シャック?の整理整頓

【この記事の所要時間: 234秒】

シャック(shack)とは掘っ立て小屋という意味で、無線関係では無線機器を置いて運用する空間を指す。
部屋の一角だったり、一部屋丸ごとだったり、中には文字通り建物だったり。
自分の場合は部屋の片隅に置いたミニテーブル(本来はベッドサイドテーブル)の上に必要最小限の機器を置いたささやかなものだけど、広義では一応シャックに含まれる…かな。

そんなシャックもどき…幅50×奥行40cmの広さではさすがに手狭になってきた。
面積を拡げるのは無理なので、高さ方向に拡張…上下に機器を積み重ねよう。
各機器をそのまま積み重ねるのは見た目的にも・安定的にも少々難しいため、パソコンディスプレイを置く場合などに用いられるデスクボードを使うことにした。

 

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Before

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一見こじんまりまとまっているように見えるが、これ以上物を増やすのは難しく、特にデジタル系機器(SCU17やRaspberryPi)が近接していることでノイズや回り込みが気になるところ。 ((Z-817でチューニングするとRaspberryPiの挙動が不安定になる。)) 

 

 

購入品

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購入したデスクボード。
・大 … キングジム デスクボード(ショート・ハイ) 幅400×奥行200×高340mm
・小 … キングジム デスクボード(ショート・ロー) 幅400×奥行200×高85mm

上下に重ねることが出来る(ズレ防止のダボ有り)。

 

 

After

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まぁ、こんな感じ。

 

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上段左から
・SCU-17/RaspberryPi(USBデバイスサーバ)
・DIAMOND SX200(SWR/PWR計)
※SX-200の後ろにはGPSレシーバー。

中断左から
・コモンモードフィルタ
・LDG/Z-817(アンテナチューナ)

下段左から
・FT-818ND
・VX-8D
・ICF-PRO80
※ICF-PRO80の右隣にはGAWANT。

 

 

ついでに

今回、設置場所が確保出来るようになるだろうと、SWR/PWR計を新調した。
また、各機器間(特にデジタル系と電源)の接続ケーブルにパッチンコアを追加で装着し、ちょうど手持ちに有ったトロイダルコア(FT240-43)を使ってアンテナケーブル用のコモンモードフィルターを作ってみた。

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W1JR巻きで15回巻いてみた。
ケーブルはやや細目のRG-58A/UでコネクタがBNCなので、そのまま巻き付けることが出来た。

 

 

 

 

 

 

究極のモバイルバッテリー … Omni Ultimate

【この記事の所要時間: 617秒】

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以前からACコンセントも装備された大容量モバイルバッテリーに興味があった。
災害等による停電に備えて…ということもあるが、単純に屋外でも使える便利な電源として。
出来れば充電/給電方法がいろいろ選べると活用の幅が広がる…とOmnichargeの製品が気になっていたが…自分の想定用途ではちょっと物足りない。
そんな時、とあるクラウドファンディングでOmnichargeの新製品開発プロジェクトへの支援が発表され、まさに自分の想定用途に合致する上に、早期購入なら大幅割引(半額)ということもあって早速支援した。

そして早々にプロジェクトが確定、待ち遠しい日々を経て、つい先日届いた。

 

 

Omni Ultimate

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ロゴなどの印字は天面と前面だけというシンプルなパッケージ。
この中に、同時購入した専用キャリングケースに納められたUltimate本体と付属品が収められている。

 

Ultimate

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Omni Ultimate本体とキャリーケースのセット。
40300mAhの超大容量(18650型セル×12=147W)、大出力(AC:120W、DC:150W)。
サイズ:167.5×145×54mm、重量:1415g。
保護レベル:IP54。

本機自身を充電しながら接続している機器にも給電可能なパススルー充電に対応。
夜間寝ている間にモバイルバッテリーと各機器をまとめて充電できるし、モバイルバッテリー自身をUPS的な多機能テーブルタップとしても使える。
これは是非とも欲しい機能だった。

 

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前面には各種情報を表示するディスプレイとボタンが三つ。
左側のボタンは本体の電源で、長押しするとOn/Offが切り替わる。
右側の縦に並んだボタンは、上がAC出力のOn/Off、下がユニバーサルDC出力のOn/Off。

 

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左側面には、充電用のDCポートとACコンセントが装備されている。
付属の急速充電器の他にも様々な充電手段がある。
USB-C接続や純正ソーラーパネルの他にも、充電用DCジャック(Φ5.5mm/Φ2.1mm)に対応したプラグに変換されていれば、様々メーカー/様々な機器のACアダプタを使うことも可能。
Φ5.5mm/Φ2.1mmプラグは容易に入手できるため、ACアダプタを元の用途で使う予定が無いのであれば、わざわざ変換しなくても先端のプラグ部分を付け替えてもいい。 ((暫定使用であれば、ハンダ付け不要なネジ留めタイプのプラグも売られている。)) 
入力電圧/電流はDC5〜32V/最大4.5Aに対応している。
DCポートに加えて、右側面に装備されているUSB-Cポートからの並列充電にも対応しており、充電時間の短縮化が図れる。

 

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右側面には、ユニバーサル出力のDCポート、USB-Cポート、USB-Aポート×2が装備されている。
DCポートは出力電圧:5〜60V(0.1V単位)/出力電流:0.1〜8A(0.1A単位)で設定出来、四種類の組み合わせを登録可。
これもまた是非とも欲しかった機能。
但し、他ポートと合わせたトータルの最大出力は150Wが上限になる。
やや特殊な形状のコネクタ(MR30)だが入手は可能で、一般的なDCジャック(Φ5.5mm/Φ2.1mm)に変換するケーブルも付属している。
・USB-C … PD対応USB-Cポートで最大60Wの入出力が可能(双方向)。
・USB-A … QC3.0互換で最大出力5V/3A。

 

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後面は着脱バッテリーで、各種認証やスペックが記されている。

 

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天面と底面は特に無し。
色違い(黒色)部分は海苔巻き状に覆っている保護ラバーで容易に着脱可。
開いている中央部分は凹み状になっていて小物を置くのに良さそう。

 

付属品

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付属の高速充電器(入力:100〜240VAC 50/60Hz 1.4A/出力:18V/3.33A 60W Max)。
Ultimateを最大3時間ほどで満充電するが、結構高温になるため置く場所に要注意。

 

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ユニバーサル出力DCポートのコネクタ(MR30)を一般的なDCコネクタ(Φ5.5mm/Φ2.1mmジャック)に変換するケーブル。
長さは約約10cm。

 

 

純正キャリングケース

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Ultimateがスッポリ収まるセミハードケース。

 

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蓋の内側は某GRID-IT!の様にゴムバンドが縦横に編まれていて、ケーブルなどを固定出来る。
ケースに内寸(厚さ)は少し余裕があるため、ケーブル程度なら挟んだ物でUltimate本体を圧迫することは無い。

 

 

DC出力/入力用チップセット

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別途、「DC出力/入力用チップセット」(純正オプション)を購入した。
これは各社(Dell、Lenovo、HP)のノートPC用ACアダプタに用いられているDCコネクタや一般的なΦ5.5mm/Φ2.5mmバレルポートを充電ポート(Φ5.5mm/Φ2.1mm)に変換する物。

 

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今回はこの中の両端がΦ5.5mm/Φ2.1mmプラグになっているケーブルが目的。
長さは約40cm。

 

 

FT-818NDへ給電

FT-818NDのDCプラグ(EIAJ#2)へ変換すれば、ACアダプタを介することなく、直接バッテリーに接続することが可能。
FT-818NDで使用しているACアダプタ(MFJ-1317)は結構嵩張るので、直結出来れば携行性が大きく向上する。
これは後付けの用途で、プロジェクトを支援した時にはFT-818ND購入どころかアマ無線の実運用再開すら全く考えていなかった(^^ゞ

 

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以前購入しておいた「EIAJ#2プラグ⇔Φ5.5mm/Φ2.1mm変換ケーブル」(秋葉原無線部のFT-817用電源変換ケーブル 約30cm)とUltimate付属の「MR30⇔Φ5.5mm/Φ2.1mm変換ケーブル」。

 

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これらにDC出力/入力用チップセットの両端Φ5.5mm/Φ2.1mmプラグケーブルを組み合わせて、Ultimate⇒FT-818ND接続ケーブルの出来上がり。
長さはトータルで約80cm。

 

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DC出力ポートの出力電圧と電流を設定する。
普段使用しているACアダプタ(MFJ-1317)のスペックに合わせて、13.8V/3A。
設定後の確認画面では、誤った設定で出力すると機器に悪影響を及ぼす…との注意書きが表示される。

 

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DC出力ポートに接続する。

 

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FT-818NDのDC入力に接続すれば準備完了。
ちなみに、FT-818NDの電圧表示は13.6V、受信時の消費電力(Ultimateの表示)は約6Wだった。
尚、これだけ接近させた状態で、Ultimateが原因と思われるノイズは特に感じなかった。

 

 

本体内蔵のリチウムバッテリーと合わせて、移動運用時の電源確保に安心感が増した。
FT-818NDだけではなく他の機器への給電ももちろん可能なので、屋外での活用の幅が大きく拡がるだろう。
ただ、このサイズと重量を持ち回るのは結構な思い切りが必要かも。

 

 

 

[BD-1] 多機能フラッシャー … WingLights360 Mag

【この記事の所要時間: 37秒】

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そろそろ暖かくなって自転車散歩もいいなぁ。 …なんてことを言いながら、実にも三年近く乗っていないという。
その理由(言い訳)の一つに「ハンドルポストの大きな亀裂」があるが、昨年秋に交換用パーツを入手しておきながら、いまだに手つかずという体たらく。

 

「出かける時には自室から持ち出して階段を下ろして…帰宅したらまた持ち上げて片づけて」が結構大きな手間というのも理由(言い訳)だったりする。

それでも自転車関係の便利小物を見聞きすると気になるわけで、以前クラウドファンディングで見つけて支援していた物が先日届いた。

 

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WingLights360 Mag」という多機能フラッシャー。

ハンドルバーの左右端にそれぞれ装着するもので、堅牢(防水、耐衝撃性)なアルミ製ボディの中に高輝度(30ルーメン)LEDが内蔵されている。

 

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構成品:

・フラッシャーとハンドルバー装着用ベース×左右セット
・携帯用ホルダー(カラビナ付き)
・ハンドルバー固定用ゴム(予備1セット)
・充電用USBケーブル

 

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内蔵LEDは、通常時は前方:白色/後方:赤色に点灯し、左右先端のボタンを押すと黄色点滅になってウィンカーの役割をする。
ウィンカー状態で再度ボタンを押すと通常点灯に戻る。
消灯状態でボタンを長押し(4秒程度)すると通常点灯し、点灯状態でボタンを長押しすると消灯する。
尚、通常点灯時の白色LEDは前方を照らすほどには明るくないため、あくまでも車幅灯として補助用に使う。
別に前照灯を装備する。

 

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フラッシャー本体とハンドルバー装着用ベースの結合は(この写真くらいに離さないと引っ付いてしまうくらいに)強力な磁石による吸着とネジ込み。
磁石はフラッシャーとベースの両方に内蔵されており、右用と左用で極性が異なるため、ベースを取り付ける際は左右を間違えないように注意する。

自転車への着脱は工具不要で簡単に出来、自転車を離れる際に外して持ち回れば盗難防止になる。 ((逆に外し忘れると呆気なく持っていかれるので厳重要注意。))
磁力吸着に加えてネジ込んでいるので少々の振動や衝撃による落下は無さそうだ。

 

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携帯用ホルダーに左右のフラッシャーを合わせると、それぞれの磁石による吸着で固定される。
このために左右フラッシャーの磁極を変えている。

 

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フラッシャーの底(ベースを合わさる)部分を外すと、充電用のmicroUSBポートが現れる。
内蔵バッテリーは最大30分程度で満充電になる。
連続点灯時間は約3時間でさほど長くないが、夜間長距離・長時間走行でなければ、とりあえず毎回満充電しておけば問題無いだろう。

 

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装着可能なハンドルバーは端部分の内径がΦ14.7〜Φ23mmの物。

 

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予めベース部分のネジを締め込んでゴムを押し広げておき、ハンドルバーの端に差し込む。

 

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差し込んだ後、中央の六角ネジを締めると更にゴムパーツが押し広げられてハンドルバー内側に圧着する。
ライト装着後に照射向きを調整するため回転させる場合があるため、抜け落ちない程度の締め込みに留めておくと良いだろう。

 

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BD-1 tiのカーボンハンドルへ装着した様子。

 

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直径は一般的なハンドルの外径に近いφ30mm、突出サイズは40mm程度。
さほど突出した感じは無く、走行時のボタン操作も容易。

 

 

ところで、昼間でさえめったに乗らないのに夜間に乗るだろうか…。
まぁ、備えあれば嬉しいな♪ということで。
(「○○に備えて」という理由付けで購入して置物になっている物が結構有ったり…。)
まずは何をさておき、ハンドルポストの交換をしなきゃね。

フリラ事始め … DJ-DPS70 YA購入

【この記事の所要時間: 518秒】

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焼けぼっくいに火がついた、とはまさにこういう状況のことだろうか。
ほんの少し前まで完全に忘れ去っていた趣味なのに、先月から今月にかけての無線関係への出費や労力といったら(^^ゞ
このブログの記事も先月初め以降は無線関連ばかりだし、珍しく週に二度(土日)の投稿が続いている。

さて、またしてもそんな無線絡みのネタが続く。
以前から興味があったフリラ(免許不要のフリーライセンスラジオ)も始めてみようかと。

最近お気に入りのFT-818NDはコンパクトとはいえ「なにかのついで」に持ち出すには少々大変。
それならハンディ機(VX-8D)が有るじゃないか…とも考えたが、もっと気軽に会話をしたい。 ((アマチュア無線はどうしても御作法がね…。)) 

そうなると残る選択肢はフリーライセンスラジオになる。
極一部の機種を除けば小型軽量なので、バイク散歩、写真散歩、山散歩、普通の散歩にも気軽に持ち出せるし、VX-8Dとの二台持ちも容易。
普段から使い慣れていれば、万が一の際にも役立つんじゃないかな。
それに、このサイトやツイッターで名乗っているだけのコールサイン「ヨコハマCC125」 ((由来は居住地とクロスカブ125ccから)) じゃなくて実体も伴わないとな〜なんて都合の良い言い訳をしてみたり。

フリーライセンスラジオといえば、CB・特小(特定小電力無線)・デジ簡(デジタル簡易無線、DCRとも)があるが…

  • CBは無線機の入手が課題で、廃番機種は経年劣化が心配だし新スプリアス規制でいずれ使えなくなる、現行機種は限定販売に近いせいか高価でちょっと手が出ない。大きめのサイズや防塵・防水性の低さも持ち回りにはやや不利。
  • 特小は手軽でコンパクトだし防塵・防水性の高い機種が有るが、出力が小さく到達距離が短い
  • デジ簡は使用に際して登録手続きが必要なものの、出力が大きく比較的遠くまで届き、コンパクトサイズで防塵・防水性の高さも魅力。

…というわけでデジ簡に決定。

 

 

購入品

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機種は、幾つかのサイトを拝見したところアルインコ DJ-DPS70の評価がかなり高く、警戒色と称して黄色のモデル(DJ-DPS70 YA)も出ていたので即決定した。
明るい黄色は明暗いずれの環境でも視認性が高いし、愛車クロスカブの色とも合うので良いかな…と考えて。

アンテナは付属しているが、これも高評価なダイヤモンド SRH350DHを選択。
併せて、純正の防水スピーカーマイク EMS-71も購入した。
本体ともどもIP67相当の防塵・防浸業務仕様なので安心。

ちなみに、これらはとあるネットショップで購入したが、会員特価のおかげでかなり安くなり、本体+アンテナ+スピーカーマイクの合計が価格COMの本体のみでの最安価格並みだった。 ((本体があまりにも安すぎて、もしかして後継モデルが出るのでは?と思って調べたほど。))
だからこそ半ば衝動買いに近かったわけだけども。

尚、上の写真でEMS-71とSRH350DHの間に有るのは純正のロングアンテナEA-248…別売りオプション品だけど今回本体にオマケとして付いてきた。
普段の持ち回りはこのEA-248、移動運用先ではSRH350DHという使い分けになるかな。

 

アンテナ

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上から、本体付属のミドルアンテナ EA-247(長さ:約10cm)、純正ロングアンテナ EA-248(長さ:約22cm)、ダイヤモンド SRH350DH(長さ:約43cm)。

 

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尚、SRH350DHを装着すると本体との間に極僅かながら隙間が空くため、アンテナ付属のスペーサーを入れている。
スペーサーは軟らかい素材で薄いため、純正アンテナ(EA-247、EA-248)装着時にも影響しない。

 

外観

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ミドルアンテナとスピーカーマイクを装着。

 

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背面にはベルトクリップとハンドストラップを装着。
ハンドストラップは珍しくODカラー。
本体前面は黄色、操作系とバッテリーは黒色の組み合わせになっている。

 

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これは、スピーカーマイクを装着する際に取り外した端子キャップ。
うっかりすると無くしそうなので、本体かベルトクリップにネジ込めるようになっていれば良かったな。

 

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VX-8Dとの比較。
写真では判り難いが、ほぼ同じ大きさ。

 

 

登録申請

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さて、デジタル簡易無線機を使う(発信する)前には、無線局登録申請をして登録状の交付を受ける必要がある。
手続きについては、無線機の説明書や総務省のWebサイトにて詳しく説明されているので割愛するが、申請書を送付後、審査開始から15日程度で登録状が交付される。
登録状を受け取った時点で無線機を使用出来るが、包括登録の場合は使用開始から15日以内に開設届出を提出しないと罰せられる。

個別登録では開設届出の提出は不要だが、無線機を増設する度に申請が必要になるため、今後買い足す可能性が有るのであれば、増設時には開設届出をするだけで即使用出来る包括登録が良いとのこと。
もちろん包括登録で申請する。

昨夜、会社帰りに夜間も営業している郵便局へ寄って、収入印紙(2,900円分)と切手(82円×3枚…申請書送付用、登録状交付用、開設届出送付用)を購入してきた。
今月中の交付は難しいけど、G.W.には余裕で間に合うだろう。
帰省したら、早速クロスカブで移動運用に出かけよう。

 

 

 

FT-818NDのリモート操作とPC環境セットアップ

【この記事の所要時間: 88秒】

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当初、FT-818NDとSCU-17経由で接続したRaspberryPiにWSJT-Xなど無線関係のアプリを入れて、MacBookPro/13からVNC経由でリモート操作するラジオコントロールサーバー的な運用を目指していたが…。

 

WSJT-Xの受信音レベル(RaspberryPiの音声入力レベル)調整が不十分でデコード率が芳しくない。
SCU-17の出力レベルを最小にしても大きすぎるため、RaspberryPi側で下げたいが音声入力デバイスが見つからない(音声出力デバイスは有る)。
また他にも、使いたいアプリ(818のコントロールや交信ログ管理)がほぼWindows一択という状況のため、RaspberryPiでの運用を諦めた。
現在はひとまず手持ちのWindowsPCに環境を仮構築して試用中だが、いずれは小型軽量なウルトラモバイルPC(UMPC)への移行を検討している。

 

 

USB接続のワイヤレス化思案(USBデバイスサーバ)

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ここで課題になるのがSCU-17とPC間の接続(USB)。
無線機から離れた場所でPCを操作するとなると、このUSBケーブルを長々と引き回さなければならない。

無線機の近くにPCを置いて、別のPC(例えばMacBookPro/13)からVNCでリモート操作する方法もあるが、試してみたところRaspberryPiの場合と比べて反応が遥かに遅くて実用は難しい…しかも手持ち品は常置するには少々大きい。
高性能、且つ、コンパクトな専属PCを新たに買い足すのは出費が厳しい。 ((その分をUMPCの購入に充てたい。)) 

USBを直接ワイヤレス化するアダプタを調べていると、RaspberryPiを用いてUSBデバイスサーバを構築するVirtualHereというアプリが有ることを知った。
ハード的な追加や変更は特に必要無く、RaspberryPi側にサーバアプリ/使用するPC側に各OS(Linux、Windows、MacOS)対応のクライアントアプリをセットアップするだけで、RaspberryPiに接続したUSBデバイスを他のPCから ネットワーク経由で使用出来る…というもの。

対象のUSBデバイスは、キーボードやマウス、プリンタ、メモリ、HDD/SSD(供給電力の強化が必要)等の一般的な機器の他に、ゲーム用コントローラーやICカードリーダー、シリアルI/Fでも使用実績がある様子。
SCU-17での事例は無いが、アプリをセットアップするだけなので先ずは試してみよう。

尚、サーバアプリは、使用するUSBデバイスが一台のみの場合は無料版で良いが、複数のUSBデバイスを使用したい場合や、各プラットフォームに最適化されたサーバアプリ(使用USBデバイス数の制限無し)を使いたい場合は有料版を購入する必要がある。
クライアントアプリは無料で使用USBデバイス数の制限も無い。
サーバ/クライアントのいずれも、RaspberryPiや一般的なNASを含むLinux、Windows、MacOS、Androidの各種OSに対応している。

 

 

セットアップ(RaspberryPi側)

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早速、RaspberryPiに無料版のサーバアプリ/PC側にWindows版のクライアントアプリをセットアップして、SCU-17が使用できるかどうか試してみた。

結論から書くと…問題無く使用できる。
但し、SCU-17は二台のUSB機器として認識されるため、制御と音声入出力を同時に使用するためには有料版のサーバアプリが必要になる。
先ず制御側を有効にした状態でWSJT-Xから818のコントロールを確認し、次に音声入出力側を有効にした状態でWSJT-Xへの受信音入力を確認した。
音声入出力の場合は遅延が気になるところだが、受信に関しては特に問題無くデコード出来ている様子。
送信は今後可能(デジタルモード追加変更が審査終了)になったら試して みよう。

 

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また、RaspberryPiにUSB接続したGPSレシーバーを有効にした状態でNMEATime2での時刻合わせが正常に行えることも併せて確認出来た。
無線環境は窓の近くにあるのでGPSレシーバーの設置がし易く、USBデバイスサーバに収容できればPCに直接繋ぐ必要が無くなる。
先日作ったBluetooth接続のGPSレシーバーも有るが、長時間運用では やはり電池の持ちが気になるので、USB接続が使い易い。

 

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この黒くて丸い物(サイズ:直径φ45×15mm程度)が今回新調したUSB接続のGPSレシーバーだが、 この様に窓から離れた位置に置いても十分な数の衛星を素早く捕捉し時刻補正してくれる。

さて、上記の結果から、これなら十分実用になると確信したので、RaspberryPi 3B+に最適化された有料版サーバソフトを購入。
SCU-17の制御と音声入出力、GPSレシーバーからの受信入力を同時に有効化し、各アプリで正常に認識・使用出来ることを確認した。

併せて、RaspberryPiから発生するノイズを減らすために、装着していたLCDを外した。
ノイズは大幅に少なくなり、無線環境の中に置いてもほぼ影響無し。
ケースもよりコンパクトな物に交換したが、発熱が大きいチップ全てが熱伝導シートを介してアルミ削り出し製ケースに繋がる構造で、ケース全体が放熱器になることで放熱効果が非常に高い。
ユーザー評価(複数)でも、他社の冷却ファン搭載ケースよりも温度上昇抑えられるとのこと。

 

 

セットアップ(PC側)

これで818の制御と音声入出力、GPSレシーバーからの受信入力がWi-Fi経由で行えるようになったので、続いてPC側の環境を整えよう。
今のところデジタルモード(FT8)での交信が主な目的なので、その方向で進める。 ((音声はそのうち、CWは多分無いかな…PCを使った送受信は試すかも。)) 

 

ハード構成図 201903100841

ソフト構成図 201903100841

既にセットアップしているWSJT-XとTurboHAMLOGを引き続き使いたいので、この両アプリで818の制御を共有するためにVSPE(Virtual Serial Ports Emulator)を 導入。
VSPEの「Splitter」を使って一対一の仮想COMポートを生成する。 ((他にも様々な機能が有るが、現時点で使うのはこのSplitterのみ。))
WSJT-XとTurboHAMLOGのCOMポート設定では両方とも同じ仮想COMポートを指定する。
この「両方とも同じ仮想COMポートを指定する」ということになかなか気づかず、しばらく試行錯誤を繰り返した。
一点、VirtualHereによる仮想COMポートだからか、VSPEの起動時に初期化エラーでエミュレーションが開始出来ないことがたまにある。
発生するのは初回起動時のみで、数回エミュレーション始動を繰り返せば正常動作になり、その後はシャットダウンするまで安定稼働するため、実用上の問題は無い。

尚、使用例の多いOmniRigも試してみたが、TurboHAMLOGの挙動が不安定になった ため見送り。
恐らくVSPEの設定を詰めれば解決しそうだけど、現時点でOmnirigを使う必要が無いので現状維持…安定している環境は必要が無ければ弄るなとも言うしね。

 

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他にはWSJT-Xのサポートアプリを二つ。
発信局に関する各種通知やQRZ.comのデータベースと連携した様々な情報を表示してくれるJTAlart、WSJT-Xでの交信記録をTurboHAMLOGへ転送してくれるJT_Linker
余談だが、他者の情報を参照するだけではなく、自分の情報も参照して貰えれば…とQRZ.comへの登録も済ませた。

 

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そして、818の各種コントロールをするHamRadioDelux
818は表示や操作系が小さく、各種機能が深い階層状態になっていて、お世辞にも操作性が良いとは言えない。
PCを使うことでその操作性を補ってくれるのが、このアプリ。
現在は有料だが、無料の旧バージョンがネット上で入手可能だ。
早速、無料最終版(Ver.5.24.38 2012/10公開)を入手して試したところ、事前に試用した有料最新版(Ver.6.50 $99〜)よりも軽くて安定している印象。
818の前機種に当たる817(HRD上では817を選択)は古い機種なので、機能的には無料最終版で必要十分だろう。

JTAlartには、起動時に他のアプリを連続(待ち時間設定可)して自動起動し、終了時にはこの自動起動したアプリを自動終了する機能が有る。
この機能を使い、JTAlartを起動するとTurboHAMLOG⇒WSJT-X⇒JT_Linkerの順でそれぞれ少し時間を空けて起動するようにした。

 

次は音声(マイク/スピーカー)のワイヤレス化。
それと、SCU-17を経由してPCを使ったCWの送受信も可能なので、いずれ試してみたい。

 

ちなみに、冒頭の写真は我がシャック(^^ゞの全景。
幅50×奥行40cmの小さな台(ベッドサイドテーブル)の上に全ての器材を設置している。
見ての通りPCを置くスペースは無いし、ベッドの横ではないけど狭い所に置いているため、離れた場所にPCを置いてリモート操作するのは必須条件だった。
アンテナはモービルホイップ(RHM8B)を簡易スタンドに装着して、室内窓寄りに仮置きしている。