リバーシブルUSB変換アダプタ

【この記事の所要時間: 346秒】

UMPC/Ultrabookの用途として期待しているのがIC-705(ポータブルトランシーバー)とのコンビでモバイルFT8運用。
あいにくIC-705は当初3月末の発売が大幅に遅れて、未だに発売日未定のままだけども、対になるPCの準備をしておきたい。
これには出先での写真弄り(現像、レタッチ)やブログ作成(記事執筆、投稿)としての用途も期待して。

そんなUMPC/Ultrabookで一点懸念しているのが…USB TypeAポート。
極一部の例外(例えばGPD MicroPC)を除くとほぼ上下逆に実装されている。

FT8運用の際に重要なのがPCの時刻の正確さ、そのためGPSレシーバーを接続して時刻補正するのがほぼ前提となっているのだが、USB TypeAポートが上下逆だとGPSレシーバーが裏返し(アンテナが下向き)になってしまい、衛星の補足性が低下するのではないか…という心配がある。
杞憂かもしれないけれど、屋内など条件が悪い場合を想定すると気になる。

いろいろ調べてみると上下どちら向きでも挿せるリバーシブルなUSB変換アダプタで出ていた様子。
過去形なのは既に販売終了になってしまい、ネットショップも調べた限りは在庫無し。
幸いにヤフオクで見つけて、入手することが出来た。

AINEX リバーシブルUSB変換アダプタ ADV-123WH

アイネックスのリバーシブルUSB変換アダプタ ADV-123WH

外観

一見すると普通の変換アダプタ…というかオス/メス変換しないので極短い延長プラグ。

メス側コネクタ

メス側は特に変わったところは無し。

オス側

だが、オス側はスペーサー(樹脂部分)が通常の物(右側)と比べて薄く、中央部分にしか入っていない。
このため、上下どちらの向きでも対向するメス側のスペーサーを避けて挿すことが出来る。
良いアイディアだが、薄い樹脂板なので耐久性が気になるところ。

GPD MicroPCの場合

GPD MicroPCのUSBポート

GPD MicroPCのUSB TypeAポートは上下が逆になっていない。
UMPCとしては稀有な存在かも。

MicroPCにGPSレシーバーを装着

GPSレシーバーを装着すると上下が正しい向きになる。

GPD P2 Max(想定)の場合

MicroPCを使えばUSBポートの向きに悩まなくても良いじゃないか…。
確かにそのとおりなんだけど、ブログの執筆・投稿程度なら文字入力がやや大変だけどもなんとかこなせるとはいえ、写真弄りやFT8運用となるとやはりCPUパワーや画面の狭さ(物理サイズ、解像度)がネックになる。

また、現在帰省などで持ち回っているMacBookPro/13が少々重くて嵩張るように感じてきたため、小型軽量なUMPC/Ultrabookに置き換えたいという気持ちもあり、GPD P2 Maxの購入(自分への誕生プレゼント)を決定。

そのP2 MaxのUSB TypeAポートも残念ながら上下逆向き。
それで今回この変換アダプタを探して入手した次第。

P2 MaxのUSBポートを想定してみる

まだ購入前なので手持ちのUSBハブを使った想定写真。
このようにUSB TypeAポートは上下逆。
ちなみにP2 MaxのUSBポートは、右側面にUSB-CとTypeAが一つずつ、左側面にTypeAが一つ。

GPSレシーバーを挿すと裏返し

なので、GPSレシーバーは裏返しでアンテナも下向き。

変換アダプタを装着

変換アダプタを介して装着すると上下が正しい向きになるが、結構突出するので取り回しに要注意。

サイズ比較

サイズ的にはほぼ同じ…ということは倍の長さになる。
10cm程度の短い変換ケーブルが有れば、そちらのほうが使い勝手は良いかも。
というか…ケーブル接続タイプのGPSレシーバーにすれば解決じゃないか。