[Raspberry Pi] 電子工作セット

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【この記事の所要時間: 312秒】

先日組み上げたラズベリーパイ(以下、ラズパイと略)四号機では、簡単なものだけど初めてハードウェアとソフトウェアを自作した。

ハードウェアは、簡単とはいえ間違えればラズパイや接続するモジュールの破損を招く恐れが有るし、実際に四号機の製作ではRTCモジュールを一つダメにしている。
(恐らく何度か抜き差しした際に誤装着して逆電圧を掛けるなどしたのではないかと推察。)
また、従来のハンダ付けでは修正の手間が掛かるし、基板やパーツへの影響を考えると試行錯誤の限度も有る。
今回は非常に簡単な回路(とも言い難いレベル)だったが、以前ラズパイでの電子工作の勉強用に購入していた電子工作キットを使用して事前にチェックをした。

四号機の回路を再現

この記事を書くにあたって、四号機でチェックしていた時の回路を再現してみた。
タクトスイッチが二個(シャットダウン用、OLED表示用)、I2C接続モジュールが二個(RTC、OLED)という非常にシンプルな構成。
ちなみに、RTCは四号機で使用している物とは異なるが、基本的な仕様は同等。

揃えた物

電子工作キット(左上)、ジャンパワイヤーセット(右上)、RABホルダー(下)
電子工作キット

最初に購入したのが、この電子工作キット。
ハンダ付け不要で回路を作成出来るブレッドボードや、ラズパイのGPIOコネクタを延長するケーブル/コネクタ、各種パーツ(LED、抵抗、センサー、モーター、サーボ、スイッチ、ジョイスティック、LCD、等など)、ジャンパーワイヤ、がセットになった物。
Amazonを見ると複数のメーカー(ブランド)からパーツ構成が異なる様々なキットが有るが、このメーカー(SunFounder)は特にWebドキュメントが充実していることから選んだ。
Webドキュメントは日本語に完全対応しており、事例毎に回路図と実体配線図、CとPythonによるソースコード(ダウンロード可)と詳細な動作内容、が解説されている。
先日組み上げたロボットカー(PiCar-X)も同じメーカーで、こちらは未だ日本語対応していなくて英語だけど、大変判りやすいWebドキュメントが用意されている。

RABホルダー

ラズパイとブレッドボードを繋ぐ延長ケーブルは幅広のリボンタイプで結構腰が強いため、安定して置けるトレイの様な物が無いか…と探して見つけたのがこのRABホルダー。
単体でも売られているが、ブレッドボード(サイズが大きい方)とGPIO延長ケーブルが付属している物を購入。
ラズパイの他にArduino(Mega 2560/Uno)にも対応しており右上が装着スペースになっているが、そこに小さなサイズのブレッドボードを取り付けた。

Raspberry Pi 3B+

使用しているのはラズパイ3B+。
ほぼ全体を蔽うアルミ製ケース(ファンレス)を装着し、ジャンパーワイヤやパーツをうっかり落としてもショートなど起こし難いように保護している。

ジャンパーワイヤ

ジャンパーワイヤは電子工作キットの付属品に加えて追加で購入した物も有って嵩張るようになってきたため、市販のケースにまとめて収納。
結構絡むので、広くて浅いタイプのケースの方が良いかも。