[RaspberryPi] ラズパイ事始め

【この記事の所要時間: 1123秒】

P1262665 20190126195106

 

最近、模型とか電子工作(ラジオ、アンプ、等)、トイガンのカスタマイズなど小物弄りをしたい欲求が高まっている。
とはいえ、模型と電子工作はしばらく離れていたので道具を揃えなきゃだしスキル不足も否めない。
トイガンの方は今のところ組みたいモデルが無いし深みに嵌まると怖いのでボツ。
電子工作みたいにあとあと活かせる物となると他にはPC系か。
これなら手持ちの道具で事足りる、ハード的なスキルも必要充分、ソフト的なスキルは入門書やネット情報で補える。

ふと、以前から興味があったRaspberry Piを思い出した。
手持ちの余剰品(ディスプレイ、キーボード、マウス)を活かせば初期投資を抑えられるし、Linuxマシンなので色んな使い途が有りそう。
万が一使い途が思い付かなくても、超コンパクトなので邪魔にならないしね。

というわけで一通り揃えて、とりあえずセットアップしてみた。

 

 

購入品

P1262647 20190126183802

新規に買ったのは、Raspberry Pi 3 Model B+ スターターキット、アルミ合金製ケースと3.5インチLCDのセット、入門書。

 

スターターキット

P1262648 20190126183805

他にUSBキーボード/マウス、HDMI対応ディスプレイを用意すればOK…というセット。

  • Raspberry Pi 3 Model B+ 本体
  • 5V/3Aスイッチ付き電源
  • プラスチック製ケース
  • HDMIケーブル
  • MicroSDHCカード(SanDisk Ultra 32GB、NOOBSシステムインストール済)
  • MicroSDHCカードリーダー/ライター(USB-A/USB-C対応)
  • ヒートシンクセット
  • 日本語説明書

 

 

P1262651 20190126183813

肝心の本体は実に質素なパッケージで、箱は破いて開ける構造、内部は一切の梱包・緩衝材無しでボードがそのまま放り込まれている。

 

アルミケース&LCD

P1262649 20190126183808

上下二分割のケース、3.5インチLCD(SPI接続)、タッチペン、組み立てネジやゴム脚などパーツのセット。

外付けのHDMIディスプレイが有るので購入する予定は無かったが、事前にディスプレイの動作確認をしたところHDMI接続で表示されなかったため、急遽直付けLCDの購入を検討。
キットにもケースは付属しているが、LCDと本体を一体化出来て、放熱性や雑音低減の点から有利な金属製のケースが良いな…と調べて、唯一見つけたのがこの製品。

直付けLCDはこのSPI接続の他にHDMI接続の物が有り、セットアップはHDMI接続の方が容易らしいのだが…金属製ケースに収まる物が無かったので見送り。 ((Raspberry PiのHDMI端子と外部でブリッジ接続する構造のため、全面をカバーするケースは難しそう。)) 
しかし…このSPI接続を選択したことによる難行苦行が待ち構えているのであった…。

 

 

所有品

P1262650 20190126183810

手元に有る余剰品を流用。

  • HDMI接続対応のミニディスプレイ(他にDVI/VGA/コンポジットにも対応)
  • USBミニマウス
  • ワイヤレスミニキーボード(タッチパッド内蔵)

 

 

組み立て

P1262652 20190126183817

ケースの下半分にはボード裏面のチップ(DRAM)が当たる位置に出っ張りがあり、そこに熱伝導ゲル(写真中の水色のシート)を貼ってチップに接触させることで、ケース自体を放熱器として使用する。
そのため、スターターキットに付属しているヒートシンク(熱伝導ゲル右横の銅板)は使用しない。

セットアップで長時間使用しているとケース全体が結構暖かくなっているので、効果はある様子。
vcgencmd measure_temp で取得したCPU温度は、平常時:約40℃/中負荷時:約50℃(室温24℃)。
ケースの外からUSB扇風機などで風を当てることで更なる冷却化が図れるだろう。

 

P1272668 20190127121033

ケース下半分にボードを収めて、四隅のスペーサー(金色の筒状の物)で固定する。
ボード上のチップにもヒートシンク(SoC用:中央やや左よりの金色の物、CTL用:USBポート左隣の青色の物)を装着する。
尚、青色のヒートシンクは手持ち品で、スターターキットには付属していない。

 

 

外観

P1262659 20190126183839

P1262660 20190126183842

アルミニウム合金削り出しで、精度が高くピッタリ噛み合う。
全体を金属で覆う感じになるが、六面のうち一面(二段目の写真でやや凹んだ面…ボード上でワイヤレスアンテナが有る向き)が樹脂製パネルになっていて、Wi-FiやBluetoothの接続も問題無し。
また、このパネルはスモークなので内部の状態表示LEDを視認することも出来る。
覗いてみると、RaspberryボードとLCDボードの間は間隔が広く、結構余裕がある様子。

 

P1262661 20190126183845

裏には滑り止めのゴム脚(別添付品)を貼付。

 

 

セットアップ

P1262654 20190126183822

 

システムセットアップ

スターターキットにはNOOBSがインストールされたSDHCカードが付属しているが、NOOBS経由でセットアップしたシステム(Raspbian)は直付け(SPI)LCDとの相性が良くないらしいので、事前に直接RaspbianをセットアップしたSDHCカードを準備。

  1. SDメモリカードフォーマッターをダウンロードして、MacBookPro/13にインストールする。
  2. 手持ちのSDHCカードをSDメモリカードフォーマッターでフォーマットする。
  3. 公式のダウンロードサイトから Raspbian Stretch with desktop (ZIP版)をダウンロードする。
  4. ダウンロードしたZIPファイルをMacBookPro/13で解凍する。

後は解凍して抽出されたイメージ(img)ファイルをSDメモリカードに書き込めば出来上がりだけど、この手順は文章にすると結構複雑なので割愛。 ((始めたばかりの素人が説明するよりも遙かに詳細で分かりやすく解説されているサイトがたくさん有るからね。)) 
今回併せて購入した入門書に記載されている手順に従って進めた。

作成したシステムディスクでひとまず起動OK。
自宅のWi-Fiへの接続も難無く出来たのでアップデートと日本語化を進める。
この時点では直付けLCDのドライバが入っていないので、表示が真っ白なまま。
尚、外付けディスプレイは手持ちのHDMIケーブルでは表示出来なかったが、スターターキット付属のHDMIケーブルで無事表示出来た。

続けてMacBookPro/13からのSSHとVNCでの接続設定も問題無く完了。

[tip]・SSH有効化 …【設定】⇒【Raspberry Pi の設定】⇒【インタフェース】で SSH を有効にする。
・VNC有効化 …【設定】⇒【Raspberry Pi の設定】⇒【インタフェース】で VNC を有効にする。

・SSH接続 … ssh pi@raspberrypi.local
・VNC接続 … vnc://raspberrypi.local[/tip]

 

これでより広い画面&キーボードを使って操作出来る。
ミニキーボード内蔵のタッチパッドでもマウスカーソルの操作は出来たが、操作性を考えてUSBミニマウスを使用。

 

P1262657 20190126183834

このミニキーボードは、Bluetoothではなく専用のUSBドングルを使用する。
そのため汎用性が乏しくて仕舞い込んでいたが、今回スンナリ使えたので良かった。

キーボードは小さいがそこそこ盛り上がっていて、クリック感もしっかりしているので、使い勝手は悪くない。
ただ、 TAB キーが無いのが残念… 複数キーの組み合わせでもいいから対応して欲しかった。

右2/3くらいのスペースがタッチパッド(①)になっていて、マウスカーソルの移動が出来る。
キーボード左下には左クリック(②)と右クリック(③)のキーが有り ((タッチパッドをタップすることでも左クリックになる。)) 、また、タッチパッド右上にはページアップ/ダウン(④)のキーが有る。
このキーボードはリモコン?としても使用出来、タッチパッドとリモコンボタンの切替が可能(⑤)。

余り明るくないけれどもバックライト機能も有り。

 

P1262656 20190126183828

サイズはiPhone8とほぼ同じくらい。
iOSにも対応しているが…専用ドングルを接続するためにLightning⇔USB-Aのアダプタが必要。

 

LCDドライバセットアップ

起動までは順調、いよいよ直付けLCDのセットアップ。
アルミケース&LCDのセットには説明書らしき物は一切付属していなくて、Amazonの商品説明内にドライバの入手とインストール手順を英語で記したページのURLが書かれているのみ。
ネットで調べてみるとSPI接続LCDのセットアップは結構苦労している様子なのでちょっと不安だったけど、記されている手順自体はさほど複雑ではないので大丈夫だろう…。

Raspberry Pi上でダウンロードとインストールを済ませ、いよいよ表示先を直付けLCDにして再起動。
まだ外付けHDMIディスプレイを接続したままだが、起動時のメッセージの羅列は直付けLCDの方に表示された。
成功か!と思ったら…デスクトップは外付けHDMIディスプレイの方に表示され、直付けLCDは真っ白なまま。

外付けディスプレイの解像度が直付けLCD(480×320)と同じで狭い。
MacBookPro/13からVNC接続しても当然同じ解像度なのでGUIではほぼまともに操作出来ず、表示先を外付けディスプレイに切り替えて再起動して設定を調整する⇒また直付けLCDに切り替えて再起動…の繰り返し。

しばらく試行錯誤しても一向に改善しないため、ドライバの問題(ベンダーやバージョン等の不適合)かも。

 

P1262658 20190126183836

直付けLCDに記されたこの情報を基に調べてみたところ、同じLCDを別のドライバでセットアップした記事を見つけた。
Raspberry PiのボードとRaspbianの版数は自分の環境と異なっているようだったが、ダメ元でドライバをダウンロードして入れ替えたところ、無事直付けLCDにデスクトップが表示された。
但し、解像度はデフォルト(480×320)のまま。

次はこの解像度の変更。
直付けLCDの方は実解像度の縦横二倍(960×640)程度、VNC接続時には広め(1280×1024)にしたい…と色々試してみたが、LCDとVNCで異なる解像度にする設定が分からず(不可?)、結局両方とも1280×1024で落ち着いた。
3.5インチのLCDでこの解像度はかなり厳しいが、この画面で直接操作することは無く、状態確認程度なので大丈夫だろう。
また、LCDのタッチパネル・キャリブレーションは行っていないが、特に位置誤差は無く使用出来ている…尤もスタイラスペンを目的の位置に当てるのは結構大変だけどね。

[tip]・直付けLCDへ表示切り替え: LCD-show/LCD35-show を実行。
・外付けディスプレイへ表示切り替え: LCD-show/LCD-hdmi を実行。

LCD-show/boot/config-35.txt の編集例

 hdmi_drive=2
 hdmi_group=2
 hdmi_mode=35
 hdmi_force_hotplug=1
 hdmi_cvt 960 640 60 6 0 0 0

 framebuffer_width=1280
 framebuffer_height=1024

 ※試行錯誤の結果なので無用/無効な設定も有るかも。[/tip]

最初は /boot/config.txt を編集していたが、表示先を切り替える度に ドライバ側のコンフィグファイル(上記のLCD-show/boot/config-35.txt )で上書きされることに気付かず…しばらく悩んでしまった。
(ドライバと呼ばれてはいるが、実際はこのコンフィグファイルの書き換えを行っているだけらしい。)

 

 

諸々

P1272666 20190127121028

5V/2.4A出力のモバイルバッテリーでもとりあえず使える。 ((推奨は5V/2.5A以上。)) 
写真のバッテリーは8000mAhだけど残量の減り具合がかなり早いので、実用するにはもっと大容量のバッテリーが必要だろうね。

 

P1272667 20190127121031

iPad mini 4からもVNC接続完了。
これくらいの表示サイズになればソフトウェアキーボードでも充分実用になる。

 

 

さて、ひとまず完了。
いろいろ悩んだものの良い頭の体操になったし、小物弄り欲求もほぼ満たされた。
さて、次は活用…何に使おうか・どう使おうか。
やってみたいことは幾つかあるけれど、焦らずノンビリ進めて行こう。
また試行錯誤に陥るだろうけれど、それもまた頭の体操だ。

 

 

 

久しぶりのラジオ … ICF-2010(ICF-2001D)

【この記事の所要時間: 539秒】

前回に続いて古いラジオの記事。

 

 

P1192629 20190119103423

SONY ICF-2010。

前世紀(1999年頃)、BCLにちょっと熱中していた頃に入手したもの。
ICF-2001Dが欲しかったのだが、既に生産終了していて流通在庫も底をつき(結構探し回ったが国内では新品は見つからず、中古は高騰…いやほぼ暴騰状態)、海外版のICF-2010を海外通販で購入。
今ほど海外通販が一般的では無く手間と時間が掛かったものの、円高ということもあってか送料等を含めても国内で販売されていた頃の新品価格より安かったのは幸い。

 

 

 

火入れ

P1192645 20190119105313

この機種にはメイン用(単一×3本)とコンピューター用(単三×2本)の二種の電池を装着する。
メイン用電池はACアダプタ接続時には不要だが、コンピュータ用電池が無いとコンピュータエラーになり起動すらしない。
また、コンピュータ用電池は内蔵時計やメモリ(32CH)の保持にも使用しているため、メイン用電池を交換する際には充分な残容量が必要で、コンピュータ用電池自体を交換する際には極めて短時間で行わないと、時計やメモリが初期化されてしまう。

 

P1192631 20190119103429

コンピュータ用電池を装着しメイン用はACアダプタ接続で供給して、先ずは内蔵時計の時刻合わせ…OK。
続いて前面の POWER スイッチを ON にするが…ディスプレイには Error3 の表示。
これはメイン電源が供給されていない場合のエラーだそうだが…ACアダプタの不調か接続コネクタの接触不良か…。
と、つい側面にある MAIN POWER スイッチの存在を忘れてた。
こちらも ON にすることで無事始動。 

 

P1192630 20190119103426

10MHzの標準電波局を受信しているところ。
日本のJJYは2001年3月末で短波帯での送信を停止しているので、これは米国の標準電波局WWVH(ハワイ)かな。

 

 

 

変わった仕組み

スタンド

P1192636 20190119103435

P1192637 20190119103438

背面上部には折り畳み式のスタンドが内蔵されている。
机上の寝かせて使う際に、後ろが少し持ち上がるので操作し易くなる。
ただ、やや華奢な作りなのが気になるところ。

 

インフォメーションプレート

P1192638 20190119103441

P1192639 20190119103444

背面からスライドして右側に引き出すプレート。
放送スケジュールやメモなどを貼り付けておくものだけど、紙一枚貼った状態でも収納時に引っ掛かるため、使い勝手は余り良く無さそう。
出しっぱなしだと壊しそうだし…。

 

 

 

改造

フィルター交換

標準実装のフィルターは、ワイドは隣接周波数からの混信やビート音除去が不十分だし、ナローも受信には良いけど音を楽しむには程遠くSSB/CWを聴くには広すぎる。
当時、米国のKIWA Electoronicsから発売されていたICF-2010/2001D用交換フィルタの評判が高かったので、取り寄せて交換した。

 

P1192633 20190119103431

ナローバンド用フィルタ:FM 3.5/S
標準実装品に比べてかなり大きくなるため、スピーカー上の空間に実装している。

 

P1192634 20190119103433

ワイドバンド用フィルタ:LFH-4S
標準実装品と同サイズ・端子配列なので、差し替えで実装。
プリント基板の部品実装面になるため見えないが、上の写真では赤四角で囲んだ部分になる。
その上の赤楕円で囲んだ部分はナローバンド用フィルタへ繋がるIN/OUTの配線。

 

P1192641 20190119103448

交換した標準実装フィルタ。
注文票を見ると購入したのは1999年1月27日…交換作業をしたのは届いた直後だと思う。
ちなみに、ICF-2010自体は1999年1月15日購入なので、ほぼ同時期の入手になる。

 

 

オーディオアップグレードとスーパーキャパシタ

P1192642 20190119103451

こちらも同じくKIWAから購入したアップグレードパーツだが、なかなか作業出来ないまま今に至る。
購入日は2002年3月27日。

・オーディオアップグレード … 交換用の高音質コンデンサ。
・スーパーキャパシタ … 蓄電しておき、コンピュータ用電池を交換する際の時計/メモリ保持時間を拡大する。
・ハンダ吸い取り線と銀ハンダ

スーパーキャパシタはいわば大容量コンデンサで、ノートPCのメモリ保持などでも使用されている。
本品はエルナー製の0.1F/5.5V。

 

 

 

キャリングケース

P1192640 20190119103446

ICF-2010を購入(海外通販)した先は米国のUniversal Radioだったが、購入時に同社のロゴが入ったキャリングケースをオマケに付けてくれた。
カメラバッグで有名なTENBA製らしい。
送付票を見ると元々は有償オプション品だったようだ。

 

 

 

その他のラジオ

P1192643 20190119103454

左:ICF-PRO80(ICF-PRO70の海外モデル)
右:ICF-SW1(海外モデル)

ICF-PRO80はeBayで入手(当時、ヤフオク!は未だ無かった)したが、完動との出品情報だったのに届いた物は音が極端に小さく、実用にならず。
無理を承知でSONY(もちろん日本国内)に修理を依頼したところ、コンデンサ(定番の故障パーツ)の交換で無事直って戻ってきた。
その後しばらくする選局が不安定になってきたので改めて診てもらったら、PLL部分の不良ということで再修理。
前回の修理から直後の故障ということで保証対象になり、無償修理になった。

 

P1192644 20190119103456

標準装備のアンテナは長くて使いづらい(倒すと折りそうな)ので、変換アダプタ(TNC⇒BNC)を介してアマ無線用のアンテナ(RHF10)を装着している。
ちょっと短いけれどFM受信用なので必要充分だし、柔軟性が高いので少々なことは破損し難い点も安心。

 

 

P119264620190119121146

ICF-SW1はニュージーランドのショップから海外通販で購入。
本体、アクティブアンテナ、ソフトケース、ACアダプタ(他で使用中のため写真には無し)、マニュアル(多国籍版だけど日本語は無し)がハードケースに収まっている。

実はこちらも定番のコンデンサ不良に見舞われ、届いてしばらくすると音が殆ど聞こえなくなってしまった。
同じく無理を承知でSONYに修理依頼したところ無事直して戴けて、以来快調に動いている。
内蔵スピーカーはモノラルだが、ステレオイヤホンを使用するとFMステレオ放送を楽しめるので、帰省や出張などにも良くお供させていた。

 

 

 

懐かしのラジオ … COUGAR No.5

【この記事の所要時間: 543秒】

最近、テレビを観ることが減ってきた。
定期的に観ている番組は録画しておいて週末〜休日にまとめて消化するので、特に平日は全く観ないことも珍しくない。

その代わりラジオを聴く機会が増えたね。
テレビと違って耳だけを向けていれば良いので、何かしていても気を散らされることが無いし、それでいて意外と内容が入ってくる。

さらに就寝間際までラジオを聴きたいと思い始めたが…手持ちのラジオは枕元に置いて使うには今一つ条件が合わない。
その条件とはこんな感じ。

  1. ベッド脇の隙間から落ちないように或る程度の大きさ。 ((セミダブルベッドなので多少大きいのはOK。)) 
  2. 寝ぼけて叩いたり、寝返りで下敷きにしても壊れない程度の頑丈さ。
  3. 1〜2時間程度のスリープタイマー。
  4. 手探りで操作出来るようなシンプルで大振りな操作系。
  5. 受信バンドはAMだけでも良いがFMも聴ければ尚嬉しい。 ((短波は聴く局が殆ど無いため不要。)) 
  6. 向きを変えたりアンテナを伸ばしたりしなくても主要局を受信できる感度。
  7. 夜間なので音量を上げなくても聴き取れて、聴き疲れしない柔らかめの音質。

昔のラジオの方がこれらの条件を満たしやすいかも。
特に7番目は古い製品の方が合っている印象がある。
幾つか心当たりの製品が有るので、早速ヤフオク!で品定めしてみた。

 

 

 

National Panasonic COUGAR No.5

P1142627 1

そして見事入手出来たのが、ナショナル クーガー No.5(RF-727)。 ((開始価格=即決価格だったので競り合うことなく落札。その即決価格も程度の良さを考えると破格(格安)だった。))
真四角で操作系が上部にまとまっているという、ちょっとミリタリー風味の珍しいデザイン。
サイズは幅188×高142×奥行89mm/重量1.35kg(バッテリー込み)で、バイク用バッテリーと同様のサイズ・形状だろうか。

1973年製造なので半世紀近く前の製品になる。
実は以前から気になっていて、ヤフオク!を覗く度にチェックしていたが余り見かけることが無く、稀に出ても古い&さほどマニア向けじゃない(=一般実用向け)製品ということもあってか状態が良くない物が多く、ずっと見送ってきた。

今回入手した物は、外観はほぼ新品同様で割れやヒビ、変形はもちろん、変色(脱色、灼け ((特にDIAL LIGHTボタンやTIMERダイアルが黄土色っぽく変色している個体が多い。)) )や擦れ、金属部分の錆も無く、レタリングの剥げも POWER スイッチの ON が少し欠けている程度。
元の持ち主がかなり丁寧に使っていたんだろうね。
機能面でも、AM/FM共に主要局が強力に受信出来て(FMはアンテナを伸ばす必要無し)、目盛りから判る程度の周波数ズレは見られず。
各スイッチは接触不良無く、ボリューム/トーンも共にガリ無し、ON/OFFタイマーも完動。

 

 

前面

P1142614 20190114111817

NationalとPanasonicのダブルネーム。
当時、日本国内ではNational、海外向けでは主にPanasonicを使っていたそうな。
COUGAR(クーガー)はナショナル(松下電器)が出していたBCLラジオのブランドで、同時期にSONYから出ていたSkysensor(スカイセンサー)シリーズとは強力なライバル関係だった。
ちなみに本機はCOUGARと名付けられているが、シリーズの他モデルとは異なり中波放送(525~1605KHz)とFM放送(76~90MHz)のみに対応し、短波放送は受信出来ない。

前面にはスピーカーが配置されていて、直径10㎝とやや小型ながら、重めで厚みのあるボディのおかげで低~中音域に寄った聴き易い音質になっている。

 

 

上面

P1142616 20190114111819

操作系は非常にシンプルでツマミやスイッチが大きめなので、暗い中でも手探りで操作し易い。
チューニングメーターやチューニングインジケーターの類は一切無し。
ダイヤル目盛りは指針ではなく背景の目盛りフィルムが動くタイプ。

 

 

側面1

P1142619 20190114111827

側面にはチューニングダイヤルとイヤホン/外部スピーカー端子。

 

 

側面2

P1142620 20190114111831

もう一方の側面にはMPX OUT端子とSTREO IN/REC OUT端子。
昔はMPXアダプターなる拡張機器が売られていて、ラジオのMPX OUT端子に接続することでFMステレオ放送をステレオで聴くことが出来た。
その下はINとOUTが同じ端子を共有しているが…どういう仕組みなんだろう?
尚、写真では底部が窄んだ逆台形状に見えるが、撮影時のカメラ位置に因るもので、実際は「側面1」と同じくほぼ長方形。

 

 

背面

P1142618 20190114111825

背面にはスペックシートと外部電源(AC 100V)入力端子。
この端子部分は結構汚れ易いが、見ての通り隅々まで綺麗でピンも錆一つ無し。

 

 

底面

P1142625 1

底面には電池ボックスが有り、単二×4本で動作する。
古いラジオではこの電池ボックス内の汚れ(電池の液漏れ)が顕著だけど、このラジオでは全く問題無く綺麗。

 

 

ダイヤルライト

P1142623 20190114111838

P1142624 20190114111841

DIAL LIGHT ボタンを押すとダイヤル目盛りが仄かに照らされる。
陽射しがある場所で撮ったためさほど明るく見えないが、暗い中では必要充分の明るさ。
この時代のラジオでは照明電球をLEDに交換している改造品をよく見かける。
電球に比べて格段に明るくなるし消費電流は減るし寿命も長いので効果的だろう。

 

 

ON/OFFタイマー

P1142617 20190114111822

P1142628 1

最大120分まで指定出来る、ゼンマイ駆動のON/OFFタイマー。
この機構が故障している個体が多い様子。

 

 

ロッドアンテナ

P1142622 20190114111836

折れ、曲がり、凹み、錆は一切無く、紛失し易い先端部分(黒い樹脂製)もちゃんと残っている。

 

 

ハンドベルト

P1142621 20190114111833

手持ち用に、パラコードでベルトを編んで装着してみた。
ラジオのミリタリー風な外観に良く似合っている…と自画自賛(^^ゞ

 

 

使ってみて…

この真四角な形状がなんともいえず良い感じ。
そして操作系が上面に集中しているので、床置き・傍らに置いた際にも使い易い。
感度の高さには感心した…AM/FMともに主要局が強力に入り、FMもロッドアンテナを折り畳んだままで良好に受信出来るので、寝ながら聴いていてもうっかり倒してアンテナを曲げたり折ったりする恐れが無い。
この受信感度は手持ちのラジオの中でも上位に入るのではないだろうか。

さて、肝心の音は…うんうん懐かしいね、この音だよ。
けっして広帯域ではないけど変に籠もった感じは無くて、耳にとても優しい音。
それでいて音量を絞ってもちゃんと聴き取れる。
ベッドサイドラジオとしてはこの音質がなによりも嬉しい。

登場してから約半世紀、欲しいと思い始めてから十数年にしてようやく手にしたけれど、本当に良かったと思える逸品。

なんて年末年始だ…

【この記事の所要時間: 346秒】

P1012612 1

 

帰省すると気が緩むとか環境が変わるせいか、風邪を引きやすく・既に引いていたら拗らせやすい…というのが自他共に認める定説状態。
ただ、ここ数年は無かったので、もう呪縛から解放された(笑)かと安心していたら…この年末年始は大きな体調不良に見舞われてしまった。

年末から三が日を過ぎて今日まで外出出来なかったどころか、半日寝てばかりだった
結局、この休みでもクロスカブでの実走は出来ず(昨年秋に帰省した際もバッテリー劣化⇒交換などで実走無し)、次に乗れるとしたら最短でもG.W.までお預け。

 

 

年末

帰省前というか12月に入った頃から既に風邪気味の気配があり、特に後半になってからは微熱が続いていた。
一応、市販薬を服用していたものの、どうせ鼻風邪程度だろうとさほど心配はしていなかった。

昨年末に帰省した時も若干の頭痛があったが、もともと頭痛(偏頭痛)持ちなので、いつものこと…と市販薬を服用する程度。
そんな感じの大晦日…普段はほとんど飲酒をしないが、家族揃っての夕食では缶ビール(350ml)一本だけ戴くことにしている。
この時も気持ち良く乾杯♪大勢で囲む食卓も楽しかった♪

しかし、直前に鎮痛剤(ロキソニン)を服用していたことをうっかり忘れていた。
しばらくして急に酔いが回ったようになり、しばらく別の部屋で横になっていたものの、悪酔いしたときの様な不快感が増すばかり。
結局、そのまま就寝…たぶん22時前には眠ってしまったんじゃないかな。

 

 

年明け

そして元日は目が覚めたら9時過ぎ…初日の出は拝めなかったが、どんより曇り空なので起きていたとしても、東の方がうっすらオレンジ色に見えた程度だったかもしれない。

年末の絶不調は年を跨いで持ち越し。
新年だというのに、いまいち調子が良くなく、頭痛・発熱・喉の痛み・咳・鼻の不調…とすっかり風邪の諸症状。
実家に有った風邪薬を服用して安静にしていたものの、なかなか復調せず。
2日、3日と段々悪化していくような…でもまだ食欲が有るから大丈夫だろう。

そして4日(昨日)…前の晩から発熱と頭痛、激しい悪寒でロクに眠れず、朝になっても起き上がるのが一苦労。
食欲なんて微塵も無く、水すらも苦く感じられて飲めない。
この感じは覚えがあるぞ?…そう、数年前にインフルエンザを発症した時がまさにこうだった。
万が一、インフルエンザだったら自分だけならともかく家族に伝染うつると大変なので、病院へ行くことにした。

病院は今日が新年明けて最初の開院、そして週末金曜日ということもあって結構な混み具合。
初診で予約無しのため結構時間が掛かり、受付から院外薬局での薬の受け取り完了までトータルで約4時間弱…問診時に計った体温(39.8℃)や顔色からか、看護師さんには横になって待つことを勧められたが、不思議とそこまで辛くは無かったので、普通に座席で待ち。
さて、高い発熱、強い頭痛・喉の痛み・身体の痛み・悪寒などの症状からインフルエンザが疑われたが、検査の結果は該当無し。
まぁ、とりあえずは安心か。

 

 

休暇延長

病院からの帰りにちょっと遠回りして駅に寄った。
5日(今日)の午前中に自宅へ戻る予定だったが、さすがにこの体調不良では無理…というわけで、二日もあればそこそこ復調出来るだろうと7日へ延期することにして、予約していた新幹線の便を変更。
同じ列車の同じE席指定で。
それにともなって、元々7日までの予定だった休暇を8日までに延長。
自宅に戻るのは夕方になるため、片付けや掃除洗濯を考えると丸一日の休みが欲しい。

 

 

復調の兆し

昨日、病院で診て貰って薬を服用しても不調は相変わらずで食欲も無し、この日も早々に就寝。
そして翌日(今日)…夜中からの頭痛・熱・咳で寝起きは最悪。
それでも僅かに食欲が戻っていたので、軽く朝食(お粥)を取って薬を服用してしばらく横になっていると、明らかに調子が戻ってきた。
そして今(昼過ぎ)は、頭痛と発熱がほぼ治まり ((額に貼る冷却シート「久光製薬 デコデコクールS」の効果が大きい。)) 、咳も軽い空咳、ず〜っと寝ていたことと夜中の咳き込みで腰と腹(腹筋)がやや痛む程度。
食欲もかなり戻ってきた。

これなら今日(奇しくもこれを書いている時間が当初予定していた新幹線の発車時刻とほぼ同じ)の自宅戻りも可能だったかも。
ただ、移動でぶり返している恐れもあったし何よりも家族が心配するだろうから、延期して正解だったかな。

 

冒頭の写真は元日の朝に撮影した実家の鉢植え。