…。)

[RASPBERRY PI] USBデバイスサーバ強化(ラズパイ3B+⇒ラズパイ4B)

【この記事の所要時間: 448秒】

IC-7300とPCをワイヤレス接続するために、Raspberry Pi 3B+ベースのUSBデバイスドライバを試してみたところ、無事成功…なかなか良い感じで使えている。
⇒【[IC-7300] PCとワイヤレス接続

なかなか良い感じなので、他にもワイヤレス化したいUSB機器が有るし、特にUSBメモリや外付けドライブなどを繋いでストレージサーバーとしても使いたい…なら最新のRaspberry Pi 4Bに置き換えてグレードアップすることにした。
ちょうど使っていない256GBのmicroSDカードも発掘したしね。
それに、久しぶりにミニコンピューターのセットアップを楽しみたいという気持ちも有る。
⇒【[RASPBERRYPI] ラズパイ事始め

購入品

Raspberry Pi 4Bとケース

ラズパイ4Bでは、給電端子がUSB-C・映像/音声出力がmicroHDMIへ変更になり、ACアダプタの出力電流も3Aに上がったたため、3B+からの流用は出来ないが、幸いに手持ち品が有るので新規購入は本体とケース(Argon ONE Pi 4 Raspberry Pi Case)のみ。

Argonから、M.2 SSDを内蔵出来、映像/音声出力が通常のHDMIに対応した新型ケース「Argon ONE M.2 Case for Raspberry Pi 4」が登場している。
手持ちの空きSSD(無線用PCの修復に使おうと思っていた物)があるので、いずれ着せ替えるのも良いかな。

Raspberry Pi 4

厚紙の小箱というシンプルなパッケージ、底に簡単な説明書が同梱されている。
もちろん技適対応品。

搭載されたメモリの容量でいくつかのモデルが有るが、価格差はさほど無いため、大きいことは良いことだ~♪と最大の8GB搭載品を選択した。

Argon ONE Pi 4 Raspberry Pi Case

ケース本体の他に、ポーチと組み立て用ドライバが同梱されている。
ケースは上下二分割になっていて、他にI/Fボードとネジ、ゴム脚、熱伝導シートが付属している。
トップケース(アルミダイキャスト製)の裏側には専用ソフトで制御(複数のトリガー温度とパワーを設定)可能なファンが装着されている。
ファンの右横に有る二つの凸部に熱伝導シートを貼り付け、ラズパイ4B上のチップ(SoC、メモリ)と結合し、トップケース全体を放熱器として使用する。
ラズパイ本体にI/Fボードを装着する。このI/FボードでmicroHDMI×2と音声出力を90°後方出しに変更している。
組み上げたボード類をトップケースに装着する。
内蔵FANの制御ボード隅には部品未実装のパターンが有る。
赤外線I/Fとのことで、未実装の赤外線発光器/受光器を取り付ければ、赤外線リモコン的な使い方が出来るらしい。
ミニPCやWi-Fiルータのようなスタイリッシュな外観。
I/Fは全て後ろにまとめられているので、設置する際にケーブルの引き回しが容易で見た目も乱雑にならず良し。
独立した電源スイッチが有り、別途専用アプリをインストールすることで、ログアウト後電源断/強制電源断/再起動が可能。
GPIOポートのカバー(アルミダイキャスト製)は磁力吸着でかなり強力に固定される。
各ポートの名称が記されているのは便利かも。
ロワーカバーは樹脂(ポリカーボネイト?)製。
半透明(スモーク)なのでボード上のLED点灯など確認出来、またWi-FiやBluetoothなどの接続も問題無し。
microSDカードの着脱も容易。
ラズパイ3B+(手前)との比較。
それほど大きくなった感じは無い。

セットアップと試用

ラズパイ自体のセットアップは既に経験済みだし、今は公式のイメージ書き込みツール「Raspberry Pi Imager」が有るのでかなり容易になったと思う。
USBデバイスサーバ「VirtualHere」のセットアップ(インストール、常駐設定)は公式サイトに詳しく記載されているので特に迷うことは無かった。
尚、VirtualHereのサーバアプリは有償(接続機器が1台だけならトライアルとして無償使用可能)で、ハードウェアに紐付けられているため、ライセンスを新規に購入する必要が有る。
ちなみに、ライセンス認証はクライアントアプリから行う。

セットアップ完了後、PC(GPD PC Max)のクライアントからサーバに自動接続し、接続しているIC-7300とGPSレシーバーもUSB機器として認識された。
その後、WSJT-XとRS-BA1(icom純正リモートコントロールアプリ)で以前(ラズパイ3B+ベースUSBデバイスサーバ使用)の通りに使えることを確認した。
構成と負荷が以前通りなので、ラズパイをグレードアップした効果は不詳だけど、今後接続機器を増やしたり、転送速度(USB⇒COMポートのボーレート)を上げた際に違いを確認出来るかな。

追記…転送速度を19200から115200に上げて、WSJT-XとRS-BA1での使用を確認。
いずれも問題無く、RS-BA1ではスペクトラムスコープの使用が出来るようになった。(USB接続でボーレート115200必須)

[IC-7300] PCとワイヤレス接続

【この記事の所要時間: 41秒】

IC-7300は上位機種のようなサーバ機能が無く、IC-705のようなWi-Fi機能も無い。
PCとの接続はUSBのみ。
なので、FT8運用環境一式を構築した専用のWindowsPCをUSB接続し、そのPCに対してWi-Fi経由でリモートデスクトップ接続することでワイヤレス運用できるようにしていた。
⇒【無線用PC新調

過去形なのは…一か月ほど前にその無線用PCが突然起動不可に陥ったため。
事前に取っておいたフルバックアップからリカバリしたもののOS起動不可、自動修復もダメ、ブートエリア/MBRを再構築をしても復旧せず。

幸いに、IC-705とGPD P2 Maxで同様のFT8運用環境を構築しており、しかもアプリやデータはこちらの方が新しいため、IC-7300も使えるようにすれば良いのでは?と思い至った次第。
但し、冒頭に書いた通りIC-7300との接続はUSBなので紐付きになるのが懸念点。
⇒【IC-705 … ワイヤレスでFT8(RS-BA1、WSJT-X)

そういえば、実運用を再開した際に、FT-818(とSCU-17)とPCをワイヤレス接続しようと、RaspberryPiでUSBデバイスサーバ(USB⇔Wi-Fi)を組んで試行錯誤したことがあった。
WSJT-Xからの制御と受信デコードはひとまず成功したものの、送出音声の歪が改善せず、実用を諦めた経緯がある。
⇒【FT-818NDのリモート操作とPC環境セットアップ

その後そのまま隠居状態になっているラズパイUSBデバイスサーバをふと思い出した。
これを使えばIC-7300をワイヤレスでUSB接続できる、IC-7300はFT8での運用実績(設定)があるので、送出音声の件も改善策を思いつくかもしれない。(FT-818はUSB直接続でも運用実績が無く、送受信レベルの適正範囲が良く判っていなかった。)
というわけで試してみることにした。

RaspberryPi 3B+ベースのUSBデバイスサーバ

IC-7300とGPSレシーバー(写真内右上の黒くて丸い物)をUSBハブ経由で接続。

PC(GPD P2 Max)設定

USBデバイスサーバ・クライアントアプリ

USBデバイスサーバアプリは「VirtualHere」を使用。
RaspberryPiにラズパイ版サーバ、PC側にWindows(64bit)版クライアントをそれぞれセットアップする。
サーバ版はUSB機器(ポート)が一つの場合は無料で使用出来るが、今回は計3ポート(IC-7300が2ポート、GPSレシーバー)なので有償ライセンスが必要になる。

クライアントアプリをインストール後起動すると、上の画像のようにサーバを自動認識し、接続されたUSB機器の一覧が表示される。
尚、接続した時点では各USB機器はまだ使用出来ないため、右クリックでメニューを出して使用状態にする。(上の画像は使用状態にしたもの。)
接続後に自動的に使用可能にすることもできる。

PCのCOMポート状況

クライアントアプリで使用状態にしたUSB機器がCOMポートに見えている。
上の例では、IC-7300はCOM7・GPSレシーバーはCOM4に割り当てられている。

GPSレシーバーでの時刻合わせもOK

まずはGPSレシーバーが使えることを確認。
時刻合わせアプリ「NMEATime2」を使ってGPSを使ったPCの時刻合わせが出来ている。

WSJT-Xの無線機設定

USBデバイスサーバ経由で接続したIC-7300のCOMポートを選択。
CATコントロールと送信(PTTテスト)もOK。
懸念の送信音声の歪は、USB直接続に比べて僅かに大きいように思われるが、過入力の可能性が高そうなので、対処は出来るだろう。

WSJT-Xのオーディオ設定

音声の入出力はデフォルト設定のまま。

WSJT-Xの無線機設定でIC-705用から変更したのは無線機機種とCOMポートのみ。
そういえば、PC(GPD P2 Max)には元々IC-705用のUSBドライバをインストールしていたが、今回IC-7300用のUSBドライバはインストールしていない。
メーカーのサイトを見ても互いの対応機種には入ってないけれど、互換性が有るのだろうか。

試験運用

GPD P2 Max
IC-7300

早速CQを出してみた。
3コールほど応答無し…この後WSJT-Xの出力を100%から60%程度に下げてみてコールしたら応答が有り、無事交信成功。

USBデバイスサーバを自宅外で使う際にはWi-Fi APが必要。
ただ、移動運用ではIC-705を直接USB接続するため問題無し。