中華製格安ハンディトランシーバ UV-K5 購入

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以前からTwitterなどで時々見掛けていた中国製の格安ハンディトランシーバー。
複数のメーカー/ブランドから様々な製品が出ている。
驚いたのは多機能で割りとしっかりした作りなのに、AliExpressなどの海外通販で全込数千円という安さ‥今は若干値上がりしているものの一時は二千円を切っていたとも。
また、(一部の製品だが)ユーザーレベルで結構弄れることも大きな特徴で、受信範囲の広帯域化やスペクトラムアナライザ表示、モード/ステップ/帯域幅などの追加・変更などを実装した個人作成のファームウェアも多種公開されている。
そうしたファームウェアに入れ替えることで送信機能を無効化し、多機能広帯域受信機として使えることも人気の理由だろう。

受信状況的には今一つな現環境だけども、価格の安さと弄る面白さを感じて先日AliExpressで購入してみた。
同じファームウェアを使用できる製品には「UV-K5 / UV-K5(8) / UV-K6 / UV-5R Plus」といったモデルが有るが、今回は(調べた範囲で)唯一迷彩モデルが有るUV-K5を選択。
UV-K5(8)とは外観デザイン(ディスプレイやスピーカー周り)が異なる程度で機能的な違いは無いとのこと。
UV-K6はUV-K5(8)との違いがよく判らない。(ショップによっては商品名に併記している。)

購入品

製品元箱

同じショップで本体の他に幾つか関連品を購入したので、全て本体の箱に同梱されていた。
包装自体は丁寧だったものの、クッション性の無いビニール袋を元箱の上から直接被せただけだったため若干の凹みが有るが、中身に影響が無ければ無問題。

本体と同梱品

本体の他には、ホイップアンテナ、ベルトクリップ、ハンドストラップ、USBケーブル、充電スタンド、取扱説明書(英文)。

同時購入品①(アンテナ 二種類)

本体のアンテナコネクタがSMA-Pで手持ちアンテナ(SMA-P/BNC-P)を使うには変換コネクタが必要になるため、そのまま装着出来るSMA-Jコネクタのアンテナを一緒に購入。
一本はミリタリー調のタクティカルアンテナ‥写真では途中で折り曲げており、伸ばした際の全長は約45cm。(適合周波数範囲は135~520MHzとの記載。)
もう一本はロッドアンテナ‥最短10.5cm~最長40cm。(適合周波数は144/430MHzとの記載。)
これらのアンテナは国内でもたまに見掛けるけれど少々割高なので、安価に買えるならついでに‥とね。

SMA-P⇔BNC-Jの変換アダプタを使えば手持ちのアンテナを活用出来る。
この変換アダプタは今回利用したショップでは扱っておらず、国内(ヤフオクなど)でも手頃な価格で購入出来るため購入を見送った。

同時購入品②(プログラミングケーブル)

ファームウェアの書き換えやメモリ登録/編集に欠かせないプログラミングケーブル。
付属のCDシングルには恐らくドライバーや関連アプリが収録されていると思われるが使用しない。

電源プラグ変換

充電スタンドのACプラグは海外仕様
変換プラグ(海外仕様⇒日本仕様)
プラグ変換完了

付属の充電スタンドは海外向けのACプラグ。
海外仕様のプラグを切り落として国内仕様のプラグに交換している事例を良く見掛ける。
UV-K5(8)では最初から国内仕様のACプラグが使われているケースも有るとか。(購入時に選択?)
幸いに手元に変換プラグが有ったので使用。

ファームウェア書き換え

カスタムファームウェア書き込み中

WEBOO.DEVさんが公開されているカスタムファームウェアに置き換えて、送信機能無効化/広帯域受信化/メニュー日本語化を適用した。
⇒『UV-K5シリーズ日本語&広帯域受信機化ファームウェア [uv-k5-firmware-rx-jp]』(WEBOO.DEV)
ファームウェアのダウンロードから実機への書き込みまで全てWebブラウザ上で出来るため非常に手軽。
尚、USB接続では自動認識(自動インストール)されて自身でのドライバ追加などは特に必要が無かった。

というわけで

バッテリーもデジタル迷彩(デザートパターン)。
他にウッドランド迷彩モデルが有る。
このカラーリングに合わせてタクティカルアンテナも購入した次第。

現住居では陸(鉄道)・海(国際VHF)・空(エアバンド)いずれも乏しく、IC-R30でも辛うじて空が稀に受信出来る程度で、FM放送も僅かに二局のみ。
実際に受信してみて‥想定通り(^^ゞ
ただ、珍しく受信出来たエアバンドはなかなか良好で音質的にも聴き易かった。
この機種ではAM音声が今一つという評価が多いので、これは想定外。