非常時用ラジオ … SONY ICF-B88

【この記事の所要時間: 549秒】

今月(9月)は防災月間。
というわけで、自宅に常備している非常時用品をチェックしてみました。

インスタント食品(ご飯、缶詰、レトルト食品、菓子類)、飲料水、調理器具(バーナー、クッカー、他)、バーナー用燃料(ガソリン、OD/CBガスカートリッジ、アルコール)、ナイフ、懐中電灯、医療品(ファーストエイドキット)、そしてラジオ。

ラジオは趣味ということもあってワンセグテレビ内蔵を含めて数台有りますが、その中で非常の際に一番期待している一台を簡単に紹介しましょう。

 

SONY ICF-B88

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SONY ICF-B88

LEDスポットライトや携帯電話/スマートホン充電といった非常時に欠かせない機能を持ったAM/FMラジオです。
カラーの呼称はシルバーですが、実際はブラウンやブロンズのような茶系の色合いです。 

 

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一昔前のハンディカムっぽいデザインとサイズ(幅132×高79×奥行58mm、約385g)で、軽量コンパクト。
JIS IPX4相当の防滴仕様で、軽い水しぶきや少々の雨なら問題無く使用出来ます。

外観

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左側面:ハンドル根元の「手回し充電」と記された部分には発電時に点灯するインジケーターランプが有ります。

 

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右側面:ロッドアンテナ、電池ボックス(単三×2本)、電源切替(内蔵充電池/単3乾電池)スイッチが有ります。

 

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前面:LEDスポットライトと点灯スイッチ、ゴムカバー内部に本機充電用microUSBポート、外部給電用USBポート、イヤホン端子が有ります。
microUSBポートの上には充電中を示すLEDが有り、充電中は橙色点灯・充電完了時は消灯します。 

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LEDスポットライトは格段明るいという程ではありませんが(むしろ、最近の高輝度LEDを使ったポケットライトに比べればやや暗い)、暗闇の中で足元を照らす用途には充分使えるかと。 

 

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後面:ラジオの操作部分(周波数調節、電源スイッチ、音量調節)が有ります。
旧モデルに比べて各ツマミがやや固くなり、何かに触れても勝手に動き難くなったとのこと…確かにちょっと固いですが、廻し難いというほどではありません。 

給電/充電機能

最大の特徴はやはり給電/充電方法の多彩さでしょう。

給電(内蔵充電池/単三乾電池)

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給電は内蔵充電池と単三乾電池に対応しています。
旧モデルでは単四乾電池でしたが、単三乾電池は稼動時間がより長く入手性も良いので嬉しい変更ですね。 

●持続時間
・内蔵充電池が満充電…FMラジオ:最大約32時間聴取/AMラジオ:最大約40時間聴取/ライト:最大約20時間点灯
・新品のアルカリ乾電池を使用…FMラジオ:最大約80時間聴取/AMラジオ:最大約100時間聴取/ライト:最大約50時間点灯

手回し充電

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或る意味、このラジオの一番の特徴なのがこの手回し充電。
折り畳み式のハンドルを起こして廻します。 ((2回転/秒が目安、時計回り/反時計回りの両方に対応。))
本体は掌に程良く収まるサイズと角を落とした形状で持ち易く、底部には指の掛かりを良くするための突起が付けられています。 

●持続時間
・1分間の手回し充電…FMラジオ:最大約50分聴取/AMラジオ:最大約75分聴取/ライト:最大約15分点灯 

太陽光充電

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このモデルで初めて搭載されたのが、このソーラーパネル。
旧モデルや兄弟モデル(ICF-B08)ではソフトライトが内蔵されている本体上面に有ります。
充電状態を示すランプ等が一切無いため、充電出来ているのかどうか判り難いのが残念。 

●持続時間
・60分間の太陽光充電…FMラジオ:最大約40分聴取/AMラジオ:最大約60分聴取/ライト:最大約10分点灯 

USB充電

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これもこのモデルで初めて搭載されました。
最近ではUSB経由で充電出来る携帯機器が一般的になり、また、USB-ACアダプタだけではなくUSB給電出来る機器(パソコン等)も普及していますので使い易いですね。

内蔵充電池が空の状態から満充電になるまでの充電時間は約3時間。 ((一般的な5V/500mA出力のUSB給電の場合。))

給電機能

携帯電話やスマートホンなど外部機器への給電/充電も非常時には欠かせない機能です。
このモデルと兄弟モデルから一般的なUSB出力になり、汎用性が高まりました。

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付属のmicroUSBケーブル(ラジオ本体の充電にも使用)と各社(docomo/Softbank、au)携帯電話用変換コネクタ。

 

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嬉しいことにiPhoneへ正式対応しました。
iPhone5sもこの通り充電出来ています。 

●携帯電話の持続時間
・内蔵充電池からの充電…連続待ち受け:約50時間/連続通話:約25分
・単三乾電池からの充電…連続待ち受け:約50時間/連続通話:約25分
・手回し充電1分間…連続待ち受け:約2時間/連続通話:約1分
●スマートホンの持続時間
・内蔵充電池からの充電…連続待ち受け:約16時間/連続通話:約25分
・単三乾電池からの充電…連続待ち受け:約16時間/連続通話:約25分
・手回し充電1分間…連続待ち受け:約40分/連続通話:約1分 

汎用充電池への充電

このラジオで惜しいのは、自身に入れている単三充電池への充電が出来ないことかな。 
乾電池を使った道具にはUSB充電未対応の物が多く(今のところそれが普通)、汎用充電池へ充電出来ればかなり便利になります。

そこで、ふと思い出したのがUSB経由でエネループに充電出来る充電器。 ((充電池とのセット販売のみで単体販売はされていません。しかも結構高価で、このラジオ本体とほぼ同じ価格です。))
確か持ってたような…と探してみたら、有りました。

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単三と単四に対応し、同時に二本充電出来ます。

 

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早速、内蔵充電池からの給電を試したところ、ひとまず充電出来ているようです。
この状態で手回し充電も出来ますが、ケーブルが短くて取り回しし難いため、内蔵充電池からの充電が主になりそう。
暇な時や余裕が有る時に、内蔵充電池をこまめに充電しておくような使い方になります。 

付属品

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上述のUSBケーブルと変換コネクタの他にキャリングポーチと非常時用呼び笛、ハンドストラップが付属しています。

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キャリングポーチには内ポケットが有り、付属品や予備の乾電池などをまとめておくのに便利です。
私は巻き取り式Lightningケーブルとエネループ用USB充電器、単三エネループ×2本を常備しています。 ((詰め込みすぎて結構キツキツです。)) 

 

全体的に非常に満足。
いずれ、もう一台買って職場にも置こうと思っています。

 

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