Table of Contents
最近また通勤時にラジオ(TOKYO FM 80MHz)を聴くようになった。
使っているラジオはハンディトランシーバー(YAESU VX-8D)だけど、以前に比べるとなんとなく受信感度が今一つのような気がする。
自宅から自宅最寄り駅までの間で途切れるというか殆ど受信出来ず。
スケルチで切れているのもあるけれど、シグナルメーターの読みでも余りよろしくない。
装着しているアンテナはCOMETのSMA209…アマチュア無線(144/430MHz帯)用の物。
全長7cm程度と短く、軟らかいゴム外装のため折り曲げに強い。
ただ、曲げた際に妙な感触があるので経年劣化か疲労で内部の導体が断線仕掛かっているかもしれない。
ちなみに、このアンテナはVX-8Dと一緒に2010年頃の購入…もう十年選手だ。
組み合わせるBluetoothヘッドセットは今使っている物で三代目。
余談になるが、9年前の3.11の時もこのペアを通勤ラジオにしていた。
職場から自宅までの徒歩帰宅時に、FMラジオを聴きつつデュアルレシーブ機能で鉄道無線(東急東横線)をワッチしながら、東横線の線路沿いに歩いた覚えがある。
アンテナを長い物に換えれば受信感度が上がるのは当然のこと。
でも長いアンテナは持ち回り時に不便…しかも通勤時なので尚のこと。
ロッドアンテナにして徒歩時だけ伸ばすことも考えたが、手間が掛かる上に折れ曲がる恐れもある。
巻き尺戦術アンテナ
Amazonで何か良さそうなアンテナは無いか…と探していて見つけたのがコレ。
中華製のアマチュア無線(144/430MHz)用の格安アンテナ。
「巻き尺 戦術 アンテナ」という説明で様々なメーカー?ブランド?から多数出ている。
全長39cmのホイップアンテナとベルクロ(マジックテープ)ベルト。
軍用のブレードアンテナを模した形状…これが「戦術」の由来だろうか。
コネクタはBNC…VX-8DはSMAだけどFT-818でも使うかもしれないのでBNCを選択。
ベース部分は樹脂製だけど国内メーカー品と比べると素材/仕上げの格が低く、プラスチッキー感が高い。
尚、ワンポイントで入っている赤いラインは塗装や別部品ではなく輪ゴム。
ブレードとベースはネジで結合されている。
変換アダプタ
VX-8Dへ装着する際に使うBNC⇒SMA変換アダプタ。
ちょうど手持ちが有った。
アンテナにアダプタを装着。
スッキリとした一体感がある。
VX-8Dに装着した様子。
アダプタ下部の外寸とVX-8D側受け部内寸がほぼピッタリでこちらも一体感がある。
FM受信感度比較
自宅室内でTOKYO FMを受信。
SMA209でのシグナルレベルはS3程度…他のラジオと比べてもかなり低い。
巻き尺戦術アンテナに交換。
シグナルレベルはS7〜S9…立てるとS9まで上がるけれど、写真撮影で寝かせるとS7まで低下。
それでも格段に向上した。
伸ばしたまま(全長39cm)ではさすがに長いので持ち回りを想定して二つ折りにした状態。
このくらいの長さなら、バックパックのサイドポケットに入れて置いても邪魔にはならない。
シグナルレベルは伸ばした状態と同じくS7…但し、立てても特に変わらず。
更にコンパクトさを求めて三つ折りにしてみた。
シグナルレベルはS5…前のアンテナよりは向上するけど、ほぼ同等かな。
というわけで、二つ折り状態で使う事にしよう。
FT-818にも似合う♪
同じくミリタリーもどきなFT-818に装着…結構似合う(自画自賛
巻き尺アンテナ
商品説明に付いている「戦術」はタクティカルの意味、では「巻き尺」は…?
ブレードの質感(特に曲げ伸ばしした際)がコンベックス(金属製テープの巻き尺)にそっくりで、ちょっと調べてみたら実際にコンベックスを流用してブレードアンテナを作る記事が幾つか見つかった。
コンベックス
コンベックスのテープ(尺部分)を適当な長さで切り出して、凹面が内側になるように二つ折りにする。
切断した端の塗装を剥がして金属面を露出し、端子(ネジやコネクタ)を接続する。
全体を熱収縮チューブで覆って出来上がり。
今回購入したアンテナも被覆は熱収縮チューブだし、剥いてみたら中から巻き尺が出てきそうな気がする(^^ゞ