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LCT VZK-MSUの記事で『ブログ未公開の電動ガンとガスガンそれぞれ一丁ずつのみ手元に残した』と記した中のガスガンがこのAction Army AAP-01 Assassin。
この銃自体は以前から見知っていたけれども、樹脂感満載で玩具っぽい外観から食指が伸びることは無かった。
(他に、十年以上前に組み上げたスチールスライド/スチールアウターバレルのマルイGlock17 Gen3も手元に残しているものの、こちらは現状では完全に不動の文鎮なためトイガンという枠から外している。)
暫くして、久しぶりに何かトイガンのカスタマイズをしたい…と思い始めた時にちょうど登場したのがコンパクトモデルの「AAP-01C」。
ふと興味が出て調べてみると、カスタマイズパーツが実に豊富・カスタマイズの難易度がかなり低い構造・本体もパーツも価格が手頃(値頃)・動作自体も安定していて高評価…と俄然興味が出てきた。
動作自体の評価が高いのなら外観は自分好みにカスタマイズすればいい。
カスタム前提ということでノーマルモデルを購入し、一年程掛けてカスタマイズした次第。
カスタマイズ
もはやオリジナルパーツはロワレシーバー(グリップレシーバー)とセフティロック、ボルトキャッチ(スライドストップ)、ネジやスプリング(一部)などの小物類だけ…というくらいに外装/内装(機構)を弄っている。
それほど豊富なカスタムパーツが純正/サードパーティから出ていることも驚きながら、組み込みに際してはほぼポン付けだった。
一部(ハンマーユニット)で組み込みにやや力が必要な箇所が有ったものの、少なくとも切ったり削ったり拡げたり曲げたり等の加工は一切無く、組み込み後の擦り合わせもほぼ不要で調整(ホップ、サイト、トリガー)も何度か試射をした程度。
尚、AAP-01のカスタムパーツは『ミリタリーショップ プラウダ』が実に多種多様の品揃えで、一部には同店オリジナルのパーツもある。
LCT AKの純正パーツやオプション品の品揃えも良し。
アッパーレシーバー
本体の購入とカスタマイズを決めたのは、当時発売されていたコンバージョンキットの中で一目惚れに近いほど気に入ったのに廃番かと思われるほど品切れ続きだったこの「Black Mamba Conversion Kit」(アルミCNC製アッパーレシーバーキット/模様入りタイプ)の新品在庫を格安で見つけたこと。
今は多少在庫が復活したのか国内のショップでもチラホラ見掛けるけれど、値上がりかプレミア価格なのか自分が購入した際の二倍近くになってしまっている。
マズルブレーキ(コンペンセイター)を取り外すとM14逆ネジのサイレンサーアタッチメントになっていて、サイレンサー/サプレッサーやハイダー、トレーサー等を装着出来る。
上下に20mmレイルが有り拡張性が高いのも良し。
この銃(AAP-01)には他にもSMG風やアサルトライフル風のコンバージョンキットが出ていて、様々なドレスアップが楽しめる。
Action Army | アルミCNC BLACK MAMBA アッパーレシーバー Kit-A |
トリガー/サムストッパー/マガジンキャッチ
トリガーは引き代を調整出来、暴発しない程度にハンマーが落ちる寸前まで詰めている。
また、アッパーレシーバーのメタル化や光学機器の装着で重量が増したため、構えた際の安定性を高めるためにサムストッパーを装着した。
マガジンにバンパーを装着したことでマグウェルと僅かに干渉するようになり、ややキツくなった着脱を容易且つ確実にするため、マガジンキャッチを純正品から交換。
TTI Airsoft | アルミCNC アジャスタブルタクティカルトリガー -Black- |
Action Army | アルミCNC サムストッパー -Black- |
Action Army | アルミCNC ロングアンビマガジンキャッチ -Black- |
グリップスリーブ/マガジンバンパー
グリップスリーブはGlock17にも装着していてフィンガーチャネルとグリップ左右の張り出しでグリップ感が非常に気に入っているHOGUEのGlock用を装着。
また、握った際に小指のホールド性が良く、且つ、マガジンの差し込みがし易いようにマグウェルも合わせて装着している。
更に、マガジン(の内一本)には、これもGlock17で使用感の良かったマガジンバンパーを装着したが、マグウェルとの干渉でマガジンキャッチが少々掛かり難くなって、マガジンキャッチを純正品から交換したのは前述の通り。
HOGUE | ユニバーサル・グリップスリーブ 17000 (グロック用) |
Action Army | アルミCNC マグウェル -Black- |
MAGPUL PTS | マグバンパー (グロック用) |
チャージングリング/クイックセレクタースイッチ
AAP-01にはいわゆる「スライド」が無く、ボルトを引いてハンマーを起こす。
ノーマルではボルト後部を左右から指で摘んで引くが、指を掛ける部分(上の写真でチャージングリングが嵌っている、左右の突起部分)がやや小さいため、しっかり確実に引けるようにリング状のチャージングハンドルを装着した。
また、セミオート/フルオートの切り替えはボルトを引いた状態で裏(下)から内部の小さなレバーを操作する必要が有り少々手間が掛かるので、ボルトを引かなくても容易に切り替えられるセレクタースイッチを装着している。
TTI Airsoft | アルミ チャージングリング /クイックセレクタースイッチ-Black- |
機構部分
安定性と耐久性、射出精度の向上を目標にほぼ全てのパーツを交換した。
Action Army | アルミCNC 精密HOPチャンバー |
Action Army | 精密HOPチャンバー用 無段階調整方式変更Oリング |
GUARDER | スティールトリガーレバー(マルイ Glock18C用) |
GUARDER | トリガーバースプリング(エンハンスド スプリングセット グロック用) |
COWCOW | 超超ジュラルミンCNC ウルトラライトウェイト ブローバックユニット -Black- |
COWCOW | アルミCNC リコイルスプリングガイド -Black |
COWCOW | スプリングガイド用3mmバッファープレート(1枚) |
COWCOW | 強化プラスチック ローディングノズル |
COWCOW | 強化ピストンヘッド |
COWCOW | 200%ローディングノズルスプリング |
COWCOW | 超超ジュラルミンCNC ノズルブロック |
COWCOW | 超超ジュラルミンCNC アッパーロック -Black- |
COWCOW | 超超ジュラルミンCNC セレクタープレート |
COWCOW | ステンレスCNC ハンマーハウジング |
COWCOW | ステンレスCNC ハンマーセット |
COWCOW | ステンレスCNC オートシア/スプリング |
COWCOW | 超超ジュラルミン トリガーハウジング -SILVER- |
COWCOW | ステンレス 強化ピンセット -Black- |
PRAVDA | ステンレスCNC ノッカーロック |
MapleLeaf | AAP01/Assassin用クレイジージェットインナーバレル -131mm- |
MapleLeaf | DECEPTICONS (DELTA) メタルリング HOPパッキン -60˚- ※メタルリング不使用 |
ドットサイト/フロントサイト
純正オプションのマウントベースを介してRMRタイプのオープンドットサイトを搭載した。
レンズはやや青み掛かっているものの実際に使う分には全く影響無く、また輝度調整やドット調整(ゼロイン)も問題なく行えている。
マウントベースを装着するにはコンバージョンキット付属のリアサイトを取り外す必要が有るが、マウントベースの後端にはリアサイト(凹型)が有るためバックアップサイトとしても使える。
マウントベース付属のフロントサイトはリアサイトに合わせた高さで、コンバージョンキット付属品に比べてやや背が高い。
Action Army | スティール RMRリアマウント&スティールフロントサイト |
NB | RMRタイプ オープンドットサイト |
フラッシュライト/レーザーサイト
十数年前に購入した実銃用のフラッシュライト/レーザーサイト。
構えた際に左手の支え(人差し指…親指はサムストッパーへ)としても良し。
STREAMLIGHT | TLR-2 |
弾速計機能付きトレーサー
今まで使ったことが無い蓄光BB弾を使ってみたい…とトレーサーを調べていると、弾速計機能を持った製品を見つけた。
Bluetoothでスマホと接続して測定出来、ハンドガンにも合うショートタイプ…早速購入。
初めて撃った蓄光BB弾は実に愉しい…明るい室内でも結構見えるし、レーザーサイトを使うとレーザーの赤色の点が示している箇所に吸い込まれるように緑色の線が伸びていく(蓄光BB弾は緑色を使用)。
室内が暗いと周囲を薄っすら照らすほどの光量が有り、ターゲットボックス内でも暫く灯り続けている。
弾速計としては、一般的な弾速計のように測定口との角度や距離で不安定になったりすることなく、ワイヤレスなので普通に撃ちながら測定出来る。
ただ、マズル部分のパーツを標準の樹脂製から付属オプションのアルミ製に交換していると電波の通りが悪くなり、スマホとの距離は1mほどが限度。
スローペースのセミオートでこの初速の低下はちょっと大きい気がする。
マガジンを特に温めなかったことと(室温同等)、結構使い続けたマガジンでヘタリが無きにしも非ず。
ACE TECH | Lighter BT トレーサー 弾速計機能 -Black Flat- |
ケース
汎用のハードガンケース(ミリタリーベース 10L/43×25×9.5cm)を使用。
付属のスポンジブロックを刳り貫いて、銃本体(ドットサイト、フラッシュライト/レーザーサイト、バンパー付きマガジン)、予備マガジン、トレーサーを収納している。
写っているパッチ(ワッペン)は何となくイメージで攻殻機動隊の笑い男。
弄って楽しい・見て楽しい・撃って楽しい
上の写真では少し横にズレて写っているけれど、実際はリアサイト(マウントベース後端)とフロントサイトを合わせた状態で、6~7m先に標点にフロントサイトの上端とドット、レーザーの照射ポイントが合うように調整している。
レーザーで狙いを定めて蓄光BB弾を撃つと、まるでレーザービームを放っているような感覚になる。