[X-Pro2] X-Pro2でツァイスレンズを使いたい!

【この記事の所要時間: 437秒】

以前、マイクロフォーサーズのボディで使いたくてCONTAX G Planar 2/45を再入手した。 ((大昔、CONTAX G2を使っていた時に常用していたレンズ。)) 
(via;Lumix DMC-GX7 … マイクロフォーサーズでツァイスレンズを使いたい!

その後X-Pro2へ乗り換えた際にボディ(E-M1、DMC-GX7)とレンズ一式を手放したものの、このレンズだけはまたいつか使いたいと残しておいた。
X-Pro2に対応したマウントアダプタを購入したので、早速装着♪

 

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metabones製マウントアダプタ

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CONTAX G⇒Fujifilm Xに対応したマウントアダプタとしてメジャーなのはKiponとmetabonesの製品。
他にKipon製と良く似た格安製品(デッドコピー?)が幾つか出ているが、評価がかなり芳しくないため当初から検討対象外にした。

Kipon製は以前マイクロフォーサーズで使っていたが、肝心のフォーカス操作で三点ほど不満が有ったため今回は選外へ。
・フォーカスリングが薄い上にボディに接近しているため掴み難い。
・レンズリリースレバーがフォーカス操作の際にちょうど指に干渉する位置に有り回し難い。
・フォーカスリングの回転で引っ掛かりは無いものの妙な粘りがあって細かい調整がし難い。

そして選んだのが、metabones製のマウントアダプタ(MB_CG-X-BT1)

 

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付属の説明書は至極簡単な内容。
このマウントアダプタは装着に若干コツが必要なので、上記のショップサイト内からリンクされている着脱動画などを参照した。

 

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レンズ装着側。
刻印末尾の「T」が新型の証し。

 

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ボディ装着側。
切削やメッキは結構良い感じ。
ちなみに香港製。 ((旧型の紹介記事では日本製という説明もあったが、本新型ではケースにMade in Chinaの記載がある。))

 

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レンズ装着側の細部。
レンズ側の凹部に掛かる固定爪と、レンズ側のフォーカス機構と連動する軸が有る。
また、下部(ボディ側寄り)の内面には光の乱反射を抑えるフロックコーティングが施されており、これが新型での変更点。

 

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固定爪の位置を合わせた後、このスイッチをLOCK側にスライドしてロックする。
この位置合わせとロックが不十分だとマウントからレンズが脱落する恐れがあるため要注意。

 

 

レンズを装着

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CONTAX G Planar 2/45を装着。
マウントアダプタの仕組み上、先にレンズを装着し次にボディへ装着する。
装着自体は割と簡単に出来たが、 フォーカスリングとの結合調整(連動軸の噛み合わせ)で数回試行錯誤した。
初めて装着した時はフォーカスリングを回すと全体に重く、また数ヶ所で妙な引っ掛かりを感じてとても実用に耐えず。
マウントアダプタを外し、フォーカスリングを僅かに回して(連動軸の角度を変えて)再装着…まだ僅かに引っ掛かりや擦れを感じる。
これを数回繰り返したところ、上手く噛み合ったらしく見違えるほど動きが滑らかになった。

 

 

ボディへ装着 

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ブラックボディにシャンパンゴールドのレンズがいいね♪
他機種用のマウントアダプタにはシャンパンゴールドのモデルも有るけど、個人的にはブラックの方がスッキリまとまる感じ。
レンズの長さや太さなどサイズのバランスも良いかな。

 

さて、マウントアダプタを介してレンズを装着した場合にはボディ側で幾つか設定をする必要がある。

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焦点距離の登録。

メニュー ⇒ 撮影設定(2/2) ⇒ マウントアダプタ設定 ⇒ レンズ登録

レンズ1から4までは固定設定のため、レンズ5か6に登録する。
尚、焦点距離はレンズに記載されている数値を入力する。
実際の焦点距離は1.5倍になるため、このレンズ(45mm)では67.5mmになる。 

 

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レンズなしレリーズの設定。

メニュー ⇒ セットアップ ⇒ 操作ボタン・ダイヤル設定(1/2) ⇒レンズなしレリーズ

ON(有効)に設定する。

 

 

注意点

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このマウントアダプタはフォーカスリングの外径が大きく、ボディの底面から2〜3mm飛び出している。

 

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また、カメラのマウント面に接するリングも外径がやや大きい。

 

このため、ボディ底面に被さるタイプのカメラベースやクイックシュー、ボディケース類が干渉する恐れがある。

 

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愛用のJ.B. Camera Designs製グリップ付きカメラベースも僅かに干渉して削れてしまった。
まぁ、マウントアダプタに隠れて見えなくなるので気にしなきゃ気にならないけれども。 

 

 

 

試し撮り

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右下の撮影情報には焦点距離の換算値(67.5mm)が表示されているが小数点以下が四捨五入されている。
また、絞り値がレンズから伝わらないため「1」固定になる。 

フォーカスリングの動きがとにかく滑らかで小指一本でも難無く回せるほど。
粘りも程良くて、以前E-M1で使っていたNOKTONと比べてもけして見劣りしない…というと少々言い過ぎだろうか(^^)
(via;[E-M1] 念願のマニュアルレンズを手に入れた♪ … NOKTON 25mm F0.95

他のCONTAX Gレンズも欲しくなるね。
とはいえ、このマウントアダプタは着脱(噛み合わせ調整含む)の手間が掛かり、レンズ毎に専属品が欲しくなるので、レンズと合わせるとそう簡単には買い足せないけれども。