18 in 1 USBテスター … ATORCH UD18

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もはやUSBは通信以上に手軽な電源として欠かせない。
手持ちにも様々な規格のUSBケーブル、充電器、モバイルバッテリーが結構有る。

最近は給電/充電される側の消費電流が増えてきて、適したケーブルや充電器/モバイルバッテリーを使わないと十分に充電出来なかったり時間が大幅に掛かる。
持っているケーブルや充電器/モバイルバッテリーが果たして適合しているのか、給電’/充電時に掛かる電圧・流れる電流が分かれば容易に判断出来る。

そんなわけで、以前からUSBテスターに興味があったが、先日Aliexpressを覗いていると 18 in 1の入出力と多彩な情報表示を謳った製品を見つけたので、試しに購入してみた。

ATORCH UD18

パッケージ

樹脂製で割としっかりしたケース入り

蓋に貼られたシールのQRコードをスマホなどで読み取ると、ユーザーズマニュアルやPC/スマホ用アプリの入手先サイトへアクセス出来る。

くり抜かれたウレタンに本体が鎮座

購入先はAliexpress。
ケーブルや周辺機器などがセットになった様々なパッケージで販売されているが、今回は本体のみを購入。
届くまでに日数が掛かるけど(特に今の状況では)、送料込みで2,000円ちょっとと手頃&値頃。

ユーザーズマニュアル

パッケージの底(ウレタンの下)にはユーザーズマニュアル(英語と中文)が入っている。
図少なめで文字がミッチリ多めなので、少々見難い。

外観

五百円玉とのサイズ比較

サイズは直径63mm(プラグの出っ張りを除く)×厚さ14mm。
重量は不明だけど、見た感じからすると軽め。

裏面

対応電圧範囲/電流範囲(DC入出力)、USB規格などが記載されている。
ちなみに、前面とは上下が逆になっている。

入出力

様々な入出力端子が用意されている

USB-A 、USB-C、DC5.5の入出力が対角に配置され、USB-Cのみオス/メスの両方の入力端子が装備されている。

表示

簡易表示

電圧/電流/電力/抵抗値表示

詳細表示

マニュアルを見ないとよくわからない表示がチラホラ…通常使用では簡易表示で十分。

操作ボタン

ディスプレイの下には小さな押しボタンスイッチが2つ有り、表示モードの切り替えや、各種パラメーターの設定が行える。
尚、前面全体に貼られている保護フィルムをまだ剥がしていないため、ところどころ気泡が見えている。

無負荷時

モバイルバッテリーから給電しつつ、対象機器を繋いでいない状態では、掛かっている電圧のみ表示される。
UD18で消費している電流/電力分はオフセットしているのかな。

Bluetooth

Bluetoothロゴとインジケーター

PC(Windows)/スマホ(Android)用にアプリが提供されていて、Bluetooth接続で連携出来る。
iPhoneは検出するもののペアリング出来ず、Macは未確認。
WindowsではUD18-SPPとUD18-BLEの2つを検出し、SPPはパスコード「1234」でペアリングOK、BLEは特に何も設定せずにペアリングOKだった。

ちょっと気になること

もしかすると個体差かもしれないけれど…
・USB-C端子(メス側)に挿すプラグの裏表によって通電しない。
⇒裏表の区別が有るのか?同じケーブルを他の機器で使うと裏表関係無く通電する。
・対角同士の端子間でしか通電しない。
⇒変換アダプタ的に使えるかと期待していたけど無理そう?

ちょっと気になるところはあるけど、基本機能は便利に使えるだろう…但しそれほど使用頻度は高く無いけれども。