モバイルWiFiルータ新調 … UQ WiMAX HWD15

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出先でのインターネットアクセスは、イーモバイル(現 Y!mobile)のLTE接続を利用した「楽天スーパーWiFi」がメイン、iPhone5s(docomo)でのテザリングをサブ、という感じで使い分けています。

楽天スーパーWiFiは接続エリアが広く、走行中の新幹線車内からでも大半の区間がLTE接続出来、それ以外でも長いトンネルを除けば3Gで安定して高速接続出来る点が強み。
また、当初は速度制限が無く、出先でのロケフリ視聴( 自宅録画サーバ⇒Slingbox⇒WAN)でも重宝していましたが…今年の春から速度制限(7GB上限)が課されるようになってしまいました。

今月は暫く利用を控えて、帰省した一昨日の午後から使い始めたのですが…録画番組を幾つかロケフリ視聴している内に早くも上限に達してしまい、その後は128kbpsという激遅状態に…。
ロケフリ視聴が出来ないのは仕方が無いとしても、このまま今月末までネットアクセス全般が非常に遅くなってしまうのはかなり不便です。

iPhone5sのテザリングは、あくまでもサブという位置付けで最低限のパケット契約(上限2GB)にしているため、残りの休暇期間をコレだけでまかなうのは難しいでしょう。

 

というわけで、思い切ってUQ WiMAXへ乗り換えることを決意した次第です。

実は以前からUQ WiMAXには興味が有り、実家や自宅、職場、主な出先、更には稀に出掛ける出張先とその道中が全てサービスエリア内にあることは確認済み。

サービス内容や料金体系についても或る程度は調べていました。
再度、 公式サイトで情報収集して乗り換えによるメリットが大きいことを確認し、機種を選んで、昨日実家最寄りの量販店へ出掛けて契約/購入してきました。

 

尚、楽天スーパーWiFiは二年契約で今年12月が更新月のため、解約はそのタイミングで行うことにします。
12月よりも前だと解約手数料が掛かり、 12月を過ぎると自動更新されてしまいますから。
解約には書類の提出が必要で、しかも書類は電話で送付を依頼しなければならないので手間が掛かりますね。
他のサービスみたいに全てオンライン(Webブラウザ上)で手続き出来れば良いのですが…。 
ひとまず解約の申し出と書類の送付は依頼済みです。 ((受付担当者の電話応対の良さは評価したい。))

 

Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15

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Huawei(中国)製のHWD15

サイズは幅64×高104×厚14.9mm、重さ140g。

三種類の通信モードに対応。
・WiMAX 2+(下り最大110Mbps)… 連続通信時間:約10時間50分
・WiMAX ハイパワー(下り最大約40Mbps)… 連続通信時間:約9時間40分
・au 4G LTE 800MHz(下り最大約75Mbps)… 連続通信時間:約10時間

これだけ幅広く対応していればエリア的にかなり安心。
更にiPhone5sテザリング(docomo)やフリーWiFiを含めれば大抵の場所でネットアクセス出来るでしょう。 
au 4G LTEは事前の申し込みが不要で、使った月のみ追加料金 ((日割り計算無しの一律で月額税込み1055円。上限7GBで速度制限有り。)) が掛かる仕組みです。

WiMAXは現時点では速度制限無し、WiMAX 2+は契約から最大二年間は速度制限無し、au 4G LTEは上限7GB/月(直近三日間で1GB)にて速度制限(⇒128kbps)有り。

外観

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どことなくiPhoneっぽいデザイン。

ディスプレイはタッチパネルになっていて、電源On/Off以外の操作はタッチで行えます。
画面が広くて情報が見易く、タッチパネルで操作がし易いため、直感的に使えますね。

上の写真では輝度を最低限にしているため若干見難いですが、実際はコントラストも良く見易いですよ。

 

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電源ボタン(5秒程度の長押しでOn/Off、短押しでスリープ解除)とmicroSDカードスロット(蓋の内側にリセットボタン)が有ります。

 

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au Micro IC Card(4G LTE)スロットとmicroUSBポートが有ります。

microUSBポートはHWD15の充電とUSB接続での通信の他に、外部機器への給電にも使用します。
HWD15の特長として、内蔵された比較的大容量(3000mAh)のバッテリーを活かしてスマホなど外部機器への給電(⇒充電)が出来ます。
また、その際にバッテリー容量に対してどの程度の割合まで給電するか…の設定も可能です。

付属品

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USB出力のACアダプタ、USB給電用アダプタケーブル、本体充電用のUSBケーブル。
ACアダプタの出力は5V/2.0AのためiPadへの充電は無理そう。

 

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USB給電用アダプタケーブルはmicroUSB⇔USB-Aメスになっています。
特殊なケーブルかと思いましたが、Amazonでも普通に売られていますね。

 

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au Micro IC Card(4G LTE)。
これはスマホや携帯電話、LTEモバイルWiFiルーター等でお馴染み。

 

他には取扱説明書類ですが、添付されている紙媒体のものは簡易的なスタートアップガイドのみで、詳細マニュアル(PDF)はauのWebサイトにて提供されています。

 

使い勝手

MacBookAir/11、iPad mini Retina、iPhone5sを接続登録しました。
購入時設定のままでは特に問題無くアッサリ接続出来ましたが、その後セキュリティの強化でSSIDステルスとMACアドレスフィルタリングを設定したところ、全ての登録が解除されて登録し直しになったのがちょっと面倒でした。

本体だけでも一通りの設定は出来ますが、MACアドレスフィルタリングなど細かい設定はWebツールの方が当然ながら遙かに楽です。

肝心のインターネットアクセスは…実家自室で電波は若干弱いものの、楽天スーパーWiFiと同等程度の速度が出ている様子。
ロケフリ視聴(Slingplayer)でのビットレートも最大3Mbps/平均して1Mbpsは出ているので充分かな。
もちろん、普段のネットアクセス(メール、SNS、軽めのWeb閲覧)なら全く不満無しです。

 

ちょっとハマったこと…

概ね順調でしたが、一点悩んだのがVPN接続。

自宅サーバや録画サーバへのアクセスにはVPNを使っているのですが、 この接続がUQ WiMAX経由では上手くいかない。
楽天スーパーWiFiやiPhone5sテザリングだと接続出来るため、接続相手に問題が有るわけでは無さそう。

ということをTwitterで呟いたところ、参考になりそうな記事を教えて戴きました。
(via;#WiMAX での #VPN 接続には注意が必要です(グロバIPと #MTU 調整がミソ)【IT屋さんのCafe&Bar in 阪神】

グローバルIPアドレス化

WiMAX接続ではプライベートIPアドレスが割り振られるためか、そのままではVPN接続が出来ません。
「グローバルIPオプション」(税込み100円/月)を契約することでグローバルIPアドレスが割り振られるようになります。
Webから申し込むと30分ほどで切り換わり、無事VPN接続出来るようになりました。

MTU値の調整

参考にさせて戴いた記事では、グローバルIPアドレス化によって接続出来るようにはなったものの非常に遅くてセッションが切れるため、MTU値を調整したところ解決したとのこと。

私の場合も確かに心持ち遅くなったかな?という感じは有りますが、操作に支障が出るほどではありませんし、セッションの中断も今のところ遭遇していないため、ひとまず無調整です。
暫く様子を見て、気になるようなら設定を詰めていこうと考えています。

殆ど勢いで乗り換えをしたわけですが、いずれ契約(二年縛り)が満了したらWiMAXへ移行しようと考えていましたので、まぁ良いキッカケだったと思っています。
心配していた実家自室では不満無く使えていますので、あとは職場でどれくらい使えるか…ですね。
実のところLTEルータは持ち込んでいる人が多くて(検知出来る台数で判断)、休憩時間ともなるとかなりの速度低下が発生しています。
WiMAXは少なくとも検知出来るルータは居ないため多少はマシかな?と期待したり。

 

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今まで使ってきたLTEモバイルWiFiルーター(Huawei GL04P)との2ショット。

GL04Pにはカバーを装着しているため大きく見えますが、本体サイズは幅66×高102×厚14.5mm、重さ140gでほぼ同じです。 ((同じといえば、バッテリー容量や使用可能時間もほぼ同じです。))
解約しても本体は買い取りのため手元に残るとはいえ…現時点では特に使い途無し。