Bambu Lab A1 mini いろいろカスタマイズ … AMS/USBハブ(Panda Branch)導入

【この記事の所要時間: 417秒】
A1 miniのX軸に自作ブラケットで装着したPanda Branch

Bambu Lab A1 miniには各種周辺機器を接続するAMSポートが二口装備されている。
現在接続しているのは先日作成したコンパクトAMS(AMS Ultra Lite)、更に冷却ファン×2(ベース用、エクストルーダー用)やLEDライトも予定しており、絶対的にポートが不足する。
ファンやLEDライトならUSB給電も可能だけど、出来ればAMS給電にしてスッキリ纏めたい。

調べてみると、本体のAMSポートに接続してAMS(24V)×4ポートとUSB(5V/最大2.7A)×4ポートを増設する「Panda Branch」(BIGTREE TECH)という製品が有った。
AMSポートは現状ではAMS Liteのみ対応保証されているが、通信を伴わない給電目的であれば大電流を引き出さなければ他製品でも問題無く使えるだろう。(A1 miniのAMSポートは最大24.4W供給可…AMS Liteの消費電力は最大4W。)

購入品

Panda Branch

Panda Branch(箱の上のミニ・ラバー・ダックも付いていた)

モジュール、AMS 4Pinケーブル、取り付けネジ一式、カード、オマケのミニ・ラバー・ダック。
モジュールは基板のみのため、使用する際には適宜ケース(様々な3Dプリントデータが公開されている)を用意する。

AMS 4Pinケーブル(ショートタイプ)

AMS 4Pケーブル(ショートタイプ)

Branch付属のAMSケーブルは太めでコシが強い上に長いため、今回の装着位置(X軸背面)では少々持て余してしまう。
短くて(260mm)、接続にちょうど良い片側L型のケーブルが純正オプションに有ったので購入した。(国内の公式ショップでも扱っているが、Branchと併せてAliExpressで購入。)

作成品(3Dプリント)

ケース

Branch用ケースとBranch
組み立てた状態(側面の開口部は若干歪みが出易い)

USBポートやAMSポートのレタリングが別色で入っているモデルを選んだが、0.2mmノズルを前提としているためかフォントが小さめで若干潰れてしまった。
左側はUSBポート(×4)で出力電流は1A/2A/2.7Aから選択、右側はAMSポートで右端の1ポートが入力/左から4ポートが出力。
尚、後述のブラケットを使用する関係で公開データを一部改変している。
(それにしても…このモデルは天面が妙に粗い…側面と底面は綺麗なんだけどね。)

USBポートの出力電流設定はデフォルト(2A)のまま
※AMSポートを使用する場合はデフォルト設定が推奨されている

上記のリンク先⇒https://makerworld.com/ja/models/909591-bigtree-tech-panda-branch-v1-enclosure#profileId-976115

ブラケット

A1 miniのX軸背面に有るネジ穴(M3×2)

A1 miniのX軸背面に有る、輸送時の固定アタッチメントやスプールホルダー取付用のネジ穴(M3×2)を使ってBranchを固定するためのブラケットを作成した。

作成したブラケット
Branchを固定(側面からネジ止め)

Branchの隣りにはケーブル(複数)を纏められるようにクリップを設けた。

A1 miniに装着

後方から(ベース/エクストルーダー用ファンとLEDライトを接続、AMS Ultra Liteは本体側ポートに接続)
側方から

後方に装着したことでケーブル周りを或る程度スッキリ纏めることが出来た。
A1 miniとBranchを接続しているAMSケーブル(純正オプション品)は片側がL型のためBranchから下向きに出せ、また260mmと短いため余分な引き回しが無い。
また、先に装着しているパワーケーブル/AMSケーブル取りまとめ用のパーツがちょうど支える感じになっている。