メタルボディでコンパクトな電動エアダスター サンワサプライ 200-CD076

【この記事の所要時間: 515秒】
サンワサプライ 電動エアダスター 200-CD076(グレーカラー)

手持ちのエアダスター缶を使い切ったので補充しようとAmazonを眺めていて…ふと、電動タイプが気になってきた。
スプレー缶タイプは或る程度連続使用すると冷えて風量が低下するし、以前よりは改善されたとはいえ缶を寝かせたり逆さにした状態ではやや出が悪くなる、吐出先をピンポイントで一気に冷やしてしまうこともあり対象物によっては余り宜しくない。
そして何よりも使い切った後の缶の処分に手間が掛かる。
価格で比較すると、スプレー缶タイプは350mLサイズが大体400~500円/本、電動タイプはピンキリながら売れ筋は大体6000~8000円程度…スプレー缶を十数本使うのであれば電動タイプの方が安上がりかも。

電動タイプへの移行を決めて早速品定め。
エアダスターとして噴き出し機能のみのシンプルなものから、吸い込みを利用した掃除機兼用、風力の無段階調整/LEDライト/風量やバッテリー残量などの情報表示機能を持つもの、エアダスター/掃除機の各種アタッチメントが豊富に付属したものなど様々。
電動(バッテリー)タイプは、風量が少なめで使用時間も短く、稼動音が結構大きい…という印象を持っていたけれど、ユーザーレビューを見ると風量・使用時間とも概ね改善されており、駆動音については風量の増大とコンパクトさのためそれなりに大きい模様。
但し、いずれも主観が強い要素なので結局は自分で判断するしか無いけれども。

いろいろ思案して、エアダスター機能のみで付属品も必要最低限のシンプルな製品「サンワサプライ 電動エアダスター 200-CD076」(グレーカラー)を選択。

パッケージ

生成り単色で無地の簡素なパッケージ
中もシンプル…ウレタンに収まった本体、右隣は付属品が入った小箱
本体以外の付属品:ノズル、充電用ケーブル(USB-A⇒USB-C)、取扱説明書

外観

サイズ感:iPhone SE 3(バンパー装着)と比較

サイズは、上の写真で横133×縦125×厚さ35mm/重さ約234g(ノズル装着時)。
総金属(アルミ)製ボディということもあって、小ぶりなサイズの割には少し重め。

電源LED、充電端子、電源ボタン、風量インジケーター

グリップ底部には電源LED/充電端子/電源ボタン/風量インジケーターが有る

中央の電源ボタンは長押しするとON⇔OFFが切り替わる。
ON時には電源LEDが緑色/電源スイッチ周りが青色に光り、スタンバイ状態になっている。
このスタンバイ状態のまま無操作で10分経過すると自動的に電源がOFFになる。
また、ON状態で短押しすると風量を四段階に変更出来る。
上の写真では「弱風」、他に「ふつう」「強風」「超強風」が有る。
電源ONの直後は「超強風」になっていて、電源ボタンを短押しする度に⇒「強風」⇒「普通」⇒「弱風」に変わり、「弱風」の次はまた「超強風」に戻る。
連続使用時間は「弱風」で約2時間20分/「超強風」で約18分。

バッテリー残量は電源LEDの点灯状態で判断する。
・低速点滅:充電残量 中程度
・中速点滅:充電残量 低
・高速点滅:充電残量 微
・高速点滅⇒消灯:充電残量 無(自動電源OFF)
…点滅具合も残量度合いも少々曖昧なので分かり難い。
風量インジケーターを残量表示としても使えれば分かり易く出来たかも…とはいえ、電源ボタンは短押し/長押し共に動作割当済みだし、噴射ボタンとの同時押しも自動噴射モード切り替えになっているので、現状では充電残量確認操作に使えるボタンが無い。
電源OFF状態で電源ボタンか噴射ボタンを短押しするというのも、何かに接触してバッテリーを消費する恐れが有るので不可か。

ちなみに、底部は丸味を帯びた形状だけど立てて置くことも出来る。

噴射ボタン

グリップを握った際に人差し指が来る辺りに噴射ボタンが有る

噴射ボタンを押している間は風が噴き出し・指を離すと止まる手動噴射モードの他に、一度押すと指を離しても再度押すまで噴き出し続ける自動噴射モードが有る。
通常は手動噴射モードで、自動噴射モードへは【噴射ボタン】を押しながら【電源ボタン】を短押しすることで切り替わる。

噴き出し口、吸い込み口

噴き出し口:シンプルな仕切り板形状のガード
吸い込み口:蜂の巣形状のガードと金属(真鍮?)製のファン

ノズル

着脱式ノズル
シリコン製ノズル
シリコン製ノズル

ノズルは本体の噴き出し口にネジ込んで装着する。
シリコン素材(ベース部分はアルミ製)なので、対象物に近付けて使用した場合でも接触による影響を与えにくい。
ノズルを装着せずにハンディ扇風機としての使い方も。

使用感

コンパクトなので無線用ラックに置いておける

早速、無線用ラックの埃払いとキーボードのゴミ除去などに使用。
最初は噴射ボタンを押してから風が噴き出すまでのラグは一瞬で特に気になるほどでは無し。
噴射ボタンを押しっぱなしにせずに済む自動噴射モードは、狭かったり姿勢(体勢)的にしっかり握って向けることが出来ないような場合にかなり便利。

風量は簡単な埃飛ばしなら最弱の「弱風」でも十分で、やや込み入った場所なら「ふつう」か「強風」、今回は試していないが洗浄後の水分飛ばしくらいになると「超強風」の出番かな。
また、広い範囲を対象にする際はノズルを装着せずに「強風」「超強風」を使うのが良さそう。
駆動音については金属製ファンのためかやや高音寄りの音質で、「弱風」「ふつう」では思っていたほど気にはならないものの、「強風」「超強風」になると流石に少々大きく感じられる(煩いというほどでは無し)。

金属製ボディの質感が良く、見た目よりやや重く感じられるのも塊感が有って良いね。
コンパクトなので狭い場所でも使えるし(ノズルを装着しない場合は全長72mm)、シリコン製ノズルのおかげで万が一接触しても傷や凹みをつける恐れが(ほぼ)無いのは非常に安心出来る。