IC-705 … スタンドとフィールドガードちょっと弄り

【この記事の所要時間: 314秒】

IC-705に装着したフィールドガードは、操作部分(ダイヤルやボタン)の保護のため上部と左右が出っ張っている。
上部の出っ張りは庇として外光を遮って見やすくするというメリットが有るが、反面、低い位置に置いた場合、上からの視認性が下がるというデメリットも有る。
それなら角度を付けて少し上向きにすれば良い。
IC-705の底面には三脚用のネジ穴が有るので、小型の三脚を使うとか。
但し、安定性を考えれば脚の長さや開脚角度が大きい方が良いが、常用する際に少々嵩張る。

以前、Twitterで見かけた投稿を思い出した。
雲台(カメラと三脚の間に装着して、カメラの向きや角度を容易に変えて固定する物)の流用。
これなら良さそうだ。

フィールドガードの固定ネジを交換

その前に、フィールドガードでちょっと気になっていた点の対処。

フィールドガードに付属しているネジ(M4×8mm)は皿ネジ。
このタイプのネジは本来使う対象にザグリ(すり鉢状に削る)が施されていて、締め込むとネジの頭が埋まって出っ張りがほぼ無くなるのだが、フィールドガードは鉄板が薄いこともあってかザグリが無く、締め込んでも頭が結構出てしまう。
また、出っ張った部分の縁が鋭角なので引っ掛かり易い。
雲台の接する面がネジの頭に被るため、このままでは浮きが大きく安定性が悪い。

手持ちを探すとちょうど良いネジが有った。(写真右下は付属の皿ネジ。)
極低頭ネジという種類で、頭の部分が薄い円盤状になっていて、出っ張りがかなり抑えられる。
サイズは同じM4×8mm。

付属品はプラスネジだが、この極低頭ネジは六角レンチが必要。
そう頻繁に着脱する物では無いので問題なし。
出っ張りが少なくなり(写真では僅かな差だけど実感的にはかなり違う)、出っ張った部分の縁も滑らかなので引っ掛かりにくい。
これなら雲台の装着にも影響しないだろう。

スタンド(雲台)

購入した雲台。
角度調整は大きめのツマミ(鮮やかな赤色がオシャレ)で、工具を使わず指で操作出来る。
アルミ合金製で、サイズは折り畳んだ状態で10.6× 9.0×2.4cm(出っ張り部分を除く)/388g。
耐荷重は最大3.5kg。
カメラ装着用のネジは1/4インチ。
滑り止めのゴムシートが貼り付けられている。

四隅の滑り止めゴムシートは鮮やかな赤色。
三脚への取り付け用ネジ穴は1/4インチと3/8インチに対応している。

前後の2軸でZ型に展開出来る。
この構造がスタンド的な用途にピッタリ。
ベース部分が大きくガッシリしているので安定性も良さそうだ。

角度調整部分には噛合いが有り、しっかり固定される。

カメラ装着ネジは径が大きく手でも回しやすいが、折り畳んだ状態で着脱する場合や強固に固定したい場合には工具(六角レンチ)を使用することも出来る。

角度調整のツマミを、ベース部分にねじ込まれている未使用ボルトに交換することも可能。
対応する六角レンチも付属している。

IC-705に装着。
フィールドガードの固定ネジ(交換済)との干渉は滑り止めゴムシートで抑えられている。

写真では分かりにくいけれど、雲台の奥行とフィールドガードの奥行がほとんど同じなため、一体感が有る。
中央に見えているネジ(六角)はカメラ(この場合はIC-705)固定用のネジ。

極低頭 キャップボルト M4×8mm
created by Rinker
Andoer Z型 折り畳み式 自由雲台
created by Rinker