Bambu Lab A1 mini いろいろカスタマイズ … サブ・ディスプレイ(Panda Knomi)導入

【この記事の所要時間: 449秒】
Panda Knomi

Bambu Lab A1 miniのディスプレイは2.4インチ(W240×H320ドット)と小振りなサイズに小さめのフォンドで表示され、間近に居ないと視認が難しい。
特に状態表示やエラー表示は小さめなフォントに加えて横スクロールの文字列で表示されるため、少々分かり難い。
PCアプリ(Bambu Studio)やスマホアプリ(Bambu Handy)でも確認出来るので実用上の問題は無いとはいえ、離れた所からチラ見して確認出来る方が当然便利。

調べてみると、以前装着したAMS/USBハブ「Panda Branch」のメーカー(BIGTREE TECH)から追加のディスプレイ「Panda Knomi」という製品が出ている。

ローカルWi-Fi APを介してA1 miniからWi-Fi経由で取得した情報を表示する。
ディスプレイは円形で1.28インチ(W240×H240ドット)と本体ディスプレイに比べて物理サイズ/解像度とも下回るが、状態表示の殆どがグラフィカルなアニメーションのため離れた所からの視認性は良好。
表示は待機状態(冒頭の写真、スマイルマークと交互に表示される。)⇒各種前処理⇒プリント中(経過など)⇒各種後処理で計15種類有り、リンク先(↑↓)で確認出来る。
※任意の画像(アニメーションgif)への差し替えも可能で、特に待機状態の画像を変えている事例をよく見掛ける。

AMS/USBハブ(Panda Branch)でAMSポートに余裕ができたため、早速導入してみた。

購入品

Panda Knomi

Panda Knomi(こちらにもミニ・ラバー・ダックが付いていた)
Panda Knomi本体

尚、エクストルーダー前面のパネルと交換して装着するシェルとのセットも有るが、今回はケースを作成するため本体のみを選択。
本体の他には電源ケーブル(AMS接続用、QIコネクタ接続用)、タイラップ(多数)、カード、ステッカー付属。

Panda Knomi(基板裏面)

中央に無線通信モジュール(ESP32-WROVER-E)が鎮座し、真下の黒い部分がWi-Fiのアンテナになる。
上部には通信とUSB給電(5V)用のUSB-Cコネクタ、左側には給電(DC5V-24V)用のデュポンコネクタ、右斜め上にはブートスイッチ(通常不使用)が配置されている。

無線通信モジュールに記された技適マーク

もちろん技適取得済。

ケース作成

3Dプリントで作成したケース(前面・背面)

A1 miniのエクストルーダー前面やX軸モーターユニット前面に装着(純正カバーと交換)するシェルの完成品やカバーの公開データも色々出ているが、稼動部分の荷重を増やしたくないため、AMS Ultra Liteに装着している温湿度計と一体になるケースを作成した。(公開データを流用改変。)

電源ケーブル接続

電源はAMSポート(Panda Branch経由)から供給する。
A1 miniとはワイヤレス接続なのでUSB給電にすればA1 mini本体から離れた所に置いて使うことも出来る。
ちなみに、今回流用した公開データはUSB給電で卓上設置するスタンドだった。

上記のリンク先⇒https://makerworld.com/ja/models/35533-bigtreetech-knomi-stand#profileId-501893

装着

装着先となる温湿度計クリップも公開データを改変してDCケーブルの接続用開口部を設け、併せてKnomiのケースをネジ止めで連結出来るようにした。

上記のリンク先⇒https://makerworld.com/ja/models/84131-ams-lite-hygro-clip#profileId-89916

保護フィルムは腕時計用(直径32mm)を流用した。

使用感

左右のフィーダーユニットや下の温湿度計も円形なので統一感がある…かも

初期起動時に表示されるQRコードを読み込んで設定ページにアクセスし、自宅のWi-Fi APに接続する。
早速実際のプリントで使ってみたが、プリント時の各種処理がシンプルなアニメーションで、プリント中の進捗率(%)も大きめの数字と円グラフで表示されるため離れた所からでも分かり易い。
本体のディスプレイは後装着したカバーを閉じたままでも良いかもしれない。