電子書籍 … Kindleをちょっとだけ更に見易く(フォント差し替え)

【この記事の所要時間: 355秒】

十日ほど前にAmazon Kindle Paperwhiteを購入して以来、ホームでの電車待ちや電車内、職場での休憩時間、食事処など店の中で待っている時、そして自宅で暇な時…時間が有れば読書をするようになりました。
(via;電子書籍 … Kindle生活はじめました

特に好んで読んでいるのは星新一氏のショートショート…一編辺りの長さが程良くてちょっとした時間に読めることと、もちろんストーリー展開も大きな魅力。
iPad miniやiPhoneで読んでいた頃からで、既に十冊前後持っているかも。

さて、そんなKindle Paperwhiteですが、フォントの線の細さが少々気になってきました。
読みにくいというほどではありませんが、外光がやや強い時にはちょっと掠れた感じがするかな…と。
購入直後のブログ記事(上のリンク先)では、

やや粗くてインクが掠れたようなフォントは印刷そのもの

なんて書いていましたが、やはりもう少し太くてクッキリしているほうが見易いです。

いろいろ調べてみると、Kindle内部のフォントファイルは差し替えることが出来、有志により公開されているフォントを使う事で見易さが大幅に向上する様子。 ((最新のKindle Voyageでは「高解像度とも相俟って活字のような」という評価を見掛けました。))

早速着手しました。

 

情報収集(操作ツール、フォントデータ、そして作業手順)

参考にしたのはKindleに関する様々な情報がまとめられている『kindlematome @ ウィキ』の「使用フォントを変更する(2013)」です。
使用する操作ツール(三種)と対応するTrueTypeFont、そして作業手順が詳しく説明されています。
ツールの一部はリンクが張られていないため自分で探す必要が有りますが、ツール名で検索すれば直ぐに見つかりました。  

kindlematome @ ウィキ – 使用フォントを変更する(2013)
Kindle Paperwhite2 強制フォント入れ替え

 

尚、フォントファイルは”KoKinMincho Medium”を選択しました。 

Kindle、Kobo用の太めのフォント | uploader.jp
IPAex明朝に手を加えて、KindleとKobo用に太さを調整したフォントです。

 

差し替え作業

使用するツールは全てWindows版のため、職場のPCを拝借して休憩時間に作業しました。

先ずはKindle PaperwhiteをPCにUSB接続したものの、さっぱり認識されず。
どうやら使用したUSBケーブルが給電/充電専用だったようで、通信も可能な他のケーブルに交換したところあっさり認識されました。
他には、Kindle Paperwhite内のシステムフォルダが見えなかったため、Windowsのフォルダオプションを変更して見えるようにしたくらいかな。
ちなみにウィキにも注記されています。 

差し替えの手順自体は至って簡単ですが、使用したツールの内、最も操作が多い”NewTuxbox Flash Tools”は全ての表示がドイツ語のため少々戸惑いました。
とはいえ、アーカイブの展開と構成ファイル(フォントデータ本体)の差し替え、リネーム、別名保存…程度ですのでちょっと試行錯誤すれば大丈夫でしょう。

 

念のために…自動アップデートの回避策

Kindleにはシステムファイルの自動アップデート機能が有り、せっかく差し替えたフォントファイルが元(オリジナル版)に戻ってしまう恐れがあります。 ((反面、万が一壊れても容易に復旧出来るというメリットでもありますが。))
この自動アップデートを回避する簡単な方法が紹介されていましたので、早速適用しておきました。
(via;Kindle Paperwhite 自動アップデートを回避する方法(ドイツ語の本を読んでみ・・)

手順としては、Kindle PaperwhiteをPCへUSB接続し、内部ドライブのルート(ディレクトリ表示した際の最上位)にupdate.bin.tmp.partialという『フォルダ』を作るだけです。

さて、肝心の効果は…適用してから未だ自動アップデートが無いため未確認です。

 

見易くなった♪

DSC02129 20141106

こちらは変更前、標準搭載の明朝フォントです。

 

DSC02168 20141106

そしてこちらが変更後、KoKinMincho Mediumです。

色味の違いはオートホワイトバランスによる差です。

写真では今一つ違いが判り難いですが、実際には、僅かに太くクッキリしたことで見易さが向上しました。

 

これでまた、読書が楽しくなりそうですね。