通勤用バックパックの補修

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通勤で使用しているのはノースフェイスのスクエア・バックパック「BITE SLIM」。
この製品は今も販売されているロングセラーで、これまでに何度か代替わりしている。
自分が使っている物は2015年の秋に購入した2世代目か3世代目のモデル。
中国(上海、南京)への出張にも持参し、ホテルと通勤先への「通勤」や休日の観光地巡りでも活躍してくれた。

薄マチな上に内部が縦に仕切られているため、厚みがある物を入れるには向かないが、ノートPCやタブレット、書類、書籍などを仕分けて入れるには非常に使い勝手が良い。
また、撥水性の高い表面素材が使われていて、多少の雨どころか傘が大して役に立たないような大雨の中を一時間歩いても内部への染み込みは一切無かった…止水ジッパーでは無いにも関わらず。

そんなこんなで特に気を遣わず長年使い続けてきた結果、表面に擦り切れたりひび割れた箇所が出てきた。
数年前に一度補修したが、今はその補修した部分もまた傷んできている。
その他、たとえば、全体的な縫製やジッパーなどは全く問題が無いので、これからも使い続けるため再度補修することにした。

 

 

現状

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パッと見は若干型崩れしているものの、特に問題無いように見えるが…。

 

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1cm超の亀裂、数年前にも補修したが補修シートも剥がれ掛けている状態。

 

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背中側の角は四ヶ所とも擦り切れていて、この写真の部分が最も軽症。

 

 

補修用シート

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前回使用した合皮製の補修シート。
やや厚みがあるが比較的伸びやすい素材のため貼り易く、バイクのシート補修などにも使えるほどの耐久性がある。
ただ、今回は使用した箇所が角(辺)だったこともあってか、粘着面(布テープ)と合皮面が剥がれてしまっていた。

 

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今回使用したナイロン製の補修シート。
こちらは一面構造なので薄い。
上の合皮製補修シートと同じく艶無しの黒色なので、バッグとも合うだろう。

 

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合皮製補修シート(左)は裏面に1cmの方眼が記されていて切り出し易い。
ナイロン製補修シート(右)の裏面は無地。

 

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切り出した補修シート。
左の丸角四角形(二枚)は広い面、右のパックマン形(四枚)は角に使用する。

 

 

補修完了

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補修シートが薄いため亀裂の痕が分かるが、目立つほどでは無いだろう。
反対側にも同様に貼り付けておく。
ちなみに反対側は無傷だけど、片側だけ貼ると却って目立つため、両側同じ位置にダミーとして貼っている。

 

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四つの角にも貼り付ける。
このような部分は薄いシートの方が貼り易い。

 

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補修ではないが、冬場の手袋を嵌めた状態でも開け閉めし易いように、引き手(写真の他にもフロントポケットに一箇所)にパラコードのループを取り付けている。

 

 

エアメッシュパネル

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暑い季節には背中側に熱が籠もり、長く背負っていると酷く汗をかいてしまうため、バックパックの背中側にメッシュパネル(サイズM)を装着している。

 

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風を通す構造ではないため劇的に涼しくなるわけではないが、汗をかいた背中にバッグがベッタリ貼り付かなくなるため、不快感がかなり和らぐ。