Lumix DMC-GX7 … マイクロフォーサーズでツァイスレンズを使いたい!

【この記事の所要時間: 626秒】

先日、例によって休日恒例の自宅大片付けをしていたら、昔撮った写真の束が出てきた。
撮影場所は岡山・後楽園 で、ちょうど今と同じくG.W.に帰省した際、写真散歩へ出掛けて撮ったもの。
入っていたメモによると使用カメラはCONTAX G2と専用レンズPlanar G 45mm F2.0の組み合わせ。
撮影日は不明ながら器材からするとかなり昔の写真、だけど発色の鮮やかさ…特に緑色には改めて惹かれる。
このレンズをまた使いたい!という想いが急に高まってきた。

レンズ交換式カメラシステムでボディとレンズを連結する部分をマウントといい、実に様々な種類が存在している。
例えば、E-M1は「マイクロフォーサーズマウント」、CONTAX G2は「CONTAX Gマウント」…互換性は全く無い。
更にCONTAX Gシリーズ専用レンズはボディからの駆動でフォーカス動作をおこなうためフォーカスリングが存在しない。
E-M1のレンズ駆動方式/構造とは異なるので、Planar G 45mm F2.0をE-M1で使えるようにするには、マニュアルフォーカス操作が可能なマウント変換アダプタが必要になる。

まさにこの通りのアダプタが存在することを知り、ますます想いが高まってきた。
最近、写真へのモチベーションが低下しっぱなしなので、ここで別方面から再び盛り上がってみるのも良いかもしれない。
そんなわけで、早速行動開始。

レンズは「Planar G 45mm F2.0」で確定、マウントアダプタは幾つかある中からマニュアルフォーカスし易い仕組みの「KIPON C/G-m4/3」を選択。 ((マウントに有る小さなダイアルを回してピント合わせをする仕組みのマウントアダプタも出ている。)) 

問題はボディ。
実はE-M1への装着は考えておらず、最初から別のボディを新調するつもりでいた。
E-M1よりもコンパクトなボディなら、手軽・気軽・身軽に持ち出せてモチベーションアップにもなるかも…という理由から。
それにマウントアダプタを介するため、装着したままの専用ボディにしたいという気持ちも有り。
「コンパクト」「直線的なデザイン」「EVF内蔵」という条件で幾つか候補を絞って、結果選んだのは「Lumix DMC-GX7」 。
E-M1と異なる画質も楽しみたい…という気持ちもあって、別のメーカーを選んでみた。 

 

 

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購入品

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購入品が決まれば、あとは一気に調達へ。

・Lumix DMC-GX7(ボディ) … ヤフオク!で新同品を入手。
・Planar G 45mm F2.0(フード、メタルキャップ、保護フィルター付き) … ヤフオク!で美品を入手。
・ハクバ 本革ボディケース(ブラウン)… ネットショップのアウトレットで新品激安品を入手。 ((箱に傷み有りとのことだったが届いた物は全く無傷。ちなみに希望小売価格の八割引き。)) 
・KIPON C/G-m4/3 … 国内代理店で新品(キャップ付属)を購入。
・Transcend SDXCカード(64GB)… Amazonで新品を購入。
・Transcend メモリカードリーダー/ライター … Amazonで新品を購入。

 

 

Lumix DMC-GX7

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いわゆるコンパクトデジカメに比べればそれなりのサイズだけど、E-M1に比べればコンパクト。
直線的で特に上部がスッキリしているデザインが良いね。
右下にある「L」字のロゴはライカ(LEICA)を示しているそうな。
以前からLumixのLだと思っていた。 
パナソニックのボディにツァイスのレンズでライカ成分は皆無だけども、まぁ小振りでシンプルなロゴなので気にならず。
それにボディケースで完全に隠れるしね。 

 

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内蔵EVFはチルト可能で写真のように真上に向けることも出来、ローアングル撮影で効果を発揮してくれるだろう。 ((先日登場した後継モデル「DMC-GX7 MarkⅡ」ではEVFのチルト機構は省かれてしまったようだ。)) 
ちなみに液晶ディスプレイもチルトタイプである。
尚、写真では判り難いが、シャッターボタンとホットシューの間にはポップアップ式のストロボが内蔵されている。

 

 

Planar G 45mm F2.0

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レンズ(保護フィルタ装着済み)、専用フード、メタルキャップ。

 

 

KIPON C/G-m4/3

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マウントアダプタ、キャップ。

 

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まずは、ボディにマウントアダプタを装着。
写真で見るとちょっとサイズが大きくて浮いたように見えるが、実際はボディ側の突出部分とほぼ同サイズであり、隙間も少なく一体感が有る。
銀色のリング(ローレット)を回すと右下に見える金色(真鍮製)の軸を介してレンズのフォーカスを調節する。 

 

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そして、レンズを装着。

 

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フードを付けた状態で別アングルの写真。
レンズの重さに負けて前向きに傾いてしまう…。

 

 

ハクバ 本革ボディケース

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ボディケースの装着は当初考えていなかったけれど、格安品を見つけたことと、装着するとグリップ性が良くなるというインプレを見掛けたので、それなら着けてみようか…と。

 

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ショルダーストラップを留めるリングに引っ掛ける構造で、使用中に落下することは無さそう。

 

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底部は出っ張りや開口部が一切無くスッキリ。
純正のボディケースはボディ底部の三脚ネジ穴を使ってケースを固定し且つ三脚を装着するためのネジが突出しており、置いた際に安定しないのが惜しい。 
バッテリーとメモリカードはグリップ部分の底部から出し入れするため、その際にはケースを外す手間が掛かる。

 

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背面はこんな感じで殆ど覆われていない。
GX7は背面の操作部分が出っ張っていて不意に押してしまい易いため、ボディケースがもう少し覆ってくれれば良かったかなと思う。

 

 

メモリカード、メモリカードリーダー/ライター

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極普通のSDXCメモリカードとUSB3.0/2.0対応のドングル型カードリーダー/ライター。
microSDカードを直接挿せるため、アダプタ不要なのが便利。
一応、同じメーカー(Transcend)で揃えてみた。 

 

 

ちょっとだけ試用

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ガタつきは全く無く、高い硬性感があり安心出来る。
ただ、マウントアダプタのフォーカスリング(ローレット)は幅が狭く、ボディに接近した位置にあるため、操作にはややコツが要る感じ。
また、まだ馴染んでいないためか動きが若干固く(渋く)、スムーズなピント合わせとは言い難いかな。
この辺りは暫く使い込んでいく内に改善することを期待しよう。

 

 

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