Table of Contents
先週末の夜、自宅内で不意に鳴り響いた「パーン!」という破裂音と「バチッ!」という衝突音。
その時はヘッドホンで音楽を聴いていたのに一瞬ビクッとするほどだったので、かなり大きな音だと思います。
ひとまず、家の中を一通り見て回っても、何かが破裂したり落下したような痕跡は無く、異臭や煙らしきものも全く感じられず。
翌朝、明るい中で改めて調べて見ても、やはり異状無し。
空耳では無さそうなので、何か外からの音を勘違いしたのでしょう。
さて、先日、自宅の無線LANルーター(アクセスポイントとして使用)を新調し、Wi-Fi接続が高速化したので、ロケフリ配信での効果も試してみることにしました。
(via;無線LANルーター新調 … Netgear Nighthawk X6 R8000
まずはMacBookAir/11で…とWebブラウザからSlingboxへアクセスしてみると接続エラー。
Slingbox PRO-HDを見るとネットワークアクセスランプが薄く点滅していて、ネットワーク接続が出来ていない様子。
Slingbox PRO-HDの電源を入れ直したりリセットしてみても変わらず。
ここでふと思い出したのが、冒頭に書いた異音です。
Slingbox PRO-HD(に限らず様々な電子機器)で使用されている電解コンデンサの劣化により機能不全に陥る、という事例が有ります。
あの異音はもしかすると、Slingbox PRO-HDの電解コンデンサが劣化で破裂したのではないか?…と。
「パーン!」は破裂音、「バチッ!」は破裂した破片が内部で当たった音では?と想像したわけです。
既に保証期間は過ぎていますし電解コンデンサの交換程度なら充分出来るので、自力修理することにして、ひとまずSlingbox 350を新調し昨日入れ替えを完了しました。
ロケフリ環境新調 … Slingbox 350
尚、Slingbox PRO-HDでは付属ACアダプタの故障も割と発生し易いようで、Amazonでも互換性のあるACアダプタが販売されています。
今回は電源自体は入るため、ACアダプタは問題無いと判断しました。
事前にSlingbox PRO-HDで使用されている電解コンデンサの仕様と個数(16V/470μF、三個)を確認し、通販で購入しておきました。
開腹
底面四隅にあるゴム脚を捲り、各一本ずつのビス(計四本)を外します。
前面の合わせ目は6個の爪で固定されているため、折らないように注意して外します。
チェック
一見したところ、破裂痕や焦げ、液漏れしている様子は有りません。
写真を撮り忘れましたが、基板の裏側も同様に綺麗な状態です。
外したケース上部の裏側にも変色や何か当たった痕は見当たりませんでした。
全ての電解コンデンサにも破裂や液漏れはおろか膨張の形跡すら見当たりません。
ちなみに、事前に仕入れていた情報では16V/470μFが三個とのことでしたが、実際に使われている物は25V/470μFが二個で、配置も違っていました。
基板が改版されたのでしょう。
基板上には電解コンデンサが未実装のランドが三箇所(写真右上、右下、左下の半円が白く塗られた円形)に有ります。
準備していた物
工具類
ガス式ハンダゴテ、ハンダ吸い取り器、銀入りハンダ、精密ドライバー、ピンセット、エレクトロニッククリーナー(電解コンデンサの液漏れやハンダ付け時のヤニ掃除用)。
パーツ
電解コンデンサ(10個)
東信工業製 25V/470μF 低ESR品
千石電商のネット通販で購入しました。
電解コンデンサの劣化でなければ、ネットワーク接続不調の要因は一体何だろう?
それと、あの異音の正体は?
ますます悩ましいことになりました。
[amazonjs asin=”B004LLDJUW” locale=”JP” title=”ACアダプタ 小型高信頼性5V4A【5V4A-PSE】”]