今年もあと半月ほどになりました。
日々寒さが増し、特に早朝の通勤時は結構冷えます。
重ね着の組み合わせは、風を通さないアウターと暖かい空気を保つインナーですが、熱源が体温だけだと少々心許ないことも有ります。
そんなときに有ると嬉しいのが強力な熱源…懐炉(カイロ)です。
ハクキンカイロBM
愛用のハクキンカイロBM(廃番)と付属のポーチ。
使い捨て懐炉ならホームセンターやディスカウントショップで格安に入手出来ますし、最近は電池式の物も色々出ていますが、 これらよりも暖かくて長時間使用出来、廃棄物を出さない昔ながらのハクキンカイロがお気に入りです。
実は、以前は電池式の物を使っていましたが…通常使用では発熱が弱く・発熱を強くすると電池の持ちが一気に短くなるため、電池交換の手間や使用済み電池の処理からハクキンカイロへ乗り換えました。
着火機構
ハクキンカイロで難しく思われるのが着火ですが、このBMモデルではオイルライターと同じ着火機構が装備されていて、別途発火具(マッチやライター等)を使うこと無く簡単に着火出来ます。
交換用の発火石(フリント)と芯(ウィック)は一般的なオイルライター用の物が使用出来るようです。
残念ながら、このBMモデルは既に廃番になっていて、単独着火出来るハクキンカイロは現行には有りません。
他には、電熱線(ニクロム線)が内蔵されていて乾電池を使った点火器具で着火出来るモデルも有ります。
注油と着火
燃料は上部の火口(突出した部分)を外し、付属の定量カップを使って注ぎ入れます。
注油を完了したら火口を元の通り装着し、着火した後、カイロを立てたまま5〜7秒待って蓋を嵌めます。
本体を傾けて炎を直接火口に当てるのは厳禁ですし、そもそも不要です。
定量カップ
BMモデル専用の定量カップ。
側面に目盛が有り、一杯で18cc/半分程度で9cc入ります。
1ccで約1時間燃焼しますので、最大で約18時間連続使用出来ます。
尚、もし途中で消火する場合は、懐炉全体を難燃性の密閉容器に入れるか、火傷に注意して火口を取り外します。
燃料
ハクキンカイロで使用出来る燃料は、ベンジン(カイロ用)、オイルライター用オイル、ホワイトガソリン…等。
入手性と(燃料の)携行性が良く、ベンジンに比べて匂いも少ないためジッポーライターのオイルを使う人も多いようですが、電池着火式のモデルでは着火し難いという話もあるようですね。
私は専用ベンジン(写真・左)ばかりです。
確かに少し匂いが有りますが、実のところ割と好きなんですよね、この匂い。
ハクキンカイロについて非常に広範囲で詳しい情報が網羅されているサイトがこちら。
『ハクキンカイロ非公式ファンサイト』
カイロポケット付きネックウォーマー
さて、カイロを持ち回る際に悩むのがどこに入れるか…ということ。
上着のポケットだと身体に暖かさが伝わりにくいですし、冷たい外気の影響も承けやすいです。
胸ポケットがあるシャツならひとまずそこに入れられますが、胸からは身体の一部しか暖かく感じないのが惜しい。
お腹の辺りや首筋を温めると全身が暖かくなると言います。
とはいえ、どちらもカイロを当てておくには難しい場所…と思ったら、こんな物を見付けました。
赤ちゃんの前掛けみたいなデザインですが、装着の向きは前後逆。
垂れ部分がうなじに当たるように掛けます。
ベルトはマジックテープで固定出来、首に巻けばネックウォーマーになり、巻かずにVネック風にすれば上着の下に隠れて目立ちません。
全面はフリース素材で肌触りが良く、垂れの裏地は熱が伝わりやすい遠赤外線放射性生地が使用されています。
垂れの部分にはポケット(スナップ留め)が有り、ミニタイプの使い捨てカイロが入ります。
ハクキンカイロBMも問題無し。
伸縮性の有る生地ですので、一回り大きな一般的なハクキンカイロも入りそうです。
ちなみに写真のミニタイプ使い捨てカイロは暖か朗Ⅱのオマケです。
これなら寒い時期のバイク乗りにも良いかも。
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