アンテナの補強とアンテナスタンド

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FT-818NDとセットで購入したアンテナ RHM8B はトランシーバー本体への装着がメーカー推奨されているが、最大全長178cm/重さ285gを支えるにはコネクタ(BNC)部分が少々頼りない。
FT-818NDの前面端子に装着するのは強度やバランス的に不安だし、後面端子に装着するとしてもBNCからM(UHF)への変換が必要。
調べてみると、BNC-J⇔M-P(UHF-P)変換コネクタを装着した状態で外部から覆う外骨格的に補強するパーツがサードパーティから出ていることを知り、早速購入しておいた。

また、後面端子にL型変換コネクタを介して接続した場合は、変換コネクタの個体差によってアンテナが左右方向に斜めになるし、FT-818NDの操作性を向上するためにスタンドを使って上向きにすると当然ながらアンテナも後ろに傾いてしまう。
それらを回避するために、アンテナスタンドを用意して外付けすることを考えた。

一部の部材がなかなか見つからずちょっと探したが、今日目出度く全て揃ったので早速組み上げてみた。

 

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RHM8B用BNC-M変換コネクタグリップ

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RHM8Bのコネクタ部分。
実際の強度は不明だけども、華奢な感じが否めない。

 

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購入したコネクタグリップ(shop6502)。

 

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RHM8Bのコネクタ部分にグリップを通しておき(グリップの窄まった方が上)、BNC-J⇔M-P(UHF-P)変換コネクタを装着する。
尚、変換コネクタには外径が異なる製品が有るが、太い物はカバーが装着出来ないため、本グリップでは秋月電子で販売されている外径φ18mmの物が推奨されている。

 

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変換コネクタ装着後にグリップを下端まで下げて完了。
ガタつきが気になる場合は薄いシートなどを挟めばOK。
グリップを持って多少振ったくらいでは全く不安を感じない。

 

 

アンテナスタンド

詳細不明の三脚

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始まりはコレ。
たまたまヤフオク!を眺めていて見つけた物。
何か特殊なアンテナのオプション品らしいけれど、サイズとデザインが気に入って、即決価格も安かったため、何かに使えるだろうと落札しておいた。

脚の長さは約30cm、ベース部分の直径は約5.5cm。
材質はいずれも鉄では無く、アルミ…かな。

 

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ベース部分にネジ穴が開いていて、脚をネジ込んで組み立てる。
組み立てた時の高さは、ベース上面まで約16cm。

 

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上側は海外製のホイップアンテナで良く使われている(らしい)3/8インチネジ(FEMALE)。
RHM8Bを装着するためには、M-Jからこのネジ(MALE)に変換するコネクタが必要になるが…これがなかなか見つからなくて。

 

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下側は一般的なM-Jコネクタ。
各脚の間にはそれぞれラジアル(アース)を繋ぐためと思われる端子が装備されている。
自動車やバイクで用いられている平形端子が使えるかな。

 

変換コネクタ

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M-Jを3/8インチネジ(MALE)に変換するコネクタを探し回ったが、FEMALEに変換する物しか見当たらず。
やっと見つけたのがこのコネクタ…一見するとFEMALEへの変換用に見えるが…。

 

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3/8インチネジ(FEMALE)側を外すことが出来、外すとM-J⇔3/8インチネジ(MALE)になる。
最初に見つけたのは海外のショップだが、コネクタの単価が$6程度なのに対して送料・手数料が$60以上掛かるため却下。
その後、ヤフオク!で同等品を見つけて早速落札した。 ((単価は少し高いが、送料・手数料が掛からないので格安。)) 

 

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三脚ベースのコネクタに装着…うん良し!

 

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下側にはM-P(UHF-P)⇔BNC-J変換コネクタを装着。

 

アース接続

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3/8インチネジコネクタはホット側しか繋がっておらず、そのままではアンテナとトランシーバーのアース側が未接続になってしまう。
そのため、3/8インチネジ部分をバイパスするアース線を作った。

 

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上部のM-J(UHF-J)コネクタと三脚ベースを接続。
ベースと下部コネクタのアース側はネジ留めによって接続されている。

 

組み上がり

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いいね♪
RHM8Bのコネクタ部分が補強され、シンプルにまとまった。

 

分解状態

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これならアンテナケーブルやアース線を加えても小型三脚用のキャリングケースに収まりそうだ。
大きめの(縦が長い)バックパックなら無線機一式も含めてパッキング出来るかも。

 

 

FT-818ND側

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付属ホイップアンテナから外部アンテナへ繋ぎ替え。
後面端子は着脱がし難いし、消費電流が僅かに増す(切替リレー作動のため)というわけで、引き続き前面端子を使用。
手持ちのBNC(L型)中継コネクタを二段にして後ろ向きにしている。